パティシエ ブランジェ ニュース 在校生の声 在校生の声 vol.2 豊橋調理製菓専門学校 洋菓子実習の様子をレポートします 今回は洋菓子の実習風景をお送りします。 この日作ったのは、 『 サンマルク』 というケーキになります。皆さん ご 存 知で す か?簡 単に 言うと、 2種類のクリームをカラメリゼした 固めのス ポンジ 生 地 で 挟 ん だ、 とても香ばしいケーキです。ポイ ントはこの難しいカラメリゼを上 手にできるかどうか。こんな 凝 ったケーキは自宅ではなかなか 作れません。製 菓のプロを養 成 する学校ならではの、メニューで した。皆さん、本 格的なケーキを 作ってみませんか? 地元の特産物を利用したレシピを考える目的で、 JA豊橋柿部 会協賛の『次郎柿フード・スウィーツコンテスト』が学内で開催 されました。調理科も製菓衛生師科もそ れぞれ出品し、各賞が決まります。1人で 一つの作品をゼロから考え、作り、競争す るという経験は必ず今 後生きてくると思 います。 和菓子や洋菓子、色々なスタイルのスウ ィーツが出来上がりました。最優秀の作品 は、協力頂いている「コスタリカ」さんで実 際に限定メニューとして販売されました。 このように地 元と 密 着し た 形 で、 自 分の腕を磨けるカ リキュラムを用意 しております。 最優秀賞の受賞作品です 製菓衛生師本科 2 年 山口亜裕美 校舎や設 備が新しく、綺麗でとても学びやすい環境だと思い入 学したんですが、天気のいい日は大きな窓から、たくさん日の光が入 り、気 持ちよく授業が受けられます。それに実習の時間が多いので、 理屈じゃなく、体で技術を習得できている気がします。 私の将来の夢は、 「 子供のために健康で安全なケーキやお菓子、 料理ができるお嫁さん」なんですが、製菓のコースだけど、調理も学 べる学校なので、 自分にとっては学ぶことがたくさんあり、 とても充 実しています。 また、洋菓子技 術コンテストに出場したり、東京で行 われる全国規模のケーキショーを見学に行ったりと、 自分と同じ立場 の学生やプロとして活躍されているパティシエの方の作品を観る機 会を通して、 自分の今の実力をしっかりと確認でき、更に新しい技術 を身につける刺激を受けました。 2 年生の夏には、製菓衛生師の国家試験にチャレンジし、見事合 格することができました。学校で行われる試験対策はとても大変で したが、良い結果がでてとても嬉しかったです。免許をもらったこと で満足せず、今後も技術の伴った製菓衛生師として、 自分の夢がい つか叶うように頑張っていきたいと思っています。 私の洋菓子修行 河合秀矩 豊橋調理製菓専門学校講師 ㈳愛知県洋菓子協会会長 マッターホーン 昭和 39 年高校 3 年生の夏、私は叔父の勧めで大学進学を辞め、 翌年の卒業と同時に東京の 『マッターホーン』 でお世話になり、洋菓子の 道に入りました。当初は仕事をマスターするため無我夢中で働きました。 3 年が経過した頃、進学した友人たちが就職の話をするようになり、彼 らに負けないためにもどのような道を選んだら良いのか?ということを 考え、 ヨーロッパへ修業に行く道を選びました。 決断後 1 年余りをフランス語の習得や色々な準備に費やしました。 スイスのバーゼル市にコパという洋菓子学校があり、 日本人の先輩が 卒業していることを知り、入学を決めました。 44 年から1年間その学校で学び、アルバイトもしました。卒業後、 バーゼル市のキンゲン、 フランスミュールーズ市のカプリスという洋菓 子店でそれぞれ約 1年程働きました。その後帰国を前に青春しようと思 い、半年ほどヨーロッパ1人旅を計画、実行しました。3か月のユーレイル パスを購入し、軍資金が 尽きるまで 悲喜こもごもの旅を楽しみました。 帰国後は、一人前の洋菓子職人とし て後輩や依 頼を受けたお店の指導 も積 極的にやり、更に一生懸命働き ました。 昭和 49 年 11月27 歳の時に豊橋で 洋菓子店『マッターホーン』 を開店さ せ、現在に至ります。 豊橋調理製菓専門学校
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