飛騨市第二次総合計画 後期基本計画 (平成 27 年度~31 年度) 岐阜県飛騨市 2 ( 目 次 ) ・飛騨市第二次総合計画後期基本計画策定にあたり … 5 (1)飛騨市発展に向けた着実なステップアップ … 7 (2)第二次総合計画前期基本計画が果たした役割と成果 … 11 (3)第二次総合計画前期基本計画の反省点 … 14 … 16 ・第一章 1. 2. 第二次総合計画前期基本計画の総括と後期基本計画の基本的方向性 これまでの経緯 新たな課題の解決に向けて (1)後期基本計画の概要 (2)後期基本計画における重点的取り組み ① 人口減少・少子化対策 … 17 ② 地域・組織・産業の活性化 … 21 ③ シルバー世代の生きがいと自律 … 26 (3)まち・ひと・しごと創生総合戦略との整合 … 27 (4)第二次総合計画後期計画の施策体系 … 28 ①-1 子育て支援の充実 … 30 ①-2 学校教育の充実(学ぶ・関わる) … 38 ①-2 学校教育の充実(鍛える) … 42 ①-2 学校教育の充実(教育環境の充実) … 44 ・第二章 課題解決に向けた具体的取り組み(後期基本計画) 基本方針 1 すこやかな保育・教育の実践(安心して子育てのできるまち) ①子どもたちがすこやかに育つために 基本方針 2 医療と福祉の充実(一人ひとりが健康づくりに取り組むまち) ②健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-1 健康づくりの推進 … 47 ②-2 生涯学習の推進 … 52 ②-3 生涯スポーツの推進 … 55 ②-4 地域福祉活動の推進 … 58 ②-5 障がい者(児)福祉の充実 … 61 ②-6 ひとり親家庭の福祉の充実 … 64 ②-7 高齢者福祉の充実 … 67 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 3 ③安定した地域医療を提供するために ③-1 基本方針 3 地域医療体制の確保・充実 … 73 地域経済の安定と発展(地域資源・文化を活かしたまち) ④経済の活性化のために ④-1 農林水産業の振興(農業) … 79 ④-1 農林水産業の振興(畜産業) … 85 ④-1 農林水産業の振興(林業) … 89 ④-1 農林水産業の振興(水産業) … 94 ④-2 商工業の振興 … 96 ④-3 観光業の振興 … 101 ④-4 指定管理施設(観光・商工関連)の有効活用 … 106 ④-5 雇用の場の確保 … 109 ⑤地域の維持・活性化のために ⑤-1 移住・交流の推進 … 113 ⑤-2 協働とコミュニティの推進 … 116 ⑤-3 地域資源の活用 … 119 ⑤-4 文化活動の振興 … 124 ⑤-5 文化財の保護 … 128 基本方針 4 豊かな自然環境の持続(環境への負担軽減に取り組むまち) ⑥自然環境・生活環境を守るために ⑥-1 農地・森林等の保全 … 131 ⑥-2 循環型社会・環境保全対策の推進 … 135 基本方針 5 安定した暮らしの実践(社会不安・災害に負けないまち) ⑦社会資本の充実のために ⑦-1 総合的な交通体系の充実 … 141 ⑦-2 安定・良質な水の供給 … 145 ⑦-3 住宅・住環境の充実 … 147 ⑦-4 情報化の充実 … 151 ⑦-5 土地利用の推進 … 154 ⑧安全で快適なまちづくりのために ⑧-1 治山・治水、急傾斜地対策 … 156 ⑧-2 防災対策の充実 … 159 ⑧-3 消防・救急体制の充実(常備消防) … 161 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 4 ⑧-3 消防・救急体制の充実(消防団) … 166 ⑧-4 交通手段の充実 … 169 ⑧-5 交通安全・防犯対策の推進 … 171 基本方針 6 行政の意識改革の推進(ともに手をたずさえあった温かいまち) ⑨市民本位の行政とするために ⑨-1 財政運営の健全化 … 174 ⑨-2 行政運営の効率化 … 177 ⑨-3 職員の資質向上 … 180 ⑨-4 広報・広聴活動の充実 … 182 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 5 飛騨市第二次総合計画後期基本計画策定にあたり 飛騨市は、急激に変化する社会情勢に対応すべく、第一次総合計画・後期基本計画(平成 22 年度~26 年度)の策定に代え、平成 21 年度に新たな基本構想を含めた飛騨市第二次総合計画(平 成 22 年度~31 年度)を策定しました。その中で、各 4 町選出の有識者で組織される総合計画 審議会委員の貴重なご意見を頂戴しながら、飛騨市が目指す将来像と理念を「市民がいつまでも 安心して暮らせるまち」と定めました。 折しも、計画策定を行った平成 21 年度は「100 年に一度の大不況」と言われる厳しい時代の 真っ只中にあったため、限られた財源を豊かな市民生活のためにどう使うか、という考え方のも てら と、再度地方公共団体の責務という原点に立ち返り、奇を衒うのではなく「生活重視」のまちづ くりに専念することに主眼を置いた基本計画としました。 しかし、近年の社会情勢及び全国の自治体の状況を見ると、これまでの景気の伸び悩みなど経 済状況に関する問題に代わり、 「人口減少」が大きく問題視され、このことは、平成 26 年 5 月 8 日に日本創生会議・人口減少問題検討分科会の発表(増田レポート)により、自治体が抱える共 通した問題へと大きくクローズアップされる結果となりました。 人口の減少は、働き手が減少することによる地域産業の衰退、税収の減少につながるばかりで なく、飛騨市の大きな魅力である古い街並みや祭・催事、生活の中に今なお残る昔ながらの知恵 や文化、豊かな暮らしが失われることにもつながる大きな問題です。 こうした背景を踏まえ、国は平成 26 年度から「まち・ひと・しごと創生」に関する取り組み を本格化させました。 「人口減少への対応は、 『待ったなし』の課題」とするとともに、日本が目 指すべき将来の方向の一つとして地方創生を挙げ、地方創生が目指すのは「地域に住む人々が、 自らの地域の未来に希望を持ち、個性豊かで潤いのある生活を送ることができる地域社会を形成 することである」としています。 そのために、まずは行政として実施できる限りの手を尽くして人口減少対策に取り組むことが 重要です。また、飛騨市には私たちの身近にありながら、その価値に気付いていない多くの資源 があるため、そうした資源をうまく活用し、地域に人、モノ、お金が動く仕組みを作らなければ なりません。国も、まち・ひと・しごと創生長期ビジョンの中で「地方創生のためには、地方自 らが地域資源を掘り起こし、それらを活用する取り組みや、外部人材を取り込むことによる新た な視点からの活性化が必要である」としています。 今後は、私たちが地域の資源を再認識するとともに、飛騨市ならではの地域特性を活かしつつ、 主体性を持って新たな取り組みにチャレンジすることが求められているのです。 今回、策定する第二次総合計画後期基本計画(平成 27 年度~31 年度)では、こうした背景を 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 6 踏まえ、基本構想で定めた市民の「生活重視」という基本理念は踏襲しながらも、人口減少対策 や地域経済の発展に資する独自性の高い取り組みを計画し、今後、毎年検証と改善を重ねながら 取り組みを進めてまいります。 市民の皆さまには、引き続き「市民がいつまでも安心して暮らせるまち」実現に向け、ご協力 をいただきますようお願いします。 平成 27 年 3 月 飛騨市長 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 井 上 久 則 7 第一章 第二次総合計画前期基本計画の総括と 後期基本計画の基本的方向性 1.これまでの経緯 (1)飛騨市発展に向けた着実なステップアップ ① 現状課題の把握 - 第一次政策総点検(平成 20 年度) - 人口減少社会の到来、先行き不透明な経済状況など、地方を取り巻く環境は一層厳しさを増し ているため、全国の自治体はさまざまな手法により地域の活性化を図ろうと努力しています。 飛騨市も、市の将来が市民にとってより良いものとなるために何が必要かを考えた結果、まず は市が実施している様々な政策や事業について点検・評価を行い、市民の声を聞きながらその方 向性について確認するとともに、市政の課題を明確にし、市民と共有することが重要との考えか ら、平成 20 年度に「第一次政策総点検」を実施しました。 総点検では、点検の結果を飛騨市の未来につなげることを念頭に、152 に及ぶ市の取り組みを 市民とともに検証し、市民意識と行政職員意識との間に格差があること、これまで以上に市民の 声に耳を傾けることが重要であること、積極的な情報公開により一層の透明性確保が必要である ことなどの課題が明確となりました。しかし、それらにも増して市の最大の課題として浮き彫り になったのは危機的な財政状況でした。 政策総点検の中で行われた長期財政見通しは、市がこのままの財政運営を続ければ、市の形式 収支は数年で赤字に陥り、財政調整基金等で補うとしても、それも数年で枯渇してしまうという 衝撃的な予測でした。そこで市は、 「市民共同の家計である財政」を市民生活本位の事業に集中 して投資することを決め、このあと策定する「第二次行政改革大綱」及び「第二次総合計画」に 反映させることとしました。 こうして飛騨市は、 「第一次政策総点検」により、より良い未来実現に向けてのスタートをき りました。 ② 安定した市政運営に必要な土台を築く - 第二次行政改革(平成 21~25 年度) - 市は、第一次政策総点検で明らかになった厳しい財政状況を受け、平成 21 年度に基本目標を 「財政健全化」とする第二次行政改革大綱の策定に取り組みました。基本目標を「財政健全化」 とした理由は、飛騨市の将来像についてどんなに素晴らしい夢を描いても、その基盤に健全な財 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 8 政運営がなければ、それは単なる夢で終わってしまうと考えたからです。このような意味から、 第二次行政改革は、市が今後実施しなければならない重要課題の解決や、地域の活性化に向けた 様々な取り組みの土台作りとも位置付けられるものです。 また、第二次行政改革の中で市は、今実施しなければならないことの第一として政策転換を掲 げ、危機的な財政状況の中、それまで地域活性化施設やイベントなどに集中投資されていた政策 を、学校・保育園の耐震化やごみ処理施設の改築など、市民生活にどうしても必要な事業に投資 する市民生活重視型の政策へと転換することとしました。 そのような方針の下で策定された第二次行政改革大綱では、全 122 項目の具体的改革を実施す ることとするアクションプランを作成し、市民と共有するとともに、毎年進捗状況を確認しなが ら厳しい改革を実行しました。 ③ 安定した土台の上に飛騨市の未来を描く - 第二次総合計画(平成 22~31 年度)・前期基本計画(平成 22~26 年度) - 飛騨市は、市政運営の根幹である 健全な財政運営を目指す第二次行 政改革に取り組みながら、急激に変 化する社会情勢に対応すべく、第一 次総合計画・後期基本計画(平成 22 年度~26 年度)の策定に代え、新た な基本構想を含めた飛騨市第二次 総合計画(平成 22 年度~31 年度) 並びに前期基本計画(平成 22 年度 ~26 年度)を策定しました。その中 では、各 4 町選出の有識者で組織さ れる総合計画審議会委員の貴重な ご意見を頂戴しながら、飛騨市が目 指す将来像と理念を「市民がいつま でも安心して暮らせるまち」と定め ました。 計画では、6つの基本方針に基づ き、9つの基本計画及び37の施策の中で、飛騨市の将来像実現のために実施する取り組みにつ いて明らかにし、市政懇談会や集落座談会等において市民と共有しました。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 9 ④ 市政運営における新たな課題の把握 - 第二次政策総点検(平成 24 年度) - 開始当初は市民に望まれて始まった事業 でも、時の経過や社会情勢の変化とともに市 民ニーズは常に変化するため、現在も市民が 望む事業であるとは限りません。むしろ、時 が経つにつれて事業の改善を求める声は大 きくなるのが通常です。 そこで、前回実施から 4 年が経過する平 成 24 年度において、市が実施している様々 な取り組みについて再度総点検という形で検証し、市民ニーズに合わせて改めるところは改め、 伸ばすところは伸ばすと同時に、市が抱える大きな三つの課題を明確にしました。そして、それ らの課題を踏まえ、今後の政策方針の柱として、 「人口減少・少子化対策」 「地域・組織・産業の 活性化」 「シルバー世代の生きがいと自律」を定め、これらを第二次総合計画後期基本計画に反 映させることとしました。 ⑤ 市民意識・ニーズの把握 - 市民アンケートの実施(平成 25 年度) - 飛騨市は平成 25 年度に合併 10 周年を迎えました。それを機に、第二次総合計画に掲げる将 来像「市民がいつまでも安心して暮らせるまち」実現に向け、市民意識やニーズを把握するため のアンケート調査を実施しました。 アンケート調査は、市政運営の様々な分野に及ぶ 40 項目の設問で構成され、20 歳以上の市民 2,700 人を対象に実施しました(無作為抽出、回収率 67.1%)。 アンケートの結果は、飛騨市が実施している取り組みに対する市民意識を明らかにすると同時 に、今後市が取り組むべき方向性を示唆するものでもありました。 ⑥ 課題解決に向けた具体的取り組み - 第二次総合計画後期基本計画(平成 27~31 年度) - これまでの取り組みは、飛騨市発展に向けた着実なステップです。第一次政策総点検を契機と して、まずは市政の課題を明確にするとともに、政策の転換を図り、行政改革により財政という 市政の土台をしっかり固めながら、第二次総合計画により 10 年先の飛騨市のあるべき姿を定め ました。そして、第二次政策総点検により市が直面している新たな大きな課題を明確にし、市民 アンケートによる詳細な市民ニーズを把握しながら、今後市が取り組むべき方向性を明確にして きました。 そして、今回、平成 27 年度から 31 年度までの 5 か年を計画期間とする第二次総合計画後期 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 10 基本計画を策定し、市の課題解決に向けた取り組みを具体的に示すとともに、市民と共有するこ とで、「市民がいつまでも安心して暮らせるまち」の実現を目指します。 飛騨市の将来像実現に向けたステップアップ 取り組み年度 取 り 組 み 果たす役割 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 ①第一次政策総点検 市政運営を検証・課題の把握 長期財政見通しによる財政検証 ②第二次行政改革 財政健全化・政策転換 市政運営の土台を築く ③第二次総合計画 (含む前期基本計画) 安定した土台の上に飛騨市の未来を描く 10年後の目指すべき姿の明確化 ④第二次政策総点検 市政運営の再検証 市政運営における新たな課題の把握 ⑤市民アンケート 市民意識・ニーズの把握 市政運営における方向性の再確認 ⑥第二次総合改革 後期基本計画 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 今回 策定 「市民がいつまでも安心して暮らせるまち」 実現のため、新たな課題の解決に向けて、 H27~H31に実施する取り組みを計画 11 (2)第二次総合計画前期基本計画が果たした役割と成果 第二次総合計画前期基本計画は、厳しい社会情勢や市の財政状況を踏まえ、限られた財源を市 民のためにどう使うかを考えた結果、 「市民生活重視」に軸足を置いたものとなりました。行政 の責務として最低限実施しなければならない取り組みを確実に実施するために、これまで以上に 財源と人材を傾注し、合併特例期間内にこれまで大幅に遅れていた市内小中学校の耐震化を進め、 将来の飛騨市を担う子どもたちの教育環境を整備したことや、懸案事項となっていた市内ごみ処 理施設の建設を進め、自ら出したごみは自らで処分する体制を整備するなどの取り組みを確実に 推進してきました。 こうした面から、飛騨市の将来像実現のために、第二次総合計画前期基本計画が果たした役割 は非常に大きかったということができます。 (第二次総合計画前期基本計画の主な成果) 【子育て支援の充実】 特別保育の需要増に対応すべく、平成 25 年度には「さくら保育園」で 3 歳未満児の定員 数を増やして運用を開始するなど、未満児保育の拡充を図ったのと同時に、同保育園に おいて、休日保育のうち祝日保育を開始しました。 保育園及び子育て支援センターの改築又は耐震補強改修を実施し、すべての施設の耐震 化を図りました。 特色ある保育サービスを提供するため、指定管理者制度を活用し、2 園で民間活力の導入 による保育を開始しました。 子育て支援センターの開設時間及び休日開設日の拡充を図り、子育て支援サービスの拡 充を図ることができました。 【学校教育の充実】 耐震基準を満たさない学校 施設については、すべての施 設において改修・リニューア ル・大規模修繕等を実施し、 安全・安心な教育環境を整備 することができました。 学力向上プロジェクトの実 施により、中学校において国 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 12 語・数学(知識・活用)すべてにおいて全国平均を上回るなど、全体として基礎学力の 定着、学力の向上を図ることができました。 少人数学級実施事業において、市が独自に少人数学級を設けることで、きめ細やかな個 に応じた指導を行いました。 スーパー少人数指導事業については、平成 25 年度から各中学校に習熟度別少人数指導の コース(数学、平成 26 年度より英語も導入)を拡充したことで、実施学年全体の学力の 底上げにつながりました。 【福祉の充実】 障がい者の自立支援では、市の指定管理施設として就労継続支援施設「憩いの家」を設 置し、平成 26 年度にはNPO法人が運営を行う就労継続A型事業所として開設しました。 平成 25 年度には、市も積極的に支援を行う中、県立飛騨吉城特別支援学校が開校し、障 がい者(児)やその保護者の期待に応えることができました。 結婚への支援について、専任の結婚コーディネーターを設置するとともに、平成 25 年度 からは飛騨圏域の市村の共同でポータルサイトを開設するなど、出会い創出・結婚支援 の拡充を図りました。 【産業の振興】 農業においては、平成 24 年度に「飛騨市農林水産業振興実施計画」を策定し、基本方針 に基づく農林水産業政策の方向性を定め、農業者に示しました。 観光振興では、飛騨市のこれからの観光振興の方向性と基本コンセプトを定めた「飛騨 市観光ビジョン」を作成しました。 飛騨市への交流人口増加のほか、総合的なまちづくりを提案・協議・実践する場として、 市と民間団体等を構成員とする「まちづくり協議会」を新たに設立しました。 【生活環境の向上】 ごみ処理施設の整備については、飛騨市ク リーンセンターを新たに平成 25 年 4 月よ り稼働、飛騨市資源リサイクルセンターは 平成 27 年 4 月稼働できるよう施設の整備 を図りました。 下水道の汚水処理施設については、市内す べての整備を完了しました。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 13 【行政運営の見直し】 第二次行政改革においては、平成 25 年度までの影響(削減)額累計が、約 22 億円とな り、健全財政に向けた取り組みを継続しています。 職員数においては、計画に沿った職員の適正化を進め、行政の効率化を図りました。 職員の資質向上については、人事評価制度を 5 年間の試行を経て平成 26 年度から本格導 入しました。(ただし、医療職を除く) 「市民生活本位」の市政実現のため、平成 22 年度から、職員が市民からの求めに応じて、 各集落や団体等へ出向き、実行中または計画中の事業等について説明を行う「市政見え る化講座・説明会事業」を開始し、現在 70 のメニューの提供が可能となっています。 これまで市内ホール等で市民を集め実施していた「市政懇談会」については、市長が各 集落等に出向いて自らの言葉で市政運営について説明する手法に改め、より透明性の高 い市政運営の実現に努めました。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 14 (3)第二次総合計画前期基本計画の反省点 第二次総合計画前期基本計画では、 「市民生活重視」を念頭に、これまで様々な事業を実施し て一定の成果を挙げることができました。しかしその一方で、市が平成 24 年度に実施した第二 次政策総点検により、今後市が後期基本計画策定に向けて重点的に取り組まなければならない大 きな課題も明確になりました。このことは、言い換えれば前期基本計画において取り組みが十分 でなかった分野であり、大きな反省点です。 (第二次総合計画前期基本計画の具体的反省点) ① 人口減少・少子化 市は、第二次総合計画策定時(平成 21 年度)に、国をはじめとする様々な機関が把握してい るデータをもとに将来の人口推移を予測し、その数値に基づいて総合計画を策定しました。 しかしその後、新たなデータにより再度長期的な人口推移の予測を行った結果、第二次総合計 画及び前期基本計画策定時に試算した推移を下回り、予想を超える人口減少・少子化の進行が明 らかになりました。さらに、これらのことが明らかになった後も、市として人口減少対策として 有効な手立てを講ずることができず、体制整備を含む市の対応に遅れが生じていることから、早 急に人口減少に歯止めをかけるための取り組みが必要です。 ② 地域・組織・産業の活性化 前期基本計画期間中は、学校・保育園の耐震化や、ごみ処理施設の建設に代表されるように、 市民生活に必要不可欠、かつ、行政が最低限実施しなければならない取り組みを行うことに財 源・人材を傾注してきました。 しかし、このような取り組みを充実させてきた半面、地域・組織・産業の活性化に資する具体 的な取り組みが遅れていることは否めません。これまで、地域産業の活性化のため、プレミアム 商品券の発行や、リフォーム補助制度の創設などの対策を必要に応じて行ってきましたが、これ はあくまで緊急的な経済刺激策であり、活性化のために長い時間をかけて取り組むべき事業では ありません。 このように、市民生活にどうしても必要な取り組みを最優先させた結果、活性化に向けた具体 的な取り組みが遅れています。 ③ シルバー世代の生きがいと自律 第二次総合計画策定時に市が予測した人口推計によれば、飛騨市における 75 歳以上人口は 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 15 年々増加し、平成 37 年度がピークとなる見込みです。また、専門家*が行った調査によれば、日 本の高齢者の約 7 割が 72 歳~74 歳を境として急激に自立度が低下し、寝たきりや介護が必要な 状態になることが分かっています。 このようなデータから、飛騨市においても 75 歳以上人口がピークを迎える平成 37 年度に向け て、今のうちから身体的に健康で、いつまでも自律した(自らの判断によって行動できる)シル バー世代を増やすための取り組みを始めなければなりません。 特に、きめ細やかな健康指導の実施など、身体的健康への支援は一定以上のレベルにあると考 えられるため、幸せな加齢の条件と言われる栄養、運動、交流を満たし、QOL(生活の質)を 上げて長寿を楽しみながら社会に参画できる仕組みづくりが必要です。 よって、これまでの取り組みの不十分さを踏まえながら、今後、平成 37 年度に向けて早急に 取り組みを強化することが必要です。 *秋山弘子「長寿時代の科学と社会の構想」 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 16 2.新たな課題の解決に向けて (1)後期基本計画の概要 ① 計画策定の趣旨 飛騨市では、第二次総合計画で掲げる将来像「市民がいつまでも安心して暮らせるまち」の実 現に向け、平成 22 年度から前期基本計画に基づき様々な取り組みを実施してきました。しかし ながら、飛騨市を取り巻く社会情勢は日々刻々と変わり、新たな課題が明らかになるなど、あら ゆる分野で時代の変化に対応した取り組みが必要になっています。 このような状況を踏まえ、引き続き「市民生活重視」という考えに軸足を置きながら、飛騨市 の将来像及び基本構想の実現に向け、市の課題解決に向けた取り組みを具体的に示す新たな後期 基本計画を策定しました。 ② 後期基本計画の期間 後期基本計画の計画期間は、 「飛騨市第二次総合計画」の期間である平成 22 年度から平成 31 年度までのうち、平成 27 年度から平成 31 年度までの 5 年間とします。 また、後期基本計画及び各年の実施計画(事業)については、常に中長期的な視点をもつとと もに、急激な社会情勢の変化や市民ニーズ、次期政策総点検による新たな課題等に適切に対応す るため、計画の見直しを視野に入れた柔軟な運用を図ります。 H22 基本構想 基本計画 実施計画 (事業) H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 第二次総合計画基本構想 前期基本計画 後期基本計画(本計画) H32 H33 … 次期計画 実施計画は、毎年評価・見直しを行う (2)後期基本計画における重点的取り組み 第二次政策総点検において明らかになった課題及び前期基本計画の成果、反省などを踏まえ、 後期基本計画の期間において特に重視していく取り組みは次のとおりです。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 17 ① 人口減少・ 人口減少・少子化対策 飛騨市がこれまで実施した人口推移予測については、第二次政策総点検により予想を超える人 口減少・少子化の進行が明らかになりました。 また、国立社会保障・人口問題研究所は、全自治体中 95.2%の自治体で平成 22 年よりも平成 52 年の人口が減少するとの推計結果(平成 25 年 3 月推計)を示しています。 飛騨市については、平成 52 年(2040)の人口は平成 22 年(2010)よりも 40.5%減少し、15,904 人になると推計されています。これは、飛騨市の人口が平成 22 年の古川町の人口規模(15,216 人)にまで減少するということになります。 飛騨市の人口推計・年齢 3 区分別人口推移 40965 40,000 35,000 飛騨市総人口 30,000 27457 26732 25,000 生産年齢人口 20,000 15904 14475 15,000 老年人口 10,000 7212 9814 8914 5,000 7231 年少人口 1461 3694 3343 0 S45 (1970) S50 S55 S60 H2 (1990) H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 H47 H52 さらに、平成 26 年 5 月 8 日に日本創生会議・人口減少問題検討分科会が発表した人口推計に よれば、 「2040 年に 20~39 歳の女性の数が 49.8%の市区町村で 5 割以上減り、推計対象の全国 約 1,800 市町村のうち 896 の市町村では消滅するおそれがある」とされ、該当自治体は「消滅可 能性自治体」として大きく取り上げられました。そして、残念ながら飛騨市もその中に含まれて います。 そこで市は、今後の市政運営における大きな課題である人口減少を抑制するという観点から、 次年度に市が実施する事業をテーマ毎・分野別に分かりやすくまとめ、市民と共有する手段の一 つとして『飛騨市人口減少対策実行プラン』を策定することとしました。 すう 市が行う取り組みは、国県の制度やその時々の趨勢によって、より成果が見込めるよう改善・ 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 18 改革を行っていくため、人口減少対策実行プランは毎年度改訂し、次年度の取り組みとして市民 にはっきり示します。 また、市では、本プランをホームページへの掲載や広報紙などを使って広く市民に周知すると ともに、必要に応じて職員が地域等に伺い、説明会の開催や意見交換会などを実施することで、 市民の声を伺います。 人口減少対策は行政だけでなく、広く市民や企業など、市全体で取り組むべきという認識に立 ち、官民含む市全体で取り組む機運を醸成しながら進めていきます。 飛騨市人口減少対策実行プラン【平成 27 年度版】 (平成 27 年 2 月公表) 人口減少対策にこれまで以上に力を入れて取り 組むため、人口減少対策においてカギとなるテー すう マを、その年の課題や趨勢を踏まえて設定すると ともに、テーマに関係する部署の担当職員が構成 員となる部署横断型のワーキンググループを組織 します。 ワーキンググループでは、人口減少対策の観点 から必要な取り組みに関する協議を実施し、新た な企画立案を行うほか、実施する場合の具体的な シミュレーションを行います。 このワーキンググループによる協議は、毎年テ ーマと構成員を代えて(大きなテーマについては 継続して)行うことで、より効果的な対策につい て協議を行っていきます。 また、市が実施した様々な協議の結果や取り組みについては、毎年、本プランの中で明らかに していきます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 19 ■後期基本計画期間中に実施する主な取り組み ※飛騨市人口減少対策実行プラン【平成 27 年度版】より テーマ 市内居住推進・支援 飛騨市での住宅新築または購入を支援します。 飛騨市への転入者や市内の若年夫婦等のマイホーム取得を支援し、飛騨市内への移住・定住を推進するた め、転入世帯、若年世帯、三世代同居世帯の住宅取得(新築・購入)に要する費用の一部を支援します。 飛騨市での賃貸住宅への居住を支援します。 UIターン者及び市内に居住する新婚世帯を対象に、賃貸住宅家賃の一部を支援します。 テーマ 出会い創出・結婚支援 飛騨市ならではの地域資源を出会いや PR に活用します。 飛騨市にある特色ある地域資源、魅力あるアクティビティ等を活用し、独身男女の健全な出会いの場の創出 及び飛騨市の地域・観光資源の PR を目的としたツアーを実施します。 市内で働く若者の交流・出会いの場をつくります。 市内の事業所を基本とした横の連携を強化するとともに、独身男女の健全な出会いの場をサポートすることを 目的として、行政・民間事業所等が交流できる場の創出を図ります。 テーマ 祝い金・奨励金・支援金 子どもたちの入園・入学をお祝いし、飛騨市での子育てを支援します。 飛騨市で生まれるすべての子どもたちに対し、保育園入園、小学校入学、中学校入学のそれぞれの節目に おいて、祝い金として市内共通商品券を贈呈します。 乳幼児の健やかな心の発育を支援します。 飛騨市のシンボルでもある清らかな水を育む豊かな森の広葉樹を使って作った安全安心な「木のおもちゃ」 を、市内で生まれたすべての赤ちゃんが初めて使うおもちゃとしてプレゼントします。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 20 テーマ 女性の社会進出促進 女性の社会進出を推進する企業を支援します。 女性の社会進出に必要な体制整備ならびに地位向上を推進し、市内経済の活性化と人口減少に歯止めを かけるため、「女性の社会進出推進宣言」を行う企業を支援します。 女性の積極登用を推進するために必要な環境整備や意識改革を進めます。 市内企業において女性の積極登用を推進するために必要な環境整備や意識改革を進めるため、中堅女性 職員による意見交換会を開催するほか、女性登用に関する講習会を開催します。 テーマ 住宅用地の確保 若い世代の価値観やニーズ等を踏まえた、より良い居住環境が整った住宅用地を整備します。 暮らしやすい住宅用地を確保することで、市民の市外流出抑制及び、転入増加を図るため、利便性(商業施 設や学校などとの距離や、上下水道・道路の整備事業など)や、経済性(土地の価格など)、土地利用との整 合性などを総合的に考慮するとともに、若い世代の価値観やニーズ等市民意見を踏まえた上で、平成 27 年 度の早い時期に、より良い居住環境が整った住宅用地の候補地を決定します。 テーマ 若者の移住・定住と起業者支援 起業者を含む市内企業の販路開拓等を支援します。 市内企業の販路開拓、商談相手へのサービス・商品の売り込みを支援し、全国展開を支援します。 移住促進のために実効性のある組織を整備します。 飛騨市への移住を希望する方に対し、必要な支援や情報提供を、適切かつ効率的に実施するため、関係部 署を横断的につなぐ新たな仕組み・組織づくりを行います。 ※上記取り組みのほか、既存事業の拡充・改善については、「第二章 取り組み(後期基本計画) 」に掲載しています。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 課題解決に向けた具体的 21 ② 地域・ 地域・組織・ 組織・産業の 産業の活性化 国は、平成 26 年 12 月 27 日、日本の人口の現状と将来の姿を示し、今後目指すべき将来の方 向性を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及びこれを実現するため、今後 5 か年 の目標や施策の基本的な方向、具体的な施策を提示する「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を 取りまとめ、閣議決定しました。 その際に出された地方創生担当大臣のコメントの中には、「いつの時代も日本を変えてきたの は『地方』であり、地方の創生においても、地方が自ら考え、責任を持って戦略を推進しなけれ ばならない」とあります。 また、 「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」の中では、人口減少問題に取り組む意義や基 本的視点について述べられている一方、 「地方創生のためには地方自らが地域資源を掘り起こし、 それらを活用する取り組みや、外部人材を取り組むことによる新たな視点からの活性化が必要で ある」ともしています。 いつの時代においても、どんな組織においても、現状を維持する力は強く、地域経営において もそれは同じで、現状を変えるには非常に大きなエネルギーが必要です。 また、行政運営においても、これまでの住民サービスの供給を主な役割とした「管理者型」か ら、ある程度失敗のリスクも織り込んだ成長戦略の作成と、戦略を実行するための行動をベース とした「企業型」への転換が求められています。 そのためには、これまでの市内企業・事業者等の経営維持・発展のための支援は大前提として 継続しながらも、市内に既にある有形・無形の地域資源の総量を拡大し、市民と行政が認識を共 有しながら総力を挙げた新たなチャレンジが必要です。 ■後期基本計画における活性化の主な視点と取り組み 活性化戦略の実行のための企業型組織の育成 ① 飛騨市まちづくり協議会 市民・民間団体・行政が連携し、互いの強みを生かして市の課題である「交流人口拡大」に 取り組むため、平成 24 年度に設立したまちづくり協議会を改編し、より実効性の高い仕組み の構築を目指します。 新たなまちづくり協議会は、異業種間のネットワーク構築や、様々な課題解決のための協議 を行うとともに、市民や都市部の人々が求める自主事業を積極的に展開し、将来的には行政の 支援に依存しない運営形態を目指します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 22 ② 飛騨市版地域商社 民間企業との共同出資により、地域資源の 6 次産業化事業を基軸とする株式会社(飛騨市版 地域商社)を設立し、企業が持つノウハウやチャンネルと飛騨市の地域資源を最大限活用する ことで、地域資源の価値化、新しいものづくり、価値を生むコミュニティづくり、自立した地 域づくりを目指します。 飛騨市版地域商社は、経済活動による新たな産業・雇用創出を目指しながら、その一方で都 市部との交流や移住定住の促進など、地域課題の解決にも寄与する持続可能な地域づくりを目 指す社会貢献型法人です。 地域資源の活用による新産業の創出 飛騨市には、市章のデザインコンセプトでもある清らかな水や、その水を育む深い森や豊富な 雪などの有形資源のほか、飛騨びとの知恵や豊かな暮らしなどの無形資源も飛騨市の魅力的な資 源として存在します。これまで行ってきたスポーツ合宿誘致やエコツーリズム、アウトドアアク ティビティの推進などは今後も継続しながら、後期基本計画期間中においては、地域資源をさら に積極的に活用することで、飛騨市ならではの特色ある新たな産業の創出につなげます。 ① 市内の森林の 7 割を占める広葉樹林の活用 飛騨市版地域商社及び都市部クリエイタ ー等のアイデアを活用し、飛騨市に豊富に 存在する広葉樹の 6 次産業化を推進し、新 たな高付加価値商品の開発と販売を行いま す。 また、森林の持つ公益的な機能を学ぶこ とができるモデル林整備を行い、ウォーキ ングや森林浴など、都市部との交流を図る とともに、ツアーの企画など、交流人口の 増加とそれに伴う新たな森林経営スタイル を模索します。 ② 身近にある薬草等有用植物の活用 平成 26 年度に飛騨市で開催した「全国薬草シンポジウム」を起点に、身近に存在する非常 に多くの種類の薬草等有用植物を地域の資源と捉え、専門家の指導の下、薬草活用がビジネス として展開できるよう、活用に関する基本コンセプトとブランドの確立、新たな商品の開発及 び販売を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 23 ③ 飛騨市の地形・自然環境の活用 豊かな自然が残された清浄なる飛騨市は、近代農業においては条件不利地域であっても、 有機農業にとっては適地であると言えます。また、有機農業の振興は、豊かな自然環境の維 持・向上にも寄与します。このことから、今後は生産者、流通、販売業者等による推進協議 会を設立し、市独自の規格を設けるなどして、有機生産物のさらなる差別化、高付加価値化、 販路拡大を目指します。 また、特に水資源に恵まれた飛騨市では、再生可能エネルギーの創出について小水力発電 の導入が効果的であることから、参入意欲のある民間事業者の側面支援を行っていきます。 ④ 日々の暮らしの中で受け継がれてきた知恵や技術など無形資源の活用 飛騨市に暮らす人々が、これまで守 り受け継いできた伝統から、日々の暮 らしの中にある知恵、また、そうした 手間をかける豊かな暮らしそのものを 飛騨市の魅力的な資源と位置付け、活 用・発信を行います。 これらの無形資源を、新たな観光商 品の造成や、飛騨市への交流人口増加 につなげていきます。 ⑤ 地域資源をつなぎ訴求力を高めるためのストーリーづくり 飛騨市にある地域資源とその魅力を分かりやすくまとめ、産業や商品としての訴求力を高め るため、市内地域資源や名物等を紡ぐストーリーづくりを行います。 地域への人材還流・育成・定着 ① 市内起業の支援・促進 地域に眠る価値を顕在化させ、地域の活性化につなげるためには、地域資源に根ざしたベン チャー企業(起業)=ローカルベンチャーを立ち上げていくことが重要です。また、それらの ローカルベンチャーが点で生まれ存在するのではなく、互いに連携し、次のローカルベンチャ ーを呼び込む連鎖反応を起こすことで真の活性化へとつながります。 そのため、飛騨市版地域商社が実施する新商品開発による都市部とのチャンネル強化はもと より、飛騨市での起業者を支援する取り組み(起業に要する経費への助成、販路拡大・チャン ネル構築など)や、起業者を誘致する活動など、様々な取り組みを積極的に行っていきます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 24 ② 移住・交流の推進 若者の移住は、地域の活性化に与えるインパクトが非常に大きいため、移住につながる様々 な取り組みを実施します。また、移住に向けた第一歩とも言える交流については、消費型の観 光ではなく、ものづくりや生活体験などへと内容をシフトさせ、飛騨市に暮らすことをイメー ジさせるものとします。 飛騨市を知らない人にはまず「飛騨市を知ってもらう」ことから始め、段階的に飛騨市のフ ァンを増やすことで最終的に移住者の増につなげることを基本とし、そのために地域交流コー ディネーターの配置や、空き家情報提供システムの運用を図ります。 ③ より良い居住環境の整備と住宅用地の確保 飛騨市への人材還流及び定着の基礎的部 分である、利便性が高く暮らしやすい住宅用 地の確保については、市内において、利便性 (商業施設や学校などとの距離や、上下水 道・道路の整備事業など)や、経済性(土地 の価格など)、土地利用との整合性などを総 合的に考慮し、民間不動産業者等が活用しや すい環境づくりを主眼にして候補地選定を 行います。 具体的には、今後、若い世代の価値観やニーズ等の市民意見を踏まえた上で、住宅用地候 補地を検討していきます。 ④ 社会環境や外的変化に対応した取り組みの推進 平成 27 年 3 月の北陸新幹線開通(東京~富山間)により、関東圏からのアクセスが飛躍的 に向上し、人の流れが大きく変わります。ま た国は、平成 32 年の東京オリンピック開催 までに、訪日外国人観光客数 2,000 万人を目 標とした観光立国・インバウンド政策を積極 的に推し進めることとしています。 これらを踏まえ、市では首都圏からの交流 人口増加につながる新たな取り組みのほか、 日本人に限らず訪日外国人にも飛騨の文化 を体験できる体制整備を行い、飛騨の文化の 国際発信、インバウンド(訪日外国人)の増加 を推進します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 25 既存ストックのマネジメント強化 各指定管理施設の指定管理者が平成 26 年度に策定した、平成 27 年度からの 事業計画の着実な実行を支援すること で、平成 30 年度の指定管理料目標額を 達成し、かつ、市の観光・商工への寄 与度を高めていきます。 また、平成 25 年度事業で計画を策定 した第三セクター会社が管理・運営す る 4 施設(古川総合交流ターミナル施 設(ホテル季古里) 、飛騨古川桃源郷温 泉ぬく森の湯すぱ~ふる、飛騨かわいスキー場、まんがサミットハウス)の実行支援を継続して 行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 26 ③ シルバー世代 シルバー世代の 世代の生きがいと自律 きがいと自律 一般的に高齢化の進行による若者世代の負担増を表す図としてよく用いられる指数では、分母 に生産年齢人口(15 歳以上 65 歳未満) 、分子に老年人口(65 歳以上)+年少人口(15 歳未満) となっています。しかし、人口減少下における各年代の役割としては、健康なシルバー世代の皆 さんには分母の側で地域を支える重要な担い手として活躍してもらうことが重要です。 また、そのためには、幸せな加齢の条件と言われる栄養、運動、交流などに加え、地域社会へ の貢献による生きがい創出など、QOL(生活の質)を上げて長寿を楽しみながら社会生活を送 ることができる仕組みづくりが必要です。 これらを踏まえ、今後はシルバー世代の皆さんが自ら興味あることに進んで参加できる(能動 的取り組み)仕掛けや、豊富な経験を活かして社会や地域で何らかの役割を担ってもらう(受動 的取り組み)仕掛けを社会生活の中で積極的に作っていきます。 具体的には、老人クラブ、シルバー人材センターの活動支援や「いきいき健康増進券」の交付 のほか、支援が必要な高齢者を、元気な高齢者が自らの介護予防も兼ねながら支えていくため、 ボランティア活動等に参加しやすい仕組みと資源を作っていきます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 27 (3)まち・ひと・しごと創生総合戦略との整合 まち・ひと・しごと創生総合戦略は、 「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、都道府県及び 市町村についても、平成 27 年度中に地方版総合戦略の策定に努めることとされ、その策定にあ たっては、市町村にあっては国及び都道府県の総合戦略を勘案の上で策定する必要があることと されています。 今回の総合戦略は、終期を第二次総合計画後期基本計画と同じくしますが、地方版総合戦略は 人口減少克服・地方創生を目的としている一方で、総合計画は飛騨市の総合的な振興・発展を目 的としているものであり、両者の目的や含まれる政策の範囲は必ずしも同じではありません。 これらの理由から、地方版総合戦略は後期基本計画とは別に策定するものとします。 しかしながら、総合戦略においては重要業績評価指標(KPI) 、総合計画後期基本計画にお いては数値目標が設定され、両者に共通した成果目標値となる場合もあることから、互いに整合 性を持った計画となるよう留意するとともに、どちらの計画もPDCAサイクルにより、事業実 施後の成果の検証と評価を実施し、改善につなげるプロセスを実行します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 28 (4)第二次総合計画後期計画の施策体系 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 29 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 30 第二章 課題解決に向けた具体的取り組み (後期基本計画) 基本方針 1 すこやかな すこやかな保育 保育・ 保育・教育の 教育の実践 (安心して 安心して子育 して子育てのできるまち 子育てのできるまち) てのできるまち) 基本計画① 基本計画① 子どもたちがすこやかに育 どもたちがすこやかに育つために ①-1 子育て 子育て支援の 支援の充実 前期基本計画の検証 未満児保育の充実については、需要増に対応すべく体制整備を行い、平成 25 年度には 「さくら保育園(旧鮎ノ瀬保育園と旧鷹狩保育園の統合新園舎) 」が未満児の定員数を 増やして運用開始し、前期計画の成果目標を達成しました。 休日保育の実施については、平成 25 年度からさくら保育園にて祝日保育を実施、前期 目標はほぼ達成することができましたが、日曜保育については未実施となっています。 古川子育て支援センターの開設時間及び休日開設日の拡充については、前期計画の目標 値であった平日開設時間を週 12 時間から週 25 時間へ、また、休日開設日を月 1 回の実 施から月 2 回の実施とし、目標値を上回ることができました。 神岡子育て支援センターの休日開設の拡充については、前期計画の目標値であった休日 開設日を月 0 回の実施から月 2 回の実施とし、目標値を上回ることができました。 ブックスタート事業について、平成 25 年度からファーストブックのフォローアップ事 業としてセカンドブック事業を実施し、新入園児(3 歳児)を対象に絵本の読み聞かせ と 1 冊の絵本を贈呈しています。また、図書館利用のきっかけづくりとして展開し、絵 本と触れ合う機会と関心を高めることで、充実した子育て支援事業となっています。 保育園及び子育て支援センターの改築又は耐震補強改修を実施し、すべての施設の耐震 化を図りました。 保育園の民営化に関しては、保護者等の理解を得ながら指定管理者制度を導入し、2 園 で民間活力の導入による特色ある保育を開始することができました。 不妊治療への支援については、直接治療効果を高められるものではありませんが、経済 的負担の軽減により治療を受けやすい環境整備には寄与していると考えられます。 育英基金貸付事業については、成績と保護者の所得基準を満たしたすべての貸付希望者 に対し、貸付制限を行うことなく育英基金を貸付けることができました。 小中学校の支援計画に基づいた児童生徒支援員の配置及び学校生活上の介助や学習指 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 31 導上の支援により、学習習慣確立指針の目指す姿「聴く力」「話す力」が身に付き、ど の学校も落ち着いて学習活動に取り組む児童生徒が増えています。 小学校第 4 学年少人数学級配置事業により、対象学年の 1 学級あたりの児童数が減少し たことで、児童の発言や発表の機会が増えたり、教員と児童及び児童同士のより良い人 間関係が築かれています(平成 25 年度から県による 35 人学級が小学 3 年生まで拡充さ れたため、市独自に小学校 4 年生まで 35 人学級を編制しました) 。 経済的理由によって就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対し、学校教育等に要 する経費の一部を補助することで、義務教育の円滑な実施を図ることができました。 小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒の保護者に対し、就学に要する経費の一部 を負担することで、特別支援教育の普及奨励を図ることができました。 後期基本計画時における課題 当市において深刻さを増している少子化問題に備えるべく、若者が結婚し、安心して子 どもを産みやすい、育てやすい環境づくりが急務となっています。 現在、市内保育所において待機児童はなく、今後も入園児数の減少が見込まれますが、 未満児保育の需要は年々高まっており、待機児童の発生も懸念されるため、家庭環境に 応じたきめ細やかな保育が必要となっています。 現在、日曜保育はどの園でも実施していません。休日に保育が必要な保護者のニーズに 応えるためには、日曜保育の実施も検討の必要があります。 現在、市内保育所において 11 時間の延長保育を実施していますが、保護者の労働形態 や家庭の状況等に対応すべく子育て世帯への支援、子育てしやすい環境の整備を図るた めに、さらなる保育時間の延長を図る必要があります。 病児・病後児保育については、未だ市内に開設できていない状況であるため、仕事と子 育ての両立が図られ、安心して子育てができる環境づくりを整えるためにも早期に開設 する必要があります。 古川、神岡、河合・宮川子育て支援センターの拠点となっている子育て支援センターに ついては、利用しやすい環境が整備され、毎回利用人数が多く非常に重要な子育て支援 事業であることから、今後の出張支援の開催について、開催場所・開催日・時間を拡充 していくことが必要です。 義務教育終了後の教育費は、大学進学の場合、多額の負担が必要となることを踏まえ、 人口減少対策として、また、将来を担う人材育成のため、支援を継続しなければなりま せん。 発達障がいを含む様々な障がいをもつ児童生徒数に大きな変化はありませんが、支援が 困難であったり困り感が長期に渡ったりするケースが増加しています。また、保小や小 中の連携の中で、発達障がいを含む様々な障がいをもつ児童生徒の情報が正確に共有さ れないケースがあります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 32 思春期を迎える中学生の中には、これまで抱えていた困り感が急激に顕在化したり、よ り複雑化するため、支援が一層困難となる場合があります。 医療費助成経費の推移(医療費無料化経費) (出典:市データ) 30,000 (件) (千円) 100,000 90,000 25,000 80,000 70,000 20,000 60,000 15,000 50,000 40,000 10,000 30,000 20,000 5,000 10,000 0 0 H21 H22 H23 H24 H25 扶助費 県制度(千円) 扶助費 市制度(千円) 件数 県制度(件) 件数 市制度(件) H21 H22 H23 H24 39,635 47,656 39,080 46,288 36,214 49,915 35,237 44,735 38,024 44,421 件数 県制度(件) 22,563 21,724 21,053 20,872 21,403 件数 市制度(件) 23,634 23,156 23,982 21,966 21,133 対象者 県制度(人) 1,345 1,246 1,233 1,012 1,180 対象者 市制度(人) 1,851 1,799 1,972 1,682 1,618 特別保育事業の実施状況(平成 26 年度) 区分 保育所名 増島保育園 宮城保育園 さくら保育園 定員 未満児 保育 (出典:市データ) 長時間 保育 ○ 午後7時 まで可 ○ ○ 160名 午後7時 6か月~ まで可 ○ ○ 200名 午後7時 57日目~ まで可 220名 ○ 6か月~ 障がい児 保育 子育て 相談 一時 保育 特定 保育 体調 不良児 保育 祝日 保育 ○ ○ 子育て ステーション ○ 6か月~ ○ ○ - ○ ○ ○ 6か月~ - - - - - ○ - - - - - - - - - - - - - - - ○ 公立 河合保育園 45名 ○ 1歳~ ○ ○ 宮川保育園 30名 - ○ ○ 100名 - ○ ○ 20名 - ○ - ○ ○ 旭保育園 山之村保育園 私立 H25 扶助費 県制度(千円) 扶助費 市制度(千円) 双葉保育園 ○ 150名 6か月~ 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) ○ ○ さくらんぼ 57日目~ ルーム ○ ○ 子育て支 1歳~ 援センター ○ ○ 2歳~ ○ ○ 1歳~ ○ ○ 2歳~ ○ ○ 6か月~ 33 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 社会情勢の変化に伴い、保護者のニーズも多様化していることから、そのニーズに対応すべ く引き続き子育て支援サービスの充実・拡充を図ります。 不妊治療・不育症治療費助成を継続するとともに、その通院に要する費用の一部に ついても助成するよう制度を拡充します。 中学校卒業まで医療費の無料化を継続することで、経済的な負担を軽減し、地域の 宝である子どもの出生数増加を図ります。 今後取り組まなければならない保育サービスの拡充にあたっては、保育士の確保が 必須であるため、広く人材を募集する観点からも「保育士登録制度」の導入を図り ます。 療育や食育、食物アレルギー等に関する高い知識や技術を身に付けるための研修等 に積極的に参加し、保育士の質の向上を図ります。 保護者の就労形態の多様化に伴うニーズにきめ細かく対応するため、休日保育、未 満児保育、延長保育、病児・病後児保育等の特別保育の充実を図ります。 核家族化の影響により、孤立した環境で子育てに悩まないよう、子どもを通じての仲間づく りや相談場所となる子育て支援センター事業を継続し、今後も地域社会が一丸となって子ど もと子育て家庭を支援する子育てしやすいまちづくりを目指します。 従来の子育て支援担当部局のみによる企画から、市役所内の横断的連携により、そ の内容を充実させ、市内の子育て中の世帯を対象に事業展開します。 河合・宮川子育て支援センター … 宮川保育園での開催内容を拡充するとともに、公 民館・センター利用など利用者が近くにいる場所での出張支援を実施します。 古川子育て支援センター … 諏訪田子育て支援センターの開設日を、現状の月 2 回か ら週 1 回へと拡充します。 地域協力型の子育て支援サポーターを養成し、安全・安心な支援体制を構築します。 子育て支援センターにかかる情報発信を拡充させることで、旧町村間の隔たりをな くし、どこの会場でも安心して参加できる体制整備を進めます。 飛騨市への定住促進及び子育て環境の充実のため、飛騨市の将来を担う未来ある子 どもたちの入園・入学それぞれの節目において、祝い金を贈呈します。 子どもを安心して産み育てられ、高齢者等が安心して暮らせる住環境を創るために 三世代同居を推進します。 高校、大学等への進学に対する支援と地元就職を促進します。 高校、専門学校、大学等への進学に対する育英基金の貸付けについては、これまで 貸付期間の 2 倍を限度としていた償還期間を 3 倍まで延長し、保護者の返済に係る 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 34 経済的負担の軽減を図ります。 (4 年制大学の場合、償還期間は、8 年から 12 年に 延長されます。 ) 学校生活におけるきめ細やかな支援を行います。 小中学校への支援員を計画的に配置し、その子の困り感に応じて適切な支援を行い ます。 小学校 4 年生を対象に 35 人学級を実施し、児童一人ひとりの良さが伸びる指導を 行います。 経済的困難や特別支援教育に支援を要する児童生徒に対して、就学奨励費等の交付 を継続して実施します。 合計特殊出生率の推移と比較 (出典:飛騨圏域の公衆衛生 2013) 2.50 2.00 1.50 1.00 0.50 0.00 平成20年 飛騨市 平成21年 岐阜県 平成20年 平成22年 高山市 平成21年 平成23年 下呂市 平成22年 平成24年 白川村 平成23年 全国 平成24年 飛騨市 1.82 1.78 1.30 1.88 1.72 岐阜県 高山市 1.35 1.62 1.43 1.65 1.48 1.59 1.44 1.62 1.45 1.66 下呂市 1.69 1.92 1.85 1.77 1.61 白川村 全国 1.34 1.37 1.75 1.37 0.94 1.39 1.68 1.39 2.12 1.41 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 35 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 見込値 118 人 150 人 見込値 祝日保育 1 園 休日保育 2園 未満児保育入所児数 3 歳未満児の保育入所児数 休日保育実施園数 休日に保育を実施する保育園の数 病児・病後児保育 実施施設数 病児・病後児保育を実施する施設数 0 か所 2 か所 諏訪田子育て支援センターの開設日 の拡充 出張支援 2 回/月開設 出張支援 1 回/週開設 河合・宮川子育て支援センターの出 張支援先の拡充 出張支援先 1 か所 出張支援先 2 か所 市内 4 児童クラブにかかる、長期休 業時の開室時間を 30 分拡充 長期休業時 開室時間 午前 8:00 長期休業時 開室時間 午前 7:30 子育て支援センター の機能拡充 放課後児童クラブの 開室時間の拡充 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 保育士確保事業 保育士登録制度を導入するとともに、保育士の質 の向上のため、研修会への参加機会を増やしま す。 H27~ 市民児童課 休日保育事業 保育園休園日である日曜・祝日に開所する保育園 を設置し、多様な就労形態の保護者を支援しま す。 H27~ 市民児童課 (利用頻度による) 未満児保育事業 女性の再就職を支援するために、常に 3 歳未満児 の受け入れができるような体制づくりを行います。 継続 (H27 から拡充) 市民児童課 延長保育事業 保育時間を延長することで、フルタイムで働く女性 を支援します。 継続 (H27 から拡充) 市民児童課 病 児・ 病後児保 育事 業 子どもが病気の際、自宅での保育が困難な場合の 保育需要に対応するため、病児・病後児保育施設 を開設します。 H28~ 市民児童課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 36 ブックスタート事業 絵本の読み聞かせや対話を通じ、親子の絆を深 め、乳幼児の健やかな心の発達を促せるよう、絵 本を介して子育てを支援します。 継続 市民児童課 乳幼児の健やかな心 の発育プロジェクト事 業 市内広葉樹を使った安全安心な木製遊具を新生 児が初めて手に取るおもちゃとしてプレゼントしま す。 H28~ 企画課 放課後児童クラブ事 業 保護者などが就労等により日中家庭にいない小学 生(1~6 年)を対象に、専任の指導員を配置し、児 童クラブを開室します。 継続 (H27 から拡充) 市民児童課 入園・入学祝い金 (飛騨市 3STEP プロジ ェクト) 市内在住のすべての子どもに対して、保育園、小・ 中学校それぞれの入園・入学の節目に祝い金とし て 10 万円相当の商品券を贈呈します。 H27~ 市民児童課 乳幼児福祉医療費 中学校卒業まで医療費を無料化します。(入院・通 院とも助成) 継続 市民児童課 乳幼児学級開催事業 未就園児と保護者を対象に親子のふれあいや親 同士の交流、子育て学習会を行います。 継続 生涯学習課 不 妊 治 療・ 不育症治 療費助成事業 不妊治療・不育症治療に係る費用の一部を助成 することにより、適切な治療を受けることができる環 境の整備を行うとともに、心的負担などの軽減に努 めます。 継続 健康 生きがい課 妊婦通院・不妊治療・ 不育症治療通院費助 成事業 妊婦の通院に係る費用の一部を助成し、出産を控 えた家庭の経済的な負担を軽減します。また、不 妊治療・不育症治療通院費についても支援の対 象となるよう制度を拡充します。 継続 (H27 から拡充) 健康 生きがい課 育英基金貸付事業 高校、高等専門学校、大学等に在学する生徒で、 成績及び所得の基準を満たす方について、無利 子での貸付けを行います。 継続 (H27 から改善) 教育総務課 児童生徒支援員配置 事業 児童生徒支援員を配置し、小中学校に在籍する 様々な障がいをもつ児童生徒に対する学校生活 上の介助や学習指導上の支援を行います。 継続 学校教育課 小学校第 4 学年少人 数学級配置事業 小学校第 4 学年における 1 学級児童数は 35 人以 下を標準とし、非常勤講師を配置することできめ細 かな指導を行います。 継続 学校教育課 要 保 護 ・ 準要保護児 童生徒就学援助費交 付事業 経済的理由によって就学が困難と認められる児童 生徒の保護者に対し、学校教育等に要する経費 の一部を補助することで、等しく教育を受ける権利 と機会を与え、義務教育の円滑な実施を図ります。 継続 学校教育課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 37 特別支援教育就学奨 励費交付事業 小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒の 保護者に対し、就学に要する経費の一部を負担す ることで、特別支援教育の普及奨励を図ります。 継続 学校教育課 増島保育園調理室改 修事業 年齢別のきめ細やかな保育サービスを提供するた め、増島保育園の 3 歳以上児給食について、自園 調理するための調理室改修を行います。 H28 市民児童課 三世代同居世帯等支 援事業補助金 市内における三世代同居等を推進するため、住宅 の増改築等に要する経費に対し補助金を交付しま す 継続 企画費 新築した河合保育園 ブックスタート事業(絵本の読み聞かせ) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 38 基本計画① 基本計画① 子どもたちがすこやかに育 どもたちがすこやかに育つために ①-2 学校教育の 学校教育の充実( 充実(学ぶ・関 ぶ・関わる) わる) 前期基本計画の検証 標準学力調査実施事業については、全学年(小 1~小 2 国語・算数、小 3~小 6 国語・ 算数・理科、中 1~中 3 国語・数学・理科)実施し、児童生徒一人ひとりの学力の伸び を毎年評価するとともに、伸びているところを価値付け、伸ばしたいところの学習方法 を示して、次の目標づくりにつなげる取り組みが実施できました。 また、学年の傾向や成果と課題についても、単年度の成果と課題だけでなく、経年評価・ 分析を行い、授業改善に取り組むことができました。 平成 23 年度から毎年実施されている市標準学力調査の各校での結果分析、授業改善に より、平成 26 全国学力・学習状況調査の結果は、小学校は国語(活用)、算数(活用) において全国平均を上回りましたが、算数(知識)は全国平均同等、算数(活用)はや や全国平均を下回りました。中学校においては、国語・数学(知識・活用)すべてにお いて全国平均を上回り、全体としては基礎学力の定着、学力の向上が図られていると考 えられます。 基礎学力定着・教科専門性向上事業については、H24・H25「基礎学力定着支援事業」、 H26「基礎学力定着・教科専門性向上事業」において、小中各 1 校の市指定校による公 表会を実施し、指定校の取組を協議、実践を広めることができました。特に H25・H26 の中学校公表会では、市教育研究所と連携し、市内全小中教員の参加による授業公開・ 研究協議会を実施し、小学校からの教科専門性の向上につながりました。 スーパー少人数指導事業については、H25 から古川中、神岡中へ数学の非常勤講師各 1 名、さらに H26 には英語の非常勤講師各 1 名を配置し、習得・活用の 2 コースから習得・ 活用・発展の 3 コースに習熟度別少人数指導のコースを拡充したことで、実施学年全体 の学力の底上げにつながりました。 小学校第 4 学年少人数学級配置事業については、該当学校 1 校(古川小)で実施し、1 学級あたりの児童数が 10 人減となったことで、1・2・3 年次と同じ学級編制で、4 年次 もきめ細かな個に応じた指導を行うことができました。 神岡町連携型中高一貫教育事業については、神岡地区中学卒業生の飛騨神岡高校入学者 の占める割合が、H23 度 43%から H25 度 57%まで上がり、6 割近い状況になりました。ま た、小中高による地域挨拶運動を実施し、小中高 12 年間のつながりも深めています。 さらに、中高教員による授業交流、教科部会を実施し、授業についての相互理解・共通 理解を図ることができました。 小中学校では校長の経営方針を基に、創意工夫による教育活動、地域と連携した豊かな 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 39 体験による教育活動、自然、歴史、人、文化に親しみ、ふるさとを愛する心を育てる教 育活動に取り組むことができました。 後期基本計画時における課題 標準学力調査実施事業により、小学校における学力向上が課題であることが明らかにな ったため、教科の専門性のさらなる向上、市標準学力調査、全国・県学力調査の結果分 析による授業改善・指導改善プランの実施の充実を図る必要があります。 スーパー少人数指導事業については、市の非常勤講師を配置し、習熟度別少人数指導の コースを拡充して個に応じた指導をしたことが学力向上につながっているため、今後も 継続、指導の充実を図る必要があります。 小学校第 4 学年少人数学級配置事業については、第 5 学年で 40 人学級となり、1 学級あ たりの児童数が増加するため、第 4 学年の少人数学級の配慮児童についての、個別の教 育支援計画、個別の指導計画を作成する必要があります。 神岡町連携型中高一貫教育事業については、生徒、保護者の選択肢の多様化、飛騨神岡 高以外の高校の魅力の向上を踏まえ、さらなる地元入学者の増加を図る必要がありま す。 創意工夫による教育活動、地域と連携した豊かな体験による教育活動、自然、歴史、人、 文化に親しみ、ふるさとを愛する心を育てる教育活動については、各学校で活動した内 容を、「学校の便り」だけでなく、ホームページの公開等で広く情報を市民に発信しP Rを行う必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 個に応じたきめ細かな指導を行うことで、総合的な学力の推進を図ります。 標準学力調査実施事業では、各学校において確実に標準学力調査の結果分析を行 い、目標数値を定めるとともに、具体的な授業改善計画をもとに取り組む指導改善 サイクルの確立を図るよう指導を行います。また、教頭・教務主任会等で、効果の ある授業改善の方法を広め、市内で実践します。 基礎学力定着・教科専門性向上事業では、小学校公表会で可能な限り全教科部会公 開授業を実施し、小学校からの教科専門性向上のための教科部会を実施します。 数学・英語におけるスーパー少人数指導事業では、古川中・神岡中へ市の非常勤講 師(数学・英語)の配置を継続し、実施対象学年の拡充を図ります。 市ALT(外国語指導助手)とスーパー少人数指導の非常勤講師による、発展的授 業(オール・イグリッシュ等)を実施し、3 年生英検 3 級合格者の 20%達成を目指 します。 小学校第 4 学年少人数学級配置事業では、第 4 学年から第 5 学年進級時の、配慮児 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 40 童について個別の教育支援計画、指導計画に基づいた引継ぎを徹底します。 神岡町連携型中高一貫教育事業では、年 2 回の評価委員会の実施(評価委員会実施 に伴う、担当者会、三委員会:学力向上委員会・交流活動委員会・地域連携委員会 の実施)を継続します。 学校が独自で進める、特色ある教育活動を推進します。 学校が独自で進める、ふるさと教育、キャリア教育などの特色ある教育活動に支援 を行い、学校の特色化を推進するとともに、郷土や母校に誇りを持った児童・生徒 を育成し、その様子を広く市民に発信します。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 全国学力・学習状況調査の 平均正答率(国語:基礎・ 活用) H26 全国比 【小学校 6 年】 (知識)やや下回る (活用)わずかに上回る 【中学 3 年】 (知識)上回る (活用)上回る 知識・活用 どちらとも 全国を上回る 全国学力・学習状況調査の 平均正答率(算数・数学: 基礎・活用) H26 全国比 【小学校 6 年】 (知識)同等 (活用)わずかに上回る 【中学 3 年】 (知識)上回る (活用)上回る 知識・活用 どちらとも 全国を上回る 児童生徒 1 人当たりの 読書量 児童生徒 1 人当たりの年間 の図書貸し出し数 H25 平均値 【小学校】81 冊 【中学校】27 冊 平均値 【小学校】90 冊 【中学校】35 冊 特色ある教育活動の 推進 市内小中学校全校において、特色ある教育活動を実施すると同時に、その様 子を広く市民に発信します。 基礎学力の定着 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 41 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 児童生徒支援員配置 事業 市独自に雇用した児童生徒支援員を配置し、小中 学校に在籍する発達障がいを含む様々な障がい をもつ児童生徒に対する学校生活上の介助や学 習指導上の支援を行います。 継続 学校教育課 小学校第 4 学年少人 数学級配置事業 小学校第 4 学年における 1 学級児童数について は、35 人以下を標準とし、市独自に雇用した非常 勤講師を配置することで、きめ細かな指導を行いま す。 継続 学校教育課 要 保 護 ・ 準要保護児 童生徒就学援助費交 付事業 経済的理由によって就学が困難と認められる児童 生徒の保護者に対し、学校教育等に要する経費 の一部を補助することで、等しく教育を受ける権利 と機会を与え、義務教育の円滑な実施を図ります。 継続 学校教育課 特別支援教育就学奨 励費交付事業 小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒の 保護者に対し、就学に要する経費の一部を負担す ることで、特別支援教育の普及奨励を図ります。 継続 学校教育課 学力向上プロジェクト 事業 ①市標準学力調査事業 ②基礎学力定着・教科専門性向上事業 ③スーパー少人数指導事業(数学・英語) これらを継続的に実施することで、児童生徒一人 ひとりの学力の向上を図ります。 継続 学校教育課 特色ある教育経営推 進事業 校長の経営方針を基に、創意工夫による教育活動 を通して、「ふるさとを愛し、心豊かにたくましく生き る児童生徒を育む」ため、保護者や地域と連携し た豊かな体験活動を実施します。 継続 企画課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 42 基本計画① 基本計画① 子どもたちがすこやかに育 どもたちがすこやかに育つために ①-2 学校教育の 学校教育の充実( 充実(鍛える) える) 前期基本計画の検証 運動部活動等外部指導者活用促進事業では、部活動担当教員と外部指導者が連携、協力 しながら指導することで、生徒の技能向上及び健全育成を図りました。また、外部指導 者との連携により、部活動担当教員の指導力向上につながりました。 部活動については、団体(チーム) 、個人が全国大会出場や県大会上位に入賞しました。 また、大会運営経費の補助により、生徒の部活動への参加意識を高めることができまし た。 小中学校野外活動補助事業では、積雪地でスキー等を実施できる飛騨市の特色を活か し、親子で共に取り組む活動として、家族の絆を深めたり、児童生徒が郷土を愛する心 を育むことができる価値ある活動となっているとともに、積雪でグラウンドが使用でき ない冬期に児童生徒の体力づくりにつながっています。また、市内スキー場を小中学生 やその保護者が利用することで、市内施設の活性化にも寄与しています。 後期基本計画時における課題 児童・生徒の毎日の運動を推奨するとともに、どの子も運動に親しみ体力向上が図れる 機会や環境を整備する必要があります。 児童・生徒数の減少を踏まえ、部活動については体力と技術の向上が図れるよう、数や 種目について検討する必要があります。 担当教員のみの指導に委ねることとなる部活動については、積極的に外部指導者の人 選・確保に努める必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 運動、文化、音楽などの活動に親しみ、自発的・自主的に活動を展開することにより、体力 向上や健康増進、豊かな心を育みます。 部活動の外部指導者の充実を図り、生徒の技術向上・健全育成を図るとともに、連 携しながら部活動に取り組むことで、指導者、担当教員の指導資質を高めます。 児童・生徒数の減少を踏まえた部活動の数や種目については、外部のクラブチーム との連携、交流を視野に入れて取り組みを進めます。 部活動の各種大会出場に要する費用の助成を行い、生徒の技能や部活動への参加意 欲を高めます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 43 冬期の体力づくりや親子での活動により絆を深め、ふるさとを愛する心を育むこと につながる活動を支援します。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 児童の体力向上 全国体力・運動能力、運動習慣等調 査結果より、運動能力総合評価がD (やや劣っている)+E(劣ってい る)の占める割合 H25 値 男子 24.1% 女子 13.6% 男子 15%以下 女子 10%以下 生徒の体力向上 全国体力・運動能力、運動習慣等調 査結果より、運動能力総合評価がD (やや劣っている)+E(劣ってい る)の占める割合 H25 値 男子 24.5% 女子 12.7% 男子 20%以下 女子 10%以下 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 運動部活動等外部指 導者活用促進事業 部活動における外部指導者を招き、生徒の技能向 上及び指導者の指導力向上を図ります。 継続 学校教育課 部活動の充実事業 ( 部活 動各種大 会出 場補助) 部活動において、生徒が中体連県大会以上の上 位大会に出場する場合、出場に要する経費の補 助を行います。 継続 学校教育課 小中学校野外活動補 助事業 小中学生が市内スキー場を利用する際のリフト券 購入に対して、補助を行います。 継続 学校教育課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 44 基本計画① 基本計画① 子どもたちがすこやかに育 どもたちがすこやかに育つために ①-2 学校教育の 学校教育の充実( 充実(教育環境の 教育環境の充実) 充実) 前期基本計画の検証 学校支援者活用事業では、専門的な知識や技能を有した地域人材による児童生徒への指 導援助で、学習内容をより一層充実することができました。また、 「平成 25 年度岐阜県 ふるさと教育表彰」において、河合小・山之村小中が優秀賞、古川西小が奨励賞を受賞 したことは、これまでの学校支援者を活用したふるさと学習の実績が認められた結果と 言えます。さらに、学校支援者の指導支援により、教員も児童生徒と共に郷土の歴史文 化を学び、ふるさと教育に対する指導力の向上につながりました。 産休・病休等引継支援事業では、産前休暇を取得する教員と後任者が 1 か月前から引継 ぎに入り、児童の様子を観察したり、指導支援を行ったりすることで、児童の様子やそ れまで行われてきた指導を理解することができました。また、産休開始後、後任者は代 替教員(講師)としての指導に引継ぎを活かし、児童も不安になることなく、これまで どおりの安心した学校生活につなぐことができました。 小学校スクールカウンセラー派遣事業では、小学校から保護者等への教育相談を実施し たことで、中学校での生活の不安や悩み等の解消につながりました(中 1 ギャップの解 消) 。また、スクールカウンセラーの派遣をきっかけに、管理職・主任・担任等と連携 することで、相談事案に対する校内での組織的対応力向上につながりました。さらに、 学校と市教育研究所(常勤教育相談員)が情報共有することで、教育相談事案に早期に 対応することができました。 耐震基準を満たない老朽化した保育園及び学校施設については、目標どおり合併特例期 間中にすべての改修・リニューアル・大規模修繕を実施し、安全・安心な教育環境を整 備することができました。 後期基本計画時における課題 学校支援者活用事業では、学校の教育目標、経営方針を具体的に現すため、特色ある学 校経営・ふるさと教育を推進するために、今後さらに意図的・計画的に活用できるよう にする必要があります。 学校支援者の活用については、前年度からの継続の場合も多いため、学校の教育目標、 経営方針に基づき、活用目的を見直し実施する必要があります。 産休・病休等引継支援について、担任の長期休暇等(特に緊急を要する病休)はあらか じめ見込むことが困難であるという側面があります。 小学校スクールカウンセラー派遣事業では、児童についての不安や悩み(学力不振、不 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 45 登校傾向、対人関係等)を抱えた保護者が増えており、そのニーズに対応していく必要 があります。 市内中学生の市内高校への進学率については、前期計画時から好転していないため、市 内高校への進学率向上のため、高校の特色を小中学生に伝える取り組みが必要です。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 飛騨市の将来を担う子どもたちのため、児童・生徒には安心して教育に励むことができる環 境を、教職員には子どもたちへの指導に専念できる教育環境を充実させます。 学校の教育目標、経営方針を具体的に現すため、専門的な知識や技能を有する学校 支援者を講師として招き、特色ある学校経営やふるさと教育・キャリア教育を推進 するため、学校支援者活用事業を継続します。 発達障がい等をもつ児童生徒の学習支援・生活支援のため、児童生徒支援員を配置 し、学級全体が落ち着いて学習に取り組める雰囲気を作ることで教員の指導環境を 整えます。 担任の長期休暇時等において、後任の教員(講師)へのスムーズな引継ぎを行うこ とで、児童・生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、長期休暇時等の引 継ぎに対する支援を行います。 教育相談の実施により、早期から特別支援教育への対応、中学校への不安解消等を 図るため、小学校スクールカウンセラー派遣事業について、市教育研究所(常勤教 育相談員)等との連携及び教育相談研修の充実を図ります。 市内高校の特色を活かした魅力化を推進します。 安全・安心で快適な教育環境を整備するため、学校施設の整備を行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 教員の資質向上 市内の全教職員を対象とした研修会 を実施し、教員のさらなる資質向上 を図ります。 H25 10 講座 15 講座 市内中学生の市内高校 への進学率 市内の中学生が地元 2 高校へ進学す る割合 H25 47.1% 50% 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 46 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 学校支援者活用事業 地域の専門的な知識や技能を有した方を授業等 の学校支援者として招き、児童生徒の学習や指導 援助を行うことで、ふるさと教育やキャリア教育を充 実させ、児童生徒がふるさとを愛する心を育てま す。 継続 学校教育課 児童生徒支援員配置 事業 市独自に雇用した児童生徒支援員を配置し、小中 学校に在籍する発達障がいを含む様々な障がい をもつ児童生徒に対する学校生活上の介助や学 習指導上の支援を行います。 継続 学校教育課 産 休・ 病休等引 継支 援事業 年度途中に担任が産休や病休、研修等によって 不在となり交替する場合に、1 か月間の引継期間 を設け、担任と一緒に学級に入り、児童生徒の指 導・支援にあたります。 継続 学校教育課 小学校スクールカウン セラー派遣事業 いじめ・不登校ゼロを達成するため、市教育研究 所と連携して、スクールカウンセラーを小学校に派 遣し、児童生徒や保護者のカウンセリングを行いま す。 継続 学校教育課 学校施設整備事業 安全・安心で快適な教育環境を確保するため、学 校施設の整備を行います。 ・神岡小学校リニューアル改修 ・小中学校体育館天井等非構造部材の耐震改修 ・山之村小中学校体育館の屋根改修 ・古川中学校体育館の屋根塗り替え H27~ 教育総務課 魅力ある地元高校づ くり推進事業 市内高校の特色・魅力を生徒・保護者に伝える機 会を設けるとともに、小学生にとって地元高校が身 近なものとなるよう小高交流事業の実施を支援しま す。 継続 (H27 拡充) 企画課 スクールバス更新事 業 児童生徒の安全な通学を確保するため、スクール バスの車両更新を計画的に行います。 継続 教育総務課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 47 基本方針 2 医療 医療と と福祉の 福祉の充実 (一人ひとりが 一人ひとりが健康 ひとりが健康づくりに 健康づくりに取 づくりに取り組むまち) むまち) 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-1 健康づくりの 健康づくりの推進 づくりの推進 前期基本計画の検証 第一次飛騨市健康増進計画では、「①地域の住民を主人公として、住民の実態に即して 活動を進める ②住民が自らの健康を自ら守るための力を身につけることを支える ③個人の努力を社会全体で支援するための環境整備を行う ④計画の策定や取り組み については、住民も積極的に参加し住民と行政が一体となって進める」という基本理念 を基に、健康診断の充実、受診率の向上を具体的目標として進めてきました。その結果、 健康診断の必要性、受診結果による自らの状況と今後の維持改善への取り組み方につい て、住民に広く理解を得ることができました。 飛騨市国民健康保険特定健診の受診率は、毎年 60%を超え、県下市町村でも 1 位、2 位 の高い受診率を維持しています。岐阜県の他市町村との比較でも住民の健康への関心の 高さが顕著に現れています。大きな目標として掲げていたメタボリックシンドローム該 当者及び予備軍の対策については、該当者は平成 20 年度の 470 名から平成 23 年度には 318 名、予備軍は同年度 407 名から 296 名と大きく減少し、保健師による個別支援の効 果が現れ、生活習慣病に関する認識が高まったと考えています。 高齢者世代に向けての健康管理として高血圧の予防と改善に重点を置き、減塩、適正飲 酒、減量等の生活改善指導を行いました。壮年期(40 歳~64 歳)の脳血管疾患の死亡者 数は、減少傾向にあります。 神岡町船津地内に飛騨市神岡町ふれあいセンターを平成 26 年 3 月に新築し、4 月から神 岡町保健センターと地域包括支援センター神岡ブランチがふれあいセンター内で業務 を行うようになりました。移転により、保健センターへの検診車の乗り入れ、介護予防 事業スペースの確保が可能となりました。 後期基本計画時における課題 「飛騨市健康増進計画 健康飛騨市 21(第二次)」の基本的な方向は、前期の結果を踏ま え、 「①健康寿命の延伸と健康格差の縮小 防 ②主要な生活習慣病の発症予防と重症化予 ③社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上 会環境の整備 ④健康を支え、守るための社 ⑤栄養・食生活、身体活動・運動、休養、喫煙、飲酒及び歯・口腔の健 康に関する生活習慣及び社会環境の改善」を掲げ、これらの達成のため歯周病を有する 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 48 者の割合の減少や糖尿病合併症患者の減少など具体的な 24 項目について数値目標を設 定し、市民の健康維持向上に努めます。 特に飛騨市において特徴的であった脳血管疾患による死亡率は、前期の取り組みとして その大きな要因である高血圧症の改善に努めた結果、減少させることができましたが、 脳血管疾患の標準化死亡比(H20~H24 )での比較によれば、県内で男性 7 位(103.8)、 女性 6 位(120.3)といずれも国・県よりも高くなっています。 高血圧症の状況は、Ⅱ度(最高血圧が 160 以上若しくは最低血圧が 100 以上)以上の高 血圧者(40~64 歳)及び、Ⅱ度以上の高血圧者のうち未治療者(40~74 歳)数は、い ずれもわずかな減少にとどまっています。また、飛騨市におけるⅡ度以上の高血圧者(40 ~74 歳)の割合は、県内自治体中、男性 5 位、女性 27 位と、女性は著しい改善が見ら れ、県平均の 4.0%を下回ったものの、男性は依然として高い傾向となっています。 これらのことから、働く世代の健康管理としては、主にメタボ対策による生活習慣病の 予防をより充実し、高齢者世代の健康管理としては、高血圧症の予防と改善に重点をお く必要があります。また、同時に市民の主体的な健康づくり活動を推進していく必要も あります。 大人の生活習慣病は、小児期の生活が大きく影響を及ぼします。親が成長発達の原理を 理解した上で、子どもが正しい生活習慣を身につけることは、将来の生活習慣病予防に つながることから、食育の推進を図る必要があります。 岐阜県市町村特定検診受診率順位表 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 平成20年度 飛騨市 白川村 下呂市 七宗町 高山市 揖斐川町 神戸町 本巣市 大野町 坂祝町 68.4% 62.8% 60.6% 57.0% 50.1% 49.6% 49.0% 47.1% 46.9% 44.9% 平成21年度 飛騨市 白川村 下呂市 七宗町 高山市 揖斐川町 安八町 坂祝町 白川町 本巣市 66.0% 61.0% 56.8% 55.4% 52.0% 50.6% 47.9% 47.3% 47.0% 45.8% 平成22年度 飛騨市 白川村 下呂市 七宗町 高山市 揖斐川町 東白川村 郡上市 安八町 白川町 63.0% 57.4% 55.3% 53.6% 52.3% 50.9% 50.9% 48.7% 48.3% 46.6% 平成23年度 飛騨市 白川村 七宗町 高山市 下呂市 郡上市 安八町 揖斐川町 本巣市 神戸町 平成24年度 65.0% 59.2% 52.2% 51.9% 51.5% 51.2% 51.0% 50.2% 48.6% 47.6% 白川村 飛騨市 郡上市 七宗町 高山市 揖斐川町 下呂市 安八町 神戸町 本巣市 平成25年度 61.9% 61.3% 54.2% 54.1% 51.9% 51.3% 50.4% 49.9% 48.8% 48.4% 白川村 飛騨市 郡上市 七宗町 高山市 下呂市 神戸町 揖斐川町 安八町 本巣市 64.6% 61.1% 55.5% 52.8% 52.2% 50.9% 50.0% 49.8% 49.4% 49.3% (出典:岐阜県国民健康保険団体連合会データ) 年度別検診受診者・保健指導対象者数(率) 対象者数 (A) 5,480 5,448 5,373 5,257 5,160 5,026 健診 受診者数 (B) 3,748 3,593 3,387 3,416 3,165 3,071 387,905 134,684 年度 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H22 岐阜県 受診率 (C) 68.4% 66.0% 63.0% 65.0% 61.3% 61.1% メタボ 該当者 (D) 470 357 306 318 270 266 34.7% 20,423 割合 (D/B) 12.5% 9.9% 9.0% 9.3% 8.5% 8.7% メタボ 予備軍 (E) 407 379 314 296 281 237 割合 (E/B) 10.9% 10.5% 9.3% 8.7% 8.9% 7.7% 15.1% 12,782 9.5% (出典:市データ) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 49 脳血管疾患年齢調整死亡率(H20~H24 の平均 人口 10 万対) (単位:人) 60 50.9 50 50.3 46.3 44.4 40 32.7 28.6 28 27 30 34.8 24.4 20 10 0 岐阜県 飛騨圏域 高山市 男性 飛騨市 下呂市 女性 (出典:飛騨圏域の公衆衛生 2013) 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 健康寿命の延伸を図り、市民がいつまでも豊かな生活を送ることができるよう、生活習慣病 の予防、高血圧症者の減少に努めます。 飛騨市国民健康保険特定健診結果説明会や地区組織・地元企業等への健康教育事業 を開催し、市の健康問題の特徴として高血圧症の割合が高い現状を伝え、脳血管疾 患・慢性腎不全・虚血性心疾患への因果関係を周知するとともに、生活習慣改善へ の啓発を図ります。 高血圧者個別指導事業として、相談事業や家庭訪問事業の実施強化を図ります。 保健センターだよりや広報ひだ・事業のPR文書等にて、健康づくりに向けた市民 の自主的で効果的な活動内容を紹介していき、市民の自主的な健康づくり活動を促 進します。 高血圧症(要治療域)で、未だ治療を開始していない方へ家庭訪問等による個別の 保健指導を実施し、生活習慣の改善と適切に治療を受けられるよう支援を行いま す。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 50 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) Ⅱ度以上の高血圧症者 率 市国民健康保険特定健診結果より、 40 歳~64 歳のⅡ度以上(最高血圧 160 以上または最低血圧 100 以上) の高血圧症者の割合 4.2% 3.4% Ⅱ度以上の高血圧症未 治療者率 市国民健康保険特定健診結果より、 40 歳~74 歳のⅡ度以上(最高血圧 160 以上または最低血圧 100 以上) の高血圧症者のうち治療をしていな い方の割合 2.7% 2.1% 特定保健指導対象者数 市国民健康保険特定健診結果の、メ タボリックシンドローム及びその予 備軍の方(このままの状態を放置す ると心臓病や脳卒中、糖尿病等を発 症する危険がある方)の人数 503 人 463 人 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 特定健診結果説明会や地区組織・地元企業等へ の健康教育事業を開催し、高血圧症やメタボリック シンドロームの改善を図ります。 継続 健康 生きがい課 生活習慣病予防のための食生活習慣の改善、方 法についての周知と食生活習慣改善継続のきっ かけづくりの場を提供していきます。 継続 健康 生きがい課 高血圧症(要治療域)であるが、未だ治療を開始し ていない方へ家庭訪問等による個別の保健指導 を実施し、生活習慣の改善と適切に治療を受けら れるよう支援を行います。 継続 健康 生きがい課 市民が現実に生活の中で血圧管理や生活習慣の 改善について、意識し実践しているかについての 現状調査を行い、今後の予防と改善方法につなげ ます。 継続 健康 生きがい課 生活習慣病対策事業 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 51 民間企業との食育推 進協働事業 民間企業との協働により、市内の保育園児や小学 生等とその親子を対象に調理の楽しさ、栄養や食 生活の正しい知識を学ぶ場を提供し、食育を推進 していきます。 特定検診 継続 企画課 健康指導 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 52 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-2 生涯学習の 生涯学習の推進 前期基本計画の検証 乳幼児学級から高齢者学級まで、また、団体活動から個人活動まで、広い範囲で生きが いづくりのきっかけとなる様々な生涯学習機会の創出及び提供を行うことができまし た。 誰でも自主講座の開催では、各分野で学習・経験を積まれた 40 代以上世代の講師の方 が多く、その身につけた知識や技能、経験を活かし、教える喜びと学ぶ喜びのある豊か な地域づくり・生きがいづくりにつながりました。 高齢者学級では、地域にあわせた生涯学習活動の機会を提供し、高齢者の生きがいづく りや病気・要介護状態の予防に貢献しましたが、参加者数の目標を達成することはでき ませんでした。 後期基本計画時における課題 誰でも自主講座については、開講数や参加者とも増加していますが、市民による講師に も限界があり、新たな講師の育成にも時間がかかるため、今後は開講数や参加者を増や していく取り組みだけでなく、参加者が満足し成果を地域に還元できるような質の向上 を目指した取り組みが必要です。 高齢者学級の参加者は減少傾向にありますが、高度情報化社会において様々な場所で多 種多様な学習機会が提供されている、あるいは、地域活動や趣味などに活発に活動する 元気な高齢者が増えていることなどを理由に、今後も高齢者学級に参加する人は少なく なっていくと予測されます。 地方は都市部に比べて民間サービスが行き届いていないため、若い世代を対象とした学 習機会や専門的な知識を取得する機会など、多種多様な市民の学びの要求に応えること ができる公民館講座等の充実が求められていると考えられます。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 幅広い地域、世代における生涯学習機会を提供し、誰もが健康で生きがいをもてるまちづく りを進めます。 生涯学習意欲を掘り下げて幅広い年齢層とニーズへ対応し、市民の力を地域に活か せる仕組みづくりを推進するため、誰でも自主講座の開催(市民自らの企画による 公民館講座)、各種団体・サークルの紹介(様々な活動を行う団体・サークルの情 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 53 報発信) 、○○名人の登録(講師の情報発信)を実施します。 高齢者の生きがい創出による社会的生活の充実を図るため、高齢者が行う学びを支援します。 地域でのふれあいや学ぶ喜びを感じ、社会的能力を高める高齢者学級を開催すると ともに、三世代交流など地域のつながりづくりや地域貢献など社会的な関わりの場 を積極的に設けます。 講座や講演会等のプログラムを充実させ、市民の学びを応援します。 公民館等社会教育施設を活用し、幅広い年代の市民の学ぶ意欲を応援する講座や講 演会等のプログラムを実施します。 乳幼児学級の様子 公民館講座の様子 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 年間の市主催各種講座の開催数と参 加者数 H25 値 4回 97 人 5回 150 人 年間の自主講座の開催数と参加者数 H25 値 51 回 2,472 人 50 回 2,500 人 年間の高齢者学級の開催数と参加者 数 H25 値 52 回 1,664 人 50 回 1,500 人 公民館講座の開催数・ 参加者数 高齢者学級の開催数・ 参加者数 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 54 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 自分が勉強してきた知識や技能、趣味や教養を他 の皆さんにも広めたいという思いに応えるため、自 らが企画提案し講座や教室を行う「誰でも自主講 座」を実施します。 継続 生涯学習課 ○○名人登録事業により、あらゆる分野に長けた 方を名人として把握し、講師として広く紹介しま す。 継続 生涯学習課 一生涯にわたって学び、その学びを生かして生活 する市民の“生涯学習”を応援するため、「公民館 講座」を実施します。 継続 生涯学習課 高齢者学級開催事業 学級生相互の協調性と連帯感を培い、生きがいの 生まれる楽しい高齢者学級を開催します。 継続 生涯学習課 公民館活性化事業 公民館等を活用した講演会等の開催ほか、生涯 学習情報の積極的な提供を行います。 継続 生涯学習課 公民館講座開催事業 高齢者学級の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 55 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-3 生涯スポーツの 生涯スポーツの推進 スポーツの推進 前期基本計画の検証 「体育施設の利用者数」、 「市民スポーツ大会の実施数・参加数」は、ともに少子化・競 技人口の減少により、前期計画の成果目標達成には至りませんでした。しかしながら、 H20 値と比較した場合、大きな差が認められないことは、サークル活動も含め定期的な 活動が維持されているということでもあります。 平成 24 年度に開催された第 67 回国民体育大会(ぎふ清流国体)では、飛騨市において サッカー少年男子、ハンドボール成年男子、ラグビーフットボール成年男子の競技がそ れぞれ実施され、市内のスポーツ振興及びサークル活動の活発化に寄与したほか、飛騨 市の名を全国に発信し、交流人口の増加につながりました。 後期基本計画時における課題 高齢化のさらなる進行が確実である中、いつまでも健康で生きがいのもてるまちづくり のためには、生涯スポーツの推進が果たす役割は大きく、幼児から高齢者まで、市民誰 もがスポーツを楽しむことができる生涯スポーツ社会の実現を目指し、心身の健康と体 力づくりの推進、コミュニティ力強化を図る必要があります。 市内には、現在、主に筋力アップを目的とした桜ヶ丘体育館のトレーニング室等があり ますが、中心部に気軽に体を動かせるトレーニング施設がないことから、市外のトレー ニング施設を多くの市民が利用している状態です。そのため、いつでも・誰でも気軽に 体を動かすことのできる場の提供や、各種運動・トレーニング実施への支援を行い、広 くスポーツ活動と健康維持の推進を図る必要があります。 市内体育施設には、老朽化により修繕が必要となる施設もあることから、財政への影響 も考慮し、計画的な修繕を実施する必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 幼児から高齢者まで、市民誰もがスポーツを楽しむことができる生涯スポーツ社会の実現で、 さらなる心身の健康と体力づくりの推進、コミュニティ力の強化を図ります。 誰もが親しめるスポーツの推進に向け、スポーツ推進計画の見直しを含め、中・長 期展望に立った在り方を再検討し、市民との協働による組織づくりに取り組みま す。 スポーツイベントの実施については、今ある事業を拡充、あるいは見直しを図り、 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 56 各地域を問わず、さらなる市民相互の交流及び世代間交流を促進します。また、市 外からの参加者が見込めるイベントについては、飛騨市の独自性を出しながら交流 人口の増加につなげます。 生涯スポーツを推進していくうえで不可欠な、指導者の発掘・育成については、指 導者の高齢化も踏まえ、新たなスポーツ活動指導者の発掘・育成に努めます。また、 各種団体のネットワーク化を推進し、講習会等により、スポーツについての正しい 知識と教養を身に付けさけながら、指導者としての資質の向上を図ります。 ライフスタイルの多様化に対応するため、いつでも、どこでも、誰でも気軽にスポーツに親 しむことができる環境づくりや、継続的な活動の支援を行い、さらなるスポーツ活動の推進 を図っていきます。 いつでも、どこでも、誰でも気軽にできるノルディックウォーキングを推進し、公 認指導者の資格取得はもちろんのこと、健康維持・増進を推進します。 市民がいつでも・誰でも天候に関係なく気軽に体を動かすことのできる場として、 市内に新たなトレーニング施設を整備し、市民の体力向上による健康寿命の延伸を 図ります。 スポーツ施設の整備については、現有施設の重要度を再確認し不要なコストは抑制 しながら、さらなる老若男女の様々な需要に則した、身近で使いやすいスポーツ施 設の整備を図ります。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) H25 値 193,102 人 195,000 人 体育施設の利用者数 年間の体育施設利用者数 市民スポーツ大会の実 施数・参加者数 年間の市民スポーツ大会実施数と参 加者数 H25 値 13 大会 1,409 人 13 大会 1,500 人 屋内トレーニング施設 市内にある屋内トレーニング施設の 数 1 施設 2 施設 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 57 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 健康づくりウォーキン グ推進事業 いつでも・どこでも・誰でも気軽にできるノルディック ウォーキングを推進し、運動不足の解消・体調改 善・ダイエットやストレス解消など、健康増進を図り ます。 継続 (H27 見直し) 生涯学習課 飛騨市体育協会活動 事業 各種大会を計画し、関係団体の協力を得ながら、 より多くの方がスポーツに親しめる機会をつくりま す。 継続 生涯学習課 市民の体力づくり増進 事業 市民が気軽に体力向上が図れるようトレーニング 施設の建設を進め、健康寿命の延伸をめざしま す。 H27 生涯学習課 トレーニング施設(イメージ) ノルディックウォーキング講習会 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 58 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-4 地域福祉活動 地域福祉活動の 活動の推進 前期基本計画の検証 福祉ボランティア育成を目的に、既存の福祉ボランティア団体への支援活動や、ボラン ティア未登録団体に対し、登録を促す啓発活動及びボランティア講座の開催等を行って きました。しかしながら、前期計画目標値(29 団体 560 人)を大きく下回り、当初より 団体数、人数ともに大幅な減少となりました。 ボランティア団体数、登録者数の減少となったのは、古川地区の女性会が解散となった ことが大きく起因しています。また、その他でも、既存団体が後継者不在により解散と なったり、ボランティア団体に加入することによる各種会合への参加など、様々な負担 の増大などが原因として考えられます。 結婚への支援については、平成 16 年から社会福祉協議会が行っていた結婚アドバイザ ー(16 名)による結婚相談所を廃止し、平成 24 年から専属の結婚コーディネーター1 名によりいつでも結婚相談ができるよう体制強化に取り組みました。 そのほか、平成 25 年度からは、飛騨圏域の市及び村が共同でポータルサイトを使った 結婚相談事業を開始し、人口減少・少子化に少しでも寄与するためにも、結婚支援を図 る出会いの創設について積極的に推進することとしています。 後期基本計画時における課題 前期基本計画の課題同様、核家族化の進行とともに家族のきずなが弱まり、また、都市 部への人口の流出や地域社会の都市化により、住民が共に助け合い、支え合うという社 会的なつながりの希薄化が顕著となっている状態に大きな変化はありません。 共助の精神の希薄化は、 「福祉は行政が行うもの」というイメージをより強くさせ、福 祉サービスに対する市民ニーズは年々増加・多様化傾向にあります。しかしながら、そ れらのニーズに行政だけで対応していくことには限界があるため、誰もが幸せに暮らす ことのできる地域社会の実現のため、市民一人ひとりが地域内で助け合える関係を築い ていく必要があります。 地域住民が自分たちの住んでいる地域をもっと良くしていきたいという意志を持ち、地 域住民の主体的な参加による支え合いの仕組みづくりに取り組む必要があります。その 仕組みに合わせて、公的な福祉サービスが効果的に連携していくことが不可欠です。 NPOやボランティア団体といった市民組織や社会福祉協議会をはじめとする社会福 祉事業者の支援により、行政任せではない新しい仕組みを作ることが必要です。 結婚への支援については、婚姻数が人口減少・少子化対策に与えるインパクトの大きさ 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 59 を踏まえ、特に健全な出会いを求める独身男女の出会いの場の創出について、行政とし てもさらに新たな取り組みを積極的に展開していくことが望まれています。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 地域福祉活動を牽引するボランティア活動推進するため、団体数、会員数の確保、活動の活 発化を図ります。 社会福祉協議会と市との協働により、各種広報誌等を活用し、広く市民に対しボラ ンティアの重要性、果たす役割についての啓発に取り組みます。また、各行政区、 自治会、民生委員会等が行う各種会合に参加し啓発活動を行うことで、会員の確保 を推進します。 地域において活動している個人及び未登録グループについて、ボランティア団体へ の加入促進を行います。 地域における助け合い活動の中核を担う福祉人材やボランティア団体を育成・確保 するため、社会福祉協議会の地域福祉に対するノウハウを活用しながら、無理なく 参加できるボランティア養成講座を開催します。 住民のニーズを的確に把握しながら、ボランティアメニューの開発や企業のボラン ティア活動を支援していきます。 健全な出会いを求める市内独身男女に、気軽に相談・参加できる新たな出会いの機会を提供 します。 社会福祉協議会を中心とした出会いサポートセンター活動を継続するとともに、新 たに「世話焼きおじさん・おばさん」による出会いの支援を行います。 飛騨圏域 3 市 1 村によるポータルサイトを中心とした出会い・結婚支援活動を継続 し、気軽に参加できる出会いの機会を提供します。 市内団体及び事業者等のアイデアによる多様な出会いイベントの開催を増加させ るため、それらが企画・実施する出会いイベントの開催を支援します。 出会いに観光の要素を加え、楽しみながら気軽に参加できる出会いの機会を提供す るため、飛騨市の魅力的な地域資源・アクティビティを活用し、独身男女を対象と したツアーの企画実施を支援します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 60 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) ボランティア団体数 飛騨市社会福祉協議会の登録ボラ ンティア団体数 20 団体 29 団体 ボランティア登録者数 飛騨市社会福祉協議会の登録ボラ ンティア人数 375 人 500 人 出会いサポートセンター 登録者及びリチェネット 登録者数 出会いサポートセンター及びリチ ェネットへの登録者数 サポートセンター 64 人 リチェネット 33 人 サポートセンター 80 人 リチェネット 50 人 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 ボランティア養成講座 開催事業 ボランティア団体の育成・確保を図るため、福祉ボ ランティア団体連絡会への支援活動及び、未登録 団体への啓発活動を行うとともに、社会福祉協議 会の協力を得ながら無理なく参加できるボランティ ア養成講座の開催を行ないます。 継続 福祉課 社会福祉 協議会 ボランティア活動情報 発信事業 ボランティア活動の広報、参加のきっかけづくりを 目的に、ボランティアセンター及び活動団体につ いて情報発信を行います。 継続 福祉課 社会福祉 協議会 地域福祉ネットワーク 事 業( 地域福祉 活動 推進事業) 各行政区の福祉委員を中心として、地域福祉活動 の強化と啓発を図ります。 継続 福祉課 社会福祉 協議会 出会い創出事業 社会福祉協議会による出会いサポートセンター活 動事業及び飛騨圏域共同のポータルサイトにより 出会いの機会創出を図ります。 継続 福祉課 社会福祉 協議会 出会い・地域活性化イ ベント実施補助事業 市内団体及び事業者等が企画・実施する出会い イベントの開催を支援します。 H27~ 企画課 地域資源を活用 した 出会い・飛騨市 PR ツ アー開催事業 飛騨市の魅力的な地域資源・アクティビティを 活用し、独身男女を対象としたツアーの企画実 施を支援します。 H27~ 福祉課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 61 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-5 障がい者 がい者(児)福祉の 福祉の充実 前期基本計画の検証 障がい者の自立の支援を行う就労施設の設置については、市の指定管理施設として就労 継続支援施設B型事業「憩いの家」が設置され、目標である 1 箇所の開設を達成できま した。また、平成 26 年には、新たに市内NPO法人が運営を行う就労継続A型事業所 が開設されました。 しかしながら、障がい者の居宅系サービスであるグループホームの設置については、民 間事業所の参入がなく、前期の目標を達成するには至っていません。 ジョブコーチの設置については、市及び民間事業所いずれも設置には至っていません が、ひだ障がい者総合支援センター(高山市)により、飛騨圏域の障がい者雇用を行っ ている事業所が相談する体制は整っています。 平成 25 年度には、市も支援を実施するなか県立飛騨吉城特別支援学校が開校し、障が い者(児)やその保護者の期待に応えることができました。 後期基本計画時における課題 障がい者の社会生活訓練の場としての作業所の設置については、現在、就労継続支援B 型事業所が 1 箇所、A型事業所が 1 箇所ありますが、一般就労へ繋ぐための就労移行支 援事業所がない状態となっています。 A型、B型事業所はどちらも古川地区にあり、神岡地区には就労支援施設が現在設置さ れていないため、神岡地区の利用者は古川町や高山市まで通わなくてはなりません。 グループホームは、障がい者の入所施設の増設が見込めない現状から、在宅の障がい者 が望んでおり必要であり、設置が求められています。 発達障がい児、知的障がい児等における療育事業の有効性は既知の事実であり、早期に 発見し療育に結び付けることで、就学期以降の自立した生活が期待されるため、引き続 き発達支援センターや保健センター、教育委員会等の組織が連携を密にし、就園前の検 診や保育園訪問等を通じ早期発見、早期療育に努めることが重要です。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 障がい者(児)が暮らしやすい環境の整備を進めます。 障がいに対する市民の理解を深め、共助の精神によるまちづくりを進めます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 62 障がい者(児)の生活力向上に向け、安心して生活できる場を提供及び支援体制の整備を行 います。 障がい者が暮らしやすい環境を整備するために、就労に向けた訓練などの支援を行 なう就労支援施設の整備と、常時介護を要する障がい者に対して日中における必要 な支援及び創作活動の機会の提供を行う生活介護施設の整備を進めます。 障がい者の社会生活訓練の場としての作業所の神岡地区での開設が望まれるため、 自立支援協議会や、飛騨地域の自立支援関係事業所等への継続的な呼びかけ・意見 交換等を行います。 グループホーム等の施設の充実について、市内及び市外の福祉法人、NPO法人等 関係機関との意見交換などを通して呼びかけを行っていきます。 発達支援センターや保健センター、教育委員会等の組織が連携を密にし、将来的に 自立した日常生活や社会生活につながるよう、個々の障がいに合った途切れのない 支援の実施を目指します。 【具体的な成果指標】 成果指標 作業所の設置 説明 現状 目標(H31) 障がい者の社会生活訓練の場として の作業所の設置 2 か所 3 か所 障がい者が安心してお互いに協力し ながら生活できる場の設置 - 1 か所 介護を必要とする障がい者に創作活 動や日常生活の支援を行なう施設の 設置 - 1 か所 グループホーム等の 設置 生活介護施設の設置 障がい者作業所の作業風景 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 63 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 障がい者(児)支援事 業 ( 障 が い 者 ( 児) の 暮 ら し やす い 環 境 整 備事業) 障がいに対する理解を深めるための啓発活動を推 進します。 継続 福祉課 就労支援施設の設置 一般企業等への就労が希望する人、困難な人に 必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練 等を行なう施設の設置を進めます。 継続 福祉課 グル ー プホ ーム の設 置 障がい者が安心して夜間や休日に共同生活がで きるグループホームの設置を進めます。 継続 福祉課 生活介護施設の設置 介護を必要とする障がい者に創作活動や日常生 活の支援を行なう施設の設置を進めます。 継続 福祉課 ジョブコーチの設置 就労支援を積極的に推進するための支援員を設 置します。 継続 福祉課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 64 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-6 ひとり親家庭 ひとり親家庭の 親家庭の福祉の 福祉の充実 前期基本計画の検証 飛騨市の「ひとり親家庭相談員数」については、飛騨市の総合福祉課(福祉部門)が「福 祉課」と「市民児童課」に分かれる組織再編により、市役所本庁(市民児童課)とハー トピア古川(福祉課)の 2 か所で知識のある専門の相談員が対応できるようになり、福 祉サービスの向上を図ることができました。 また、母子家庭に加え、父子家庭が増加の傾向にあった事から、母子父子家庭を対象と した「ひとり親家庭相談員」設置の必要性も踏まえ、現在、男性 1 名、女性 2 名の実質 3 名の相談員により相談支援及び情報提供など適切な対応ができています。 後期基本計画時における課題 ひとり親家庭においては、生計と子育てという家庭責任を一人で担うことになり、精神 的負担と金銭的負担が大きいため、その親子を地域ぐるみでサポートする体制の充実が 必要です。 近年「母子・父子自立支援員」が対応する相談事例の多くは、DVや金銭問題、障がい のある養育者の支援、離婚時の養育費など、その内容が多様化しています。しかしなが ら、対応する市職員は人事異動などにより、長期にわたる相談などに継続的に関与する ことが困難となっています。このため、信頼関係の維持・向上のためにも相談内容及び 対応等に関する引き継ぎを徹底すると同時に、専門職員の雇用(母子・父子自立支援員) を進める必要があります。 複雑化する相談内容に対応できるよう、関係各機関と連携はもちろん、職員の資質向上 のため、積極的な研修等への参加が必要です。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 ひとり親家庭の子育て・生活を支援します。 ひとり親家庭等が、子育てと就業を両立できるよう、多様な保育サービスの充実や 放課後児童健全育成事業の推進などで、子育てや生活面での支援を行うとともに、 市営住宅や母子生活支援施設との連携等により生活の場の確保を図ります。 ・ 特別保育事業(未満児保育・延長保育・一時保育等)の充実 ・ 放課後児童クラブの拡充 ・ 子育て短期支援事業(保護者が病気等で養育が困難な場合の子どもの一時預 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 65 かり)の実施 ・ 親子いきいきふれあい事業の実施 など ひとり親家庭の就労支援及び経済的支援を行います。 ひとり親家庭等が自立した生活を営むことができるよう、ハローワーク等の関係機 関と連携し、職業能力向上のための講座受講に対する支援や、就職情報の提供・就 職活動の援助など自立に向けた計画的な支援が行えるよう、相談体制の整備を図り ます。 ・ 母子・父子自立支援員の配置 ・ 自立支援教育訓練給付金事業の実施 ・ 高等職業訓練促進給付金事業の実施 など ひとり親家庭に対する各種支援制度が、ひとり親家庭の生活安定と自立促進に有効 につながるよう、積極的に周知を図り、ひとり親家庭等の経済的な支援を行います。 ・ 母子父子家庭等医療費助成の実施 ・ 児童扶養手当の支給 ・ 母子父子寡婦福祉資金貸付金事業の実施 など ひとり親家庭のサポート体制の充実を図ります。 ひとり親家庭の抱える様々な悩みや課題に対して、きめ細やかな対応ができるよ う、民生委員児童委員・主任児童委員や地域住民の連携により、サポート体制の強 化を図ります。 複雑化する相談内容に対応できるよう、関係各機関と連携を図り、職員の資質向上 のための研修等に積極的に参加します。 福祉課・市民児童課の相談員相互のコミュニケーション及び情報共有を図り、関係 各機関(民生委員児童委員、主任児童委員、母子・父子自立支援員、保健師)と連 携を強化します。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 母子・父子自立支援員 ひとり親家庭の相談・支援・情報提 供等の適切な対応ができる相談員の 増員 2名 3名 数 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 66 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 母子父子家庭等医療 費助成事業 母子・父子家庭等の 18 歳までの子どもと保護者の 医療費を無料化します。 継続 市民児童課 自立支援教育訓練給 付金事業 就業やキャリアアップのために指定された教育訓 練講座を意欲的に受講する母子及び父子家庭の 母及び父に対して、受講費用などの一部を助成し ます。 継続 市民児童課 高等職業訓練促進給 付金事業 母子家庭の母又は父子家庭の父に対し、看護師 や介護福祉士等一定の資格取得を目的とした養 成機関に 2 年以上就業する場合、一定期間高等 職業訓練促進費を給付することで、生活の負担軽 減を図り、資格取得への機会を拡充します。 【対象資格:看護師、介護福祉士、保育士、理学療 法士、作業療法士等】 継続 市民児童課 母子寡婦福祉会補助 金交付事業 飛騨市母子寡婦福祉会の活動経費の一部を支援 します。 継続 市民児童課 母子・父子自立相談・ 情報提供等支援事業 母子・父子自立支援員は、各種研修会等へ積極 的に参加し資質向上を図ります。母子・父子家庭 等の相談に対し適切な助言、情報提供等ができる 窓口体制の整備に努めます。 継続 市民児童課 休日保育事業 保育園休園日である日曜・祝日に開所する保育園 を設置し、ひとり親家庭の就労を支援します。 (利用頻度による) 未満児保育事業 ひとり親家庭の再就職を支援するために、常に未 満児の受け入れが可能な体制づくりを行います。 継続 (H27 から拡充) 市民児童課 延長保育事業 保育時間を延長することで、ひとり親家庭を支援し ます。 継続 (H27 から拡充) 市民児童課 病 児・ 病後児保 育事 業 子どもが病気の際、自宅での保育が困難な場合の 保育需要に対応するため、病児・病後児保育施設 を開設します。 H28~ 市民児童課 放課後児童クラブ事 業 保護者などが就労等により日中家庭にいない小学 生(1~6 年)を対象に、専任の指導員を配置し、児 童クラブを開設します。 継続 (H27 から拡充) 市民児童課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) H27~ 市民児童課 67 基本計画② 基本計画② 健康で 健康で生きがいのもてるまちづくりのために ②-7 高齢者福祉の 高齢者福祉の充実 前期基本計画の検証 第 4 期、第 5 期介護保険事業計画により、介護保険サービスの充実と第 4 期介護保険事 業計画に位置づけられた「地域包括支援センター」を中心に、介護予防事業を実施しま した。その結果、介護予防事業に参加した高齢者のADL(日常生活動作)の向上は認 められましたが、介護予防事業に積極的に取り組もうとする意識は一部の人に限られ、 意識としては理解しているが、事業に参加しない方が多い、という実態が浮き彫りにな りました。 生活圏域を「古川・河合・宮川」地区と「神岡」地区の二つに設定するとともに、地域 包括支援センターを古川町に、神岡町にはブランチを設置し、それぞれに専従の職員に よる各種相談やケアマネジメントを実施することができました。 元気な高齢者への施策 ・地域包括支援センターで「元気体操」 「いきいき体操」を開催しました。開催地域が広がり、 参加者の自主活動に移行しました。 ・社会福祉協議会事業で地域サロンを実施いただいていますが、新たなサロンの立ち上げは少 ない状態です。また、軽スポーツ協会等の活動支援については、市長杯等を開催し、練習の 成果を披露する場の提供に努めました。 支援が必要な高齢者への施策 ・閉じこもり及び認知症予防事業は、利用者が固定化し、教室を卒業する仕組みづくりに課題 が残りました。運動機能向上事業を実施しましたが、卒業後運動を継続されない方が多いた め、保健センターで開催する自主的な運動教室への参加を促しました。 ・介護保険サービスは、計画に対して 95%程度の給付実績で推移しています。 ・相談窓口として、地域包括支援センターの認知度は高まったと考えられます。 高齢者福祉施設の整備 ・ケアマネージャーや介護保険事業所に対して、アンケートを行い、必要な介護保険サービス の需要を把握するとともに、その需要を満たすための、飛騨市における介護基盤整備の一定 の方向性を見出すことができました。 ・第 4 期及び第 5 期介護保険事業計画の中で計画した介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) の増床 30 床、認知症高齢者グループホームの増床 27 床について、計画数量の整備を着実に 進めました。 ・養護老人ホーム和光園は、バリアフリー計画に基づき、エレベーター及び自動ドア等の設置 を行うことができました。 高齢者地域支援ネットワークの構築については、社会福祉協議会が主催する各町の見守 りネットワーク会議に出席するなどして地域課題の収集に努めるとともに、見守りの重 要性を呼びかけました。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 68 後期基本計画時における課題 飛騨市の高齢者数は平成 27 年度にピークを迎えるものの、高齢化率は 35%を超え、3 人に 1 人が高齢者という時代に突入しています。また、要支援・要介護認定者数も増加 を続け、10 年後には現在より 350 人ほど増加すると推計しています。 このような中、健康で生きがいのある人生を送っていただくことはもちろん、その経験 や能力を発揮し、社会や地域で役割を持って主体的に活動できる環境づくりを進め、元 気な高齢者を増やしていくことが重要です。そのために、増加する高齢者に対し、生き がいを持って社会で活躍できる様々な「場」を増やし、社会活動に参加しやすい仕組み をつくることが必要となっています。 また、支援や介護が必要になっても、住み慣れた地域で生活が続けられる最も望ましい 生活を実現するためには、医療、介護、予防、住まい、生活支援を切れ目なく提供する 「地域包括ケアシステム」の構築が欠かせません。そのためにも、包括的な各種ケアサ ービスや生活支援の提供資源を充実させることと合わせ、今後、増加が見込まれる介護 や支援の必要な高齢者を支えるだけのマンパワーの確保が必要となっています。 (具体的課題) ・高齢者の生きがいをもって活躍できる場の不足や社会活動に参加しやすい仕組みづく りが進んでいない。 ・高齢者の在宅生活を支えるための包括的なサービス資源が不足している。 ・高齢者を支えるための専門職からボランティアまで、全体的なマンパワーが不足して いる。 飛騨市の介護給付費、認定者数の推移(各年度末現在) (出典:介護保険事業状況報告) (億円) 27 1,600 (人) 1,550 26 1,500 25 1,400 23 1,350 22 1,300 21 1,250 20 保険給付費 認定者数 1,200 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 2,193,417,864 2,191,108,848 2,331,114,937 2,421,986,434 2,478,340,537 2,559,685,375 2,631,990,880 1,264 1,295 1,342 1,413 1,415 1,473 1,536 保険給付費 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 認定者数 認定者数 介護給付費 1,450 24 69 65 歳以上 1 人当たり在宅サービス利用・施設入所の給付月額(H26.7) (出典:厚生労働行政総合情報システム・介護政策評価支援システム) (円) (円) サービス系列ごとの 65 歳以上一人当たり給付指数(H26.7) (出典:厚生労働行政総合情報システム・介護政策評価支援システム) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 70 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 支援の必要な高齢者を、元気な高齢者が自らの介護予防も兼ねながら支えていくため、ボラ ンティア活動等に参加しやすい仕組みと資源をつくります。 高齢者生きがい活動等に関係する関係団体等が集まって協議を行い、課題整理、資 源開発、実施方法等について検討する協議体を設置します。そして、協議体ででた 具体策を実行に移し、活動する生活支援コーディネーターを新たに配置します。 通所型・訪問型の多様な介護予防サービスを市で新規に創設し、社会福祉法人や福 祉事業者等事業の実施事業者と連携しながら市民へのサービス提供を拡充してい きます。 高齢者の社会参加を促し、生きがいの持てる暮らしができるよう、老人クラブ活動 への支援を継続します。 高齢者が「支援の受け手」から「支援の担い手」となるよう、介護支援ボランティ ア制度を創設します。 入浴等に使用できる「いきいき健康増進券」の交付により、閉じこもり防止と介護 予防に努めます。 不足する地域包括ケアのための資源や包括的な在宅ケアを円滑に実施するため、関係機関の 連携ネットワーク整備を進めます。 医療と介護が顔を合わせ、高齢者の在宅生活支援のために必要な連携等の課題を協 議し、連携した取組みが行えるよう体制整備を行うため、協議の場を創設します。 そして、医療・介護の提供による在宅生活が円滑に行えるよう、情報集約、事業者 間連携、市民の相談支援を行う体制整備を図ります。 認知症の状態に応じた適切な対応サービス資源を、各関係機関や市民がわかりやす く理解できるよう「認知症ケアパス」を普及させながら、認知症の早期発見・早期 医療対応を推進するため、地域包括支援センターに「認知症地域支援推進員」と「認 知症初期集中支援チーム」を配置します。また、認知症の地域見守り体制を強化す るため認知症サポーター養成講座を開催します。 在宅サービスの限界点を高める「小規模多機能型居宅介護」、 「定期巡回随時対応型 訪問看護介護」の整備のため、整備可能性のある法人等へ事業が創設しやすいよう 様々な相談・助言を行います。 マンパワーの確保として、介護職への入り口である「介護職員初任者研修」の受講 料の助成を行うことで、介護職確保の一助としていきながら、介護職を目指す学生 への市の奨学金制度利用を推進します。 独居高齢者等の見守り体制をつくるため、見守りネットワークづくりを推進しま す。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 71 時代の変化に応じながら、養護老人ホームの機能充実を図ります。 平成 30 年度の整備として、時代のニーズに対応した養護老人ホームへの改築を計 画し、再整備に向けた検討を行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 要介護認定率 高齢者に占める要介護認定者の割合 H25 値 13.3% 15.3% 一般高齢者向け介護予 防事業参加者率 各地域で行ういきいき体操・生き生 きサロンへの参加人数の高齢者人口 に占める割合 H25 値 8.9% 20% 高齢者地域支援ネット ワーク数 一人暮らしの高齢者や高齢者世帯を 支援するための民生委員・ボランテ ィア・町内会等のネットワークの数 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 生活支援体制整備事 業 生活支援の必要な高齢者に対する必要かつ不足 する支援サービスの開発から提供までの取り組み を行います。提供に対しては元気な高齢を主たる 担い手として介護予防にも資するものとし、その仕 組みづくりを行います。 H27~ 健康 生きがい課 介 護 予 防・ 日常生活 支援総合事業 訪問型や通所型の介護予防サービス、生活支援 サービスをはじめ、高齢者の社会参加等介護予防 に資する総合的な地域体制づくりとサービス提供 を行います。 H28~ 健康 生きがい課 介護支援ボランティア 制度 ボランティア登録をしている高齢者が、ボランティア 活動の登録施設・事業所等で行ったボランティア 活動に対して、換金可能なポイントを付与し、本人 の健康増進や介護予防、社会参加や地域貢献を 通じた生きがいづくりを促進する介護支援ボランテ ィア制度を新たに創設します。 H27~ 健康 生きがい課 老人クラブ活動補助 金 老人クラブが行う社会奉仕活動・健康増進活動・ 文化活動に対して支援を行います。 継続 健康 生きがい課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 72 いきいき健康増進事 業 いきいき券を交付することにより、健康で良好な日 常生活を送りながら、住み慣れた地域で継続して 自立した生活ができるための支援を行います。 継続 健康 生きがい課 在 宅 医 療・ 介護連携 推進事業 在宅医療と介護サービスを一体的に提供するた め、医療機関と介護サービス事業者など関係者が 連携し利用者への円滑なサービス提供を行い、支 援の必要な高齢者が在宅で安心して生活できる体 制整備を図ります。 H27~ 健康 生きがい課 認知症総合支援事業 飛騨市における認知症の状態に応じた適切なサ ービス提供の流れ(認知症ケアパス)を確立し、認 知症の早期発見・早期受診対応を推進します。 H27~ 健康 生きがい課 地域密着型サービス 基盤の整備拡充 在宅介護の限界点を高めるのにふさわしい介護サ ービス基盤を整備拡充するため、民間事業者のサ ービス参入を促します。 継続 健康 生きがい課 介護人材確保対策事 業 増加する高齢者を支えるために介護人材も今以上 に必要となることから、介護職員初任者研修受講 料助成及び介護職を目指す学生への市の奨学金 制度利用を推進し、介護職確保を推進します。 H27~ 健康 生きがい課 地域支えあい体制整 備事業 要援護者台帳整備及び見守りネットワークづくりを 進めます。 継続 健康 生きがい課 養護老人ホーム和光 園改築事業 建築後 30 年以上を経過した現在の養護老人ホー ム和光園を、時代のニーズに対応すべく、改築を 検討します。 H27~ 健康 生きがい課 軽スポーツ大会 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 認知症サポーター養成講座 73 基本方針 医療と と福祉の 基本方針 2 医療 福祉の充実 (一人ひとりが 一人ひとりが健康 ひとりが健康づくりに 健康づくりに取 づくりに取り組むまち) むまち) 基本計画③ 基本計画③ 安定した 安定した地域医療 した地域医療を 地域医療を提供するために 提供するために ③-1 地域医療体制の 地域医療体制の確保・ 確保・充実 前期基本計画の検証 飛騨市民病院は、神岡町・上宝村の医療圏域の唯一の病院であることから、15 の診療科 を標榜し、地域住民の健康管理を行う上で重要な役割を担ってきました。 高山市や富山市の病院までの移動に 1 時間以上を要することから、老朽化した医療機器 (MRI・CT 等)を更新し、詳細かつ正確な診断が出来る体制を整えるなどして圏域住民 の期待に応えてきました。また、機器の整備によって、多くの非常勤医師が安心して診 療できる医療環境を整備することができました。 前期計画の初年度(平成 21 年度)は、7 名の医師が常勤していましたが、退職や大学の 引き上げが相次いだことから、平成 26 年度は県から 2 名の派遣を受け、現在は合計 4 名の医師により地域医療を守っています。しかし、常勤医師の減少により、入院患者や 外来患者が減少、さらには病院の収益も減少し、一般会計繰入後も赤字となっています。 常勤医師の減少は、当直回数の増加など、常勤医師の負担となります。そこで、非常勤 医師を確保することにより常勤医師の負担を減少させ、救急医療の体制維持を図ってき ましたが、非常勤医師への報酬支払額が増加する結果となっています。 健康診断や人間ドックについては、事業所健診が増加しており、目標を達成することが できました。 病院祭の開催や出前講座により、市民に病院の実情を理解頂いたことにより、 「病院を 守る会」の設立につながっています(H26.06.14 設立) 。 高山市、飛騨市、白川村が均等割 20%・利用者割 80%の負担割合で、飛騨市民病院、高 山赤十字病院、久美愛厚生病院等に対し、救急医療・小児夜間初期救急・休日診療等地 域医療を守るため財政支援を行い、地域医療体制の確保に努めました。 後期基本計画時における課題 外来患者は、内科・整形外科・外科・脳外科・循環器内科・小児科・耳鼻科・皮膚科・ 泌尿器科・眼科・糖尿病内科・呼吸器内科・腎臓内科・婦人科・心臓外科の順に患者が 多いことから、患者数の多い診療科から医師を確保することが重要です。 特に今後は、人口の減少(患者の減少)を踏まえた病院経営を行う必要があるため、患 者が多い整形外科や急に病気になる子どもを診察できる小児科、患者の生命に影響を及 ぼす診療科を選択し、医師を確保することが急務です。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 74 継続した救急医療を行うには、常勤・非常勤を問わず医師の確保が重要です。しかし、 病院の経営安定との両立を図るため、非常勤医師は費用負担が大きいことから、常勤医 師を優先的に確保することが必要です。 詳細かつ正確な診断のための医療機器(MRI・CT 等)は、導入費用や毎年の維持管理が 非常に高額になりますが、古い機器では市民の健康を守ることや、大学等からの派遣が 困難となることも想定されることから、更新については慎重に検討を進める必要があり ます。 事業所健診が増加し目標を達成しましたが、将来的には労働人口の減少に伴い事業所健 診の減少も予想されます。 毎年病院祭を開催することにより、市民に病院の実情を理解いただいていますが、病院 祭の参加者や病院を守る会の会員は、高齢者が多く、子育て世代や若者にも関心を持っ てもらう必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 地域医療体制の充実と安定した病院経営のため、医師等医療スタッフの確保に努めます。 診療体制の維持・充実を図るには、医師の増員が不可欠です。最重要課題として医 師の招聘に努めます。 現在の医師の派遣元(富山大学など)との良好な関係を継続するため、これまで以 上に足を運び、意見・情報交換を行うことで、医療水準の維持・向上に努めます。 常勤医師で、整形外科、循環器内科、小児科等の医師を確保できるよう、発信力の ある複数のコンサルタント会社の発掘に努めます。 研修医・医学生の受け入れを積極的に行い、教育や研修を通じて地域医療の担い手 を育てるよう努めます。 後期臨床研修の場として、飛騨市民病院が選ばれるよう、医学生や前期臨床研修医 への働きかけを強く行います。 地域の拠点・アクセスポイントとしての病院経営を目指します。 飛騨医療圏(飛騨地区)の病院や診療所と連携を深め、診療科目や医療スタッフの 補完を行い、医療体制の維持を図ります。 市民病院を、地域の拠点・アクセスポイント病院として継続的に運営します。また、 各診療所は、山間地域における地域医療の最前線であることから、地域に根ざした 医療サービスを継続して提供します。 老朽化した医療機器を更新し、身近な地域で最新の診断・治療が受けられる診療体 制を継続します。 職員研修を充実し、最新の医療を学ぶとともに、地域医療サービスの質の向上を図 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 75 ります。 患者のニーズの把握を行い、患者が満足する医療サービスの提供を行います。 第 2 次救急指定病院(入院治療を必要とする重症救急患者の医療を担当する病院) として、救急受け入れ体制を維持します。 日当直医師による時間外診療を継続します。 地域連携室の充実を図り、地域の関係機関と連携し、患者や利用者が保健・福祉・ 医療の総合的なサービス受けられる支援体制を整備します。 病院の資源や人材を在宅で療養する方の医療サービスに振り向け、訪問診療、訪問 リハビリテーション、訪問看護サービス等の充実を図ります。 経営の効率化により健全経営を目指します。 経営の効率化のため、市民病院改革プラン(H24~H28)に基づき経営の効率化を図 ります。 医療保険の保険者、事業者等が実施する健康診断、人間ドック等を受託し、病院・ 診療所の医療資源を予防医療に活用します。 市民に開かれた明るい病院経営を目指します。 出前講座等を開催し、市民に向けて医療に対する啓発を実施します。 市民病院等の理解を深めるため、広報を継続して行い、病院祭等のイベントにより 市民との交流を行います。また、「飛騨市民病院を守る会」の各種イベント活動に 協力します。 病院や老人保健施設の業務等についてお手伝い頂けるボランティア募集を行い、市 民との協働運営を図ります。 近隣自治体、地域医療機関等との連携により、地域医療体制の維持・充実に努めます。 引き続き、高山市を核とする飛騨圏域 3 市村により諸要望、諸問題に対処し、飛騨 圏域拠点病院に対する財政的支援を継続します。 地域医療体制の確保・充実のため、財政支援のほか、必要な支援を継続します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 76 飛騨市民病院の患者数の推移 (出典:市データ) 90,000 79,632 79,018 76,060 80,000 70,000 63,716 63,511 60,783 60,382 59,204 55,457 60,000 53,517 50,000 40,000 28,728 26,272 30,000 24,432 21,610 24,250 25,411 H20 H21 23,729 24,282 22,844 21,892 H22 H23 H24 H25 20,000 10,000 0 H16 H17 H18 H19 入院延患者者数(人) 外来延患者者数(人) 飛騨市民病院の収支の推移 (出典:市データ) 200,000 1,600,000 1,489,594 1,400,000 150,000 1,279,578 1,385,548 104,046 1,200,000 1,188,211 100,000 1,000,000 41,453 50,000 33,577 34,235 800,000 16,774 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 600,000 -21,150 -3,357 -50,000 400,000 -71,727 -81,669 -100,000 -91,367 収支(千円) 総収益(千円) 総費用(千円) 飛騨市民病院常勤医師数の推移 H16 常勤医師数(人) 11 200,000 ※4 月 1 日現在 ()内は休職者で内数 H17 12 H18 H19 11 H20 6 H21 7 H22 7 7(1) H23 6(1) H24 7(1) H25 H26 3 4 (出典:市データ) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 77 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 7人 医師数 市民病院の常勤医師の人数 健康診断・人間ドック 受診者数 年間の健康診断・人間ドック 受診者数 収支の改善 一般会計繰入後の市民病院の 収益的収支 現常勤医 2 人 新規 1 人 後期研修医 1 人 県派遣 1 人 地域枠 2 人 H25 値 H25.4 月~:3 人 H25.10 月~:4 人 H25 値 3,544 人 3,500 人 (健康診断 2,517 人 人間ドック 1,027 人) (健康診断 2,500 人 人間ドック 1,000 人) H25 値 ▲91,367 千円 ▲56,799 千円 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 経営健全化推進事業 市民病院事業経営健全化計画の確実な実施で、 早期に経営の健全化を図ります 継続 市民病院 医療機器等整備事業 老朽化した医療機器については更新を、施設につ いては改修を行います 継続 市民病院 医療等キャリアアップ 事業 医療従事者の部門別研修や全体研修を充実し、 提供する医療の質を高めます 継続 市民病院 市民健康支援事業 健康診断・人間ドック等の積極的な受け入れを行 い、予防医療で市民の健康を支援します。 継続 市民病院 安心医療提供事業 24 時間、365 日の救急医療体制を維持します。 継続 市民病院 地域医療体制確保事 業 ( 救 急医療体 制等 支援) 飛騨市民病院、高山赤十字病院、久美愛厚生病 院に対して、救急医療・小児夜間初期救急・休日 診療・産婦人科医療を守るために財政支援を行い ます。 継続 健康 生きがい課 産婦人科等体制強化 補 助 金 事業( 非常勤 医師確保支援) 高山赤十字病院、久美愛厚生病院の小児科・産 婦人科・麻酔科の非常勤医師の確保経費対し、飛 騨市民の受診割合に応じて支援を行います。 継続 健康 生きがい課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 78 休日診療所運営費補 助金 高山市保健センター1 階で、休日の医科診療の初 期診療を行うための運営費助成を行います。 継続 健康 生きがい課 夜間在宅当番医制運 営費補助金 夜間及び休日に当番制で久美愛病院と飛騨市民 病院が時間外(一次救急)診療を行うための運営 費助成を行います。 継続 健康 生きがい課 病院群当番制病院運 営費補助金 夜間及び休日に当番制で久美愛病院と飛騨市民 病院が救急(二次救急)診療を行うための運営費 助成を行います。 継続 健康 生きがい課 救急救命センター運 営事業 高山赤十字病院の救急救命センター(三次救急) の運営費を助成します。 継続 健康 生きがい課 24 時間電話医療相談 事業補助金 民間事業者への委託により、電話による 24 時間の 医療相談を受け付けます。 継続 健康 生きがい課 医学・薬学・看護学生 のためのサマーセミナ ーin 高山 高山市主催で開催している「医学・薬学・看護学生 のためのサマーセミナーin 高山」に飛騨市として参 画します。 継続 市民病院 研修医と医学生を囲んで 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 平成 25 年度導入の CT 装置 79 基本方針 3 地域経済 地域経済の の安定と 安定と発展 (地域資源・ 地域資源・文化を 文化を活かしたまち) かしたまち) 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-1 農林水産業の 農林水産業の振興( 振興(農業) 農業) 前期基本計画の検証 平成 24 年度において「飛騨市農林水産業振興実施計画」を策定し、①売れる農林水産 物、②多様な担い手の確保、③魅力ある地域づくりの 3 つの基本方針に基づく農林水産 業政策の方向性を定め、農業者に示すことができました。 「認定農業者の確保」 、 「農業販売額」のいずれの項目も、高齢化に伴う農家数の減少に より、目標値を達成することができませんでした。基幹品目であるトマト・ほうれんそ うの生産農家の約 4 割を 70 歳以上の高齢者が占める現状にあって、今後も産地を維持・ 拡大していくためには、5 年後、10 年後を見越した新たな担い手の育成が必要な状態と なっています。 農業基盤の整備により、農業経営の安定化・営農意欲の向上を図るとともに、老朽化し た農業用施設の整備・改修等を行いました。 ○県営事業 中山間地域総合整備事業(古川西地区) 中山間地域総合整備事業(神岡地区) ○団体営 H21~26 完成 H24~28 継続 三ヶ区用水路(L=610m)H22~24 完成 上野地区パイプライン(L=738m)H21~23 完成 後期基本計画時における課題 基幹品目における新規就農者の確保 農業経営基盤強化促進法に基づく「飛騨市農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な 構想」に、新規就農者等を毎年 5 名以上確保する旨の基本目標を設定しました。平成 26 年度に飛騨農協が事業主体となる「飛騨トマト新規就農者研修施設」が市内に建設され たことから、今後は研修終了者の市内就農への誘導を積極的に推し進めていく必要があ ります。 有機農業の推進 安全・安心な食物に対する消費者意識が高まる中、有機農業の推進に関する法律に基づ く農林水産省の基本方針において、市町村においては平成 30 年度までに先進的な有機 農業者との連携を有する推進体制を整備することとされています。現状では、飛騨地域 で積極的な取組みは行われていませんが、市内においては、多種品目の栽培を行い独自 の販売先を確保している法人経営体や、トマト生産者にも有機栽培により付加価値を高 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 80 め、ネット通販等による独自の販路開拓を行う動きが顕著であることから、農業生産額 の向上に向け、有機農業の推進は非常に効果的と考えられます。 飛騨産米ブランド化の推進 主食用米については、全国的に慢性的な過剰在庫を抱え、価格の下落傾向に歯止めのか からない状況の中、平成 30 年には国の経営所得安定対策による価格補てんも廃止され る見込みであり、従来通りの米を生産する農家が安定的な所得を確保することが困難な 状況となっています。農家所得向上のためには、飛騨産米のブランド化、高付加価値化 を図っていく必要があります。 農商工連携の推進 地域の基幹産業である農林水産業、商業、工業等の産業間での連携「農商工連携」を強 化し、その相乗効果を地域の活性化につなげていく必要があります。 農地の集積・集約化 経営農地が分散し、一団地あたりのほ場面積も小さいため、非効率な農業経営となって います。農業経営の効率化を進めるためには、農地の集積・集約化を推進するほか、市 の土地利用に関する調整を行う必要があります。 農業用施設は整備から相当の年数が経過しており、施設の改修や長寿命化対策を行って いく必要があります。 近年では耕作者の高齢化や後継者不足により山間地を中心に耕作放棄地が増加してお り、今後は平坦部においても耕作放棄地が発生する恐れがあります。そのため、営農意 欲のある農業の担い手が効率的な農業を行うことができるよう、区画の拡大を図る必要 があります。 農家数及び農家人口の推移 農家数 S61 専業(戸) H2 H7 H12 H17 H22 168 193 211 117 129 115 兼業・自給(戸) 2,882 2,443 2,213 2,087 1,924 1,761 計(戸) 3,050 2,636 2,424 2,204 2,053 1,876 13,649 11,749 10,536 9,668 4,572 3,646 1,367 986 1,135 1,154 1,065 960 ※ 農家人口(人) うち基幹的従事者(人) ※平成 17 年度より販売農家のみが調査対象 (出典:農林業センサス) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 81 農産物販売額の推移(千円) (出典:JAひだ、高山地方市場、三寺めぐり朝市、神岡朝市クラブ) 1,700,000 1,665,013 1,650,000 1,612,876 1,600,000 1,544,422 1,538,488 1,550,000 1,497,207 1,501,559 H23 H24 1,500,000 1,450,000 1,400,000 H20 H21 H22 H25 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 基幹品目における新規就農者の確保を図るため、飛騨トマト新規就農者研修施設の修了生に 対し、研修期間中を含めた家賃補助や農地の取得支援、営農開始時の初期投資に要する経費 への支援を行い、引き続き市内への就農を誘導していきます。 国庫事業による「青年就農給付金」のほか、市単「後継者就農給付金」制度を活用 し、就農初期の経営安定策を講じます。 新規就農者の初期投資負担を軽減するため、県単「元気な農業産地構造改革支援事 業」に市費による継ぎ足し助成を行うとともに、市単「新規就農者施設整備費補助 金」による助成を継続して行います。 市内への就農を促進するため、新規就農者の農地取得に協力する方に団地集積協力 金を交付し、新規就農者の借地料を実質 10 年間無料とする措置を講じます。 トマト研修を目的に市内に居住する方に対する措置として「賃貸住宅家賃補助金」 による助成を行います。 生産者、流通・販売業者等による推進協議会を設立し、有機農産物の生産工程管理者の認定 を得るための研修や、有機JASを上回る規格(飛騨市版有機JAS)の策定等による市内 有機生産物の差別化・高付加価値化を進め、組織化された複数の農家による安定的な農産物 の供給を実現し、販路拡大を図ります。 生産者が一体となった有機農産物の推進活動に対し、 「振興作物定着支援交付金」 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 82 による支援を実施し、推進体制の早期確立を図ります。 有機JASを上回る規格(飛騨市版有機JAS)を策定し、市内有機農産物の差別 化による高付加価値化を図ります。 市外販売業者との提携による強力な販路の確保を図ります。 飛騨産米ブランドの確立に向け、市内水稲農家による生産者協議会を組織し、食味に優れた 米を安定的に生産できる生産技術の確立や、飛騨産米ブランドの普及啓発を共同して進めま す。 生産者が一体となった飛騨産米ブランドの推進活動に対し、「振興作物定着支援交 付金」による支援を実施し、推進体制の早期確立を図ります。 食味に優れた米を安定的に生産できる生産技術の確立と普及を推進し、食味分析コ ンクール出品等を通じて飛騨産米ブランドの普及啓発を図ります。 米粉製粉等、6 次産業化によるさらなる付加価値の付与に向けた検討を行います。 商工業者が必要とする原材料の生産や、製品製造過程で排出される残渣の有効活用等、農林 水産業者と商工業者がそれぞれの有する経営資源を互いに持ち寄り、新たな振興作物の定着、 既存作物の高付加価値化を図ります。 市内製薬会社と連携した産業用トウガラシの栽培を支援し、農商工連携による安定 した生産体制の確立を図るため、「農商工連携支援交付金」を交付します。 生薬残渣を含む堆肥の施用による農作物の栄養成分変化を検証し、他産地との差別 化・高付加価値化の方向性を探ります。 農地集積・集約化、農業用施設の維持更新により、担い手農家の農業経営の効率化を進め、 経営基盤の整備・強化を図ります。 地域の徹底した話し合いにより中心となる経営体を位置づけた人・農地プランを作 成し、農地中間管理事業等の活用により農地集積・集約化を促進します。また、小 規模農地の区画拡大等を支援し、農作業の効率化、生産性の向上を図ります。 担い手農家の経営安定に資する農地集積・集約化を進めるため、関係部課との総合 的な土地利用調整を進めます。 老朽化した農業用施設の改修を行うとともに、橋梁・トンネル等の長寿命化を図る ため点検・補修を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 83 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 農業販売額 蔬菜・露地野菜・米等の年間販売額 H25 値 15.4 億円 16.0 億円 新規就農者数 親元就農者、法人雇用就農者、独立 就農者の合計数 H25 値 4 名/年 H27~H31 25 名(5 名/年) 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 青年就農給付金 就農時年齢満 45 歳未満の独立経営を営む新規 認定就農者に対し、最大 5 年間、年 150 万円の給 付金を給付します。(家族経営協定を締結した夫 婦経営体にあっては 1.5 倍の額) 継続 農業支援 センター 後継者就農給付金 農業後継者に対し、就農前の研修期間及び就農 直後の所得確保を目的とした給付金を給付しま す。(研修時:最大 2 年間・年 100 万円、経営開始 後:最大 3 年間・年 50 万円) 継続 農業支援 センター 元気な農業産地構造 改革支援事業補助金 就農後 3 年以内の認定新規就農者に対し、機械・ 施設整備に要する経費の一部を助成します。(補 助率 県 1/3、市 1/6) 継続 農業支援 センター 新規就農者施設整備 費補助金 就農後 5 年以内の認定新規就農者に対し、機械・ 施設整備に要する経費の一部を助成します。(補 助率 4/10、上限 100 万円) 継続 農業支援 センター 団地集積協力金 市との協議に基づいて、新規就農者等に期間 10 年以上の使用貸借により農地を貸し付けた者に対 し、10aあたり 20 万円の協力金を交付します。 継続 農業支援 センター 賃貸住宅家賃補助事 業 飛騨市への転入及び定住促進を目的として、U Iターン者及び新婚世帯の賃貸住宅家賃の一 部を支援します。 H27~ 商工課 振興作物定着支援交 付金 新たな振興作物の定着、既存作物の高付加価値 化を目的に行う生産者が一体となった先進的、独 創的な取組みを支援します。(補助率 10/10、上限 50 万円・最大 2 年間) H27~ 農業支援 センター 農商工連携支援交付 金 産業用トウガラシの計画生産数量の達成を促 し、産業化への道を拓くため、普及期間におけ る買取価格の上乗せ助成を行います。 H27~ 農業支援 センター 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 84 生薬残渣有効成分調 査事業 市内農家の協力を得て実証圃を設置し、生薬残 渣を投入した試験区と対照区から収穫された作物 に含まれる栄養成分の比較・検討を行います。 H27~ 農業支援 センター 農 地 集 積・ 集約化事 業 農地中間管理事業や農用地利用集積円滑化事 業、小規模基盤整備事業や土地改良事業に係る 農地集積奨励交付金を地域に即して有効に活用 し、担い手農家への農地集積を促進します。 継続 農林課 中山間地域総合整備 事業(神岡地区) 農業生産基盤整備( 用排水 施設整備、農道整 備)、農村生活環境整備(農業集落道整備、防火 水槽)を行います。 継続 建設課 中山間地域総合整備 事業(古川、河合、宮 川地区) 農業生産基盤整備( 用排水 施設整備、農道整 備)、農村生活環境整備(農業集落道整備、集落 排水、防火水槽)を行います。 H28~ 建設課 県営かんがい排水事 業 宮川右岸用水、桜野用水施設の補修を行います。 H27~ 建設課 農業用施設長寿命化 対策事業 橋梁・トンネルの点検診断を行い、必要に応じて補 修、補強等を行います。 H28~ 建設課 県単土地改良事業 小規模なかんがい排水、農道整備等を行います。 継続 建設課 トマトの収穫作業 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) ネギの調整作業 85 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-1 農林水産業の 農林水産業の振興( 振興(畜産業) 畜産業) 前期基本計画の検証 「飛騨」ブランド化の推進については、「飛騨市生まれ飛騨市育ち」の飛騨牛一貫生産 体制の確立のために設置した飛騨河合飛騨牛繁殖センターからの導入が 32%となり、肥 育農家に導入される素牛の中に占める割合が、目標の 30%を超えることができました。 販路については、飛騨ミートへの支援や飛騨牛銘柄推進協議会の活動を通じ販路拡大を 図っています。飛騨ミートでは、香港・シンガポール・タイなど海外輸出も年々増加し、 平成 27 年度は、ヨーロッパ(フランス)への輸出を目指しています。 優良な繁殖雌牛の保留・導入については、飛騨牛雌牛保留対策事業により、平成 22 年 度~25 年度までに 88 頭を保留・導入しました。また、県外雌牛確保対策事業により県 有種雄牛の弱点である増体の低さを補うため、平成 25 年度までに優良な雌牛 120 頭を 導入することができました。 平成 24 年度に開催された第 10 回全国和牛能力共進会では、系統雌牛群で、おやま系 4 頭と肉牛群で 1 頭が岐阜県代表として出場することができましたが、目標の 7 頭を達成 することができませんでした。 飛騨地鶏の振興については、飛騨地鶏組合から飛騨地鶏研究クラブへ事業が引き継が れ、現在まで順調に出荷羽数を伸ばしています。 森茂牧場と万波牧場の有効活用と耕作放棄地の活用については、森茂牧場で年間 20 頭 前後の放牧を行い、万波牧場では採草を中心にその活用を進めています。また、舌刈大 作戦(耕作放棄地への放牧)により耕作放棄地の解消にも取り組みました。 畜産公害については、良質な堆肥化に向けて更なる研究が必要です。一部の農家では乳 酸菌を投与し悪臭防止への努力が見られますが、効果に差が生じています。 後期基本計画時における課題 「飛騨市生まれの飛騨市育ち」の更なる推進のため、拠点施設である飛騨河合飛騨牛繁 殖センターの健全運営と優良牛の保留・導入事業の継続が必要です。これまでの保留・ 導入事業により、飛騨市内の牛のレベルアップには繋がっていますが、高齢農家の離農 により飼育頭数に減少がみられます。後継者だけでなく独立就農者の確保が必要です。 全国的な素牛の減少により子牛価格の高騰が続いています。価格の高騰は子牛導入数の 減につながり、導入数の減は肥育牛の飼養頭数の減に、さらには肉牛販売額の減少にも つながります。 飼料代の高止まりにより、畜産経営を圧迫する状態が続いています。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 86 平成 29 年度に開催される第 11 回全国和牛能力共進会へ向けての取り組みは既に始まっ ていますが、県下他市のレベルが向上しており、更なる研修・研鑽が必要です。 平成 26 年度に飛騨地鶏の鶏舎新築を行い、増羽への支援を行いましたが、更なる増羽 のためには、新たな投資が必要です。 森茂牧場については、 「いばら」の繁茂により放牧に支障をきたしており、万波牧場で は、特定外来種である「エゾノギシギシ」の繁茂により採草に影響があるため、駆除及 び草地の再整備が必要です。 畜産公害(特に悪臭)対策については、作業体系の改善などによる苦情低減に向けた検 討が必要です。 畜産物販売額の推移(千円) (出典:JA ひだ、飛騨地鶏研究クラブ、古川酪農協同組合) 1,350,000 1,300,000 1,289,877 1,281,484 1,247,060 1,250,000 1,200,000 1,174,393 1,187,863 1,150,000 1,100,000 1,033,801 1,050,000 1,000,000 H20 H21 H22 H23 H24 H25 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 「飛騨」ブランド化のさらなる推進と販路の拡大を図ります。 引き続き、これまでの 4 つの保留・導入事業(飛騨牛雌牛保留対策事業、県外優良 雌牛確保対策事業、系統牛保留対策事業、自家産雌牛保留対策事業)及び、1 つの 基金事業(飛騨市肉用繁殖雌牛導入基金)により、飛騨市ブランドの確立と飛騨市 生まれ飛騨市育ちのブランド牛の増産を図ります。 飛騨牛のさらなるブランド化のため、平成 29 年度、宮城県仙台市で開催される第 11 回全国和牛能力共進会に向けての研修・研鑽を支援します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 87 飛騨ミートへの支援や、飛騨牛銘柄推進協議会の活動を通じ、販売拡大を図るとと もに、地元精肉業者を通じた販売推進を図ります。 生産コストの低減と環境への配慮を行います。 畜産担い手育成総合整備事業により草地整備と畜舎等の整備を支援し、自給飼料率 の向上及び規模拡大、後継者及び新規就農者による飼養頭数の増頭を図ります。 転作田への飼料作物の作付など耕畜連携を推進し、ホールクロップサイレージ(発 酵粗飼料)の生産拡大を支援します。 飼料高騰対策として、公共牧場(森茂牧場・万波牧場)の整備を行い、放牧・採草 の環境整備を進めます。 簡易電気牧柵による耕作放棄地活用(舌刈り大作戦)及び、恒久電気牧柵による地 域づくり放牧促進事業の推進を図ります。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) H25 値 10.5 億円 11.0 億円 飛騨牛販売額 肉用牛・子牛の年間販売額 飛騨市生まれ飛騨市 育ちの飛騨牛率 飛騨市産子牛が飛騨市の農家で肥育 される割合 H25 値 65.1% (587 頭/902 頭) 75.0% 粗飼料自給率 粗飼料需要量における供給量の割合 H25 値 39.0% 50.0% 新規就農者数 独立就農者数、親元就農者の合計数 H25 値 0 3 人以上 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 飛騨牛雌牛保留対策 事業 県内の優良種雄牛の遺伝子を継承する県内産の 優良な繁殖雌牛の保留及び導入に対する支援を 行います。 継続 農業支援 センター 県外優良雌牛確保対 策事業 優良な県外生産の肉用雌牛の導入を支援し、繁 殖雌牛の質の向上を図ります。 継続 農業支援 センター 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 88 系統牛保留対策事業 岐阜県の系統雌牛として認定されている「おやま 系」の飼養頭数を増やすため保留及び導入に対 する支援を行います。 継続 農業支援 センター 自家産雌牛保留対策 事業 現在 3 割程度の自家産雌牛保留率を 5 割程度ま で向上させ、市内の優良な遺伝資源を確保しま す。 継続 農業支援 センター 畜産担い手育成総合 整備事業 自給飼料の増産を通じた自給飼料率の向上と、規 模拡大を目指す担い手農家及び新規就農者の育 成による望ましい畜産構造の確立を図ります。 H27~H30 農業支援 センター ホールクロップサイレージ(発酵粗飼料)の生産 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 舌刈大作戦(耕作放棄地への放牧) 89 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-1 農林水産業の 農林水産業の振興( 振興(林業) 林業) 前期基本計画の検証 森林施業は、平成 23 年度に国の制度が、切捨て間伐から搬出間伐に大きく変わったこ とから、木材搬出に必要な作業路等を開設しながら施業を行うこととなったため、目標 数値に大きく及びませんでした。また、平成 23 年度以降は事前に森林経営計画を作成 した森林のみに補助制度が活用できるよう制度が改正されるなど、要件の変更により目 標数値が達成できない状態にあります。 しかしながら、民有林に於いては平成 26 年度には飛騨市森林集約化推進協議会を設立 し、所有者不明の地主を無くすよう行政情報の開示を可能とする組織を立ち上げるな ど、森林経営計画作成に必要な準備を整えることができました。また、市有林の森林施 業については、プロポーザル方式を導入することで今後の市有林の管理指針となる基礎 を作成することができました。 林業経営の基盤整備としては、森林内の路網の骨格となる幹線林道の開設・改良につい て、以下の事業を実施しました。 ・灘見谷線開設工事 L=1,186m H22~25 完成 ・洞~数河線舗装工事 L=3,089m H24~25 完成 ・森安~万波線開設工事 L= S60~継続中 ※計画延長 12,713mうち 8,155m完成 357m 後期基本計画時における課題 現在、国の支援を活用しなければ円滑な森林施業が実施できない状況にあり、そのため には森林経営計画を事前に作成し、林班面積の半分以上の所有者の同意を得るなど多く の下準備を要します。また、国の支援を受けるための要件の厳格化も、円滑な森林施業 を進める上においては大きな課題となっています。 飛騨市はその 9 割以上が森林であり、木材をはじめとする資源の宝庫でありながら、木 材価格の低迷などから、その活用・整備が遅れているため、森林整備への関心や意欲を 取り戻し、貴重な資源の価値化を図る必要があります。 飛騨市の森林の 7 割は自然林(広葉樹林)が占めており、一部は製紙チップ、薪、枕木 などに活用されていますが、多くの広葉樹林は未だ活用されていないため、今後は広葉 樹を活用した林業経営の新たな仕組みづくりの必要があります。 林道施設の老朽化により林道の安全確保が危惧されており、施設の改修や長寿命化対策 等を行う必要があります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 90 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 森林資源の活用を進め、健康で緑豊かな森林づくりを推進するとともに、県産材の利用促進 並びに林業経営の基盤整備を行います。 資源の活用については、未利用間伐材の畜産オガコや木質バイオマス発電燃料等へ の活用を検討するとともに、山菜・薬草等の林産物を利用した新商品の開発研究を 行います。 健康で緑豊かな森林づくりの推進については、民有林・市有林共に森林施業の長期 計画(林業事業体)を作成するとともに、森林経営計画を施業する前に作成して計 画的な施業を行います。 また、飛騨市森林整備計画の策定とともに、民有林については森林の集約化を進め、 森林所有者と飛騨市森林組合等が森林経営計画を作成し、管理契約等締結をして計 画的に森林整備を行います。 森林経営計画や集約化に関しては、森林所有者の同意をスムーズに得られるように 飛騨市森林集約化推進協議会がその一翼を支え、市とともに計画通り進むようにサ ポートを行います。 市有林については、林班面積の 30%を超える地域の森林経営計画について、民有林 を含めた同意を得ながら、平成 26 年度から導入した森林施業のプロポーザル方式 を活用して、森林整備を計画的に進めていきます。また、林班面積の 30%未満の市 有林については、他の林業団体が立てた森林経営計画に市有林を含めてもらい施業 することにより、小面積の森林施業を促進します。 県産材の利用促進については、森林資源の循環利用と需要拡大を図るため、学校や 福祉施設等の公共施設において県産材を積極的に利用するとともに、一般住宅に対 する県産材利用を支援します。 林業経営の基盤整備については、森林の適正な管理を行うため、また間伐材の搬出 を計画的に行うために、森林内の路網の骨格となる幹線林道や作業路を開設し、林 業の生産性向上を行い、機械化を進め山間地域の振興を図ります。 森林施業を円滑に推進するため、林業事業体が導入しようとする高性能林業機械に ついて国・県補助残の一定率を助成することにより一層の林業経営を促進し、飛騨 市産材の有効活用を図ります。 林道の通行を確保するため、改修や橋梁・トンネル等の長寿命化を図るため点検・ 補修を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 91 民間企業との協働により、これまで手の入らなかった自然林の施業と、広葉樹を活用した林 業経営のための新たな仕組みづくりを推進します。 県の森林環境税及び都市部クリエイター等のアイデアを活用し、小径木広葉樹を使 った新たな高付加価値商品の開発を進めます。 平成 27 年度に岐阜県で開催される第 39 回全国育樹祭に合わせ、そのサテライト事 業として、森林が果たす多面的な機能やその価値などについて共有し、広く飛騨市 の名を市外に発信するイベントを開催します。 県の森林環境税を活用し、市内に森林の持つ公益的機能を学ぶことができる広葉樹 モデル林を整備し、ウォーキングや森林浴など、都市部との交流を図るとともに、 ツアーの造成など、交流人口の増加と、それに伴う新たな森林経営のスタイルを模 索します。 木材生産量(伐採量)の推移 (出典:岐阜県・伐採届) 1,200 90,000 81,071 80,000 1,000 70,000 61,603 800 60,000 50,000 43,129 600 39,963 40,000 400 30,000 21,555 20,000 200 10,000 444.82 959.86 606.29 392.06 233.2 H21 H22 H23 H24 H25 0 0 面積(ha) 材積(㎥) 【具体的な成果指標】 成果指標 民有林整備面積 説明 現状 目標(H31) 現在の事業量を維持するとともに年 間の施業量を 10%ずつ増加 H25 実績値 間伐:196.25ha 作業路:4256m 380ha 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 92 市有林整備面積 現在の事業量を維持するとともに年 間の施業量を 20%ずつ増加 H25 実績値 間伐:20.24ha 作業路:1463m 30ha 広葉樹の活用 広葉樹を活用して新たに開発する商 品数 0 3 モデル林の設置 広葉樹林の多面的機能を活用し、交 流人口の増に資するモデル林設置数 0 1 林業機械導入による森林施業 市内の豊かな広葉樹林 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 民有林整備事業補助 金 災害に強い森林づくりと良質な木材生産を目指 し、飛騨市森林整備計画を策定します。また、飛騨 市内の森林の集約化を進め、森林所有者と飛騨 市森林組合等が森林経営計画を作成し管理契約 等締結することで計画的に森林整備を行います。 継続 農林課 市有林整備事業 市有林の調査・管理委託や間伐・除伐等の保育事 業を実施し、適期適伐による管理を実施します。 継続 農林課 森林整備地域活動支 援事業 森林施業の前段の作業として、森林経営計画作 成・施業集約化・境界明確化を図りながら森林整 備を計画的に行います。 H27~ 農林課 県産材利用促進事業 県産材の PR を行うとともに、公共施設においては 構造材・内装材への利用を推進し、一般住宅にお いては大黒柱相当の支援をします。 継続 農林課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 93 高 性 能 林業機械・ 林 産加工機械導入事業 飛騨市内の木材生産の拡大と、飛騨市森林資源 の有効利用による林業経営を支援します。 H27~ 農林課 小径木広葉樹の高付 加価値化に よる 飛騨 の森整備事業 小径木広葉樹を活用した新たな商品開発・6 次産 業化を進め、市内広葉樹の整備促進による高付加 価値化を図ります。 H27~ 農林課 企画課 市内モデル林設置事 業 市内に森林の持つ公益的機能を学ぶことができ る広葉樹モデル林を整備します。 H27~ 農林課 企画課 道整備交付金事業 (林道開設) 森安~万波線開設工事を行います。 継続 建設課 道整備交付金事業 (林道点検診断・保全 整備) 橋梁・トンネルの点検診断を行い、必要に応じて補 修、補強等を行います。 H27~ 建設課 県単林道事業 必要に応じ、小規模な改良、舗装等を行います。 継続 建設課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 94 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-1 農林水産業の 農林水産業の振興( 振興(水産業) 水産業) 前期基本計画の検証 水産組合の販売先は需給バランスを考慮した中で固定化されているのが現状であり、大 きな投資を伴う増産体制整備や新たな販路開拓は、これまで実施されていません。 給食センターとの連携、地産地消の推進については、市内事業者が年間 2~3 回程度の 販売を実現しました。 後期基本計画時における課題 餌代は 15 年前と比較すると 2 倍となっているにも関わらず、販売価格は変わっていな い状況が続いています。 市内の水産事業者は、後継者不足などの問題から、設備投資を伴う増産及び販路開拓が 困難な状態にあります。 トラフグについては、飛騨管内だけでの養殖では供給が追い付かず、愛知・三重県内の 水槽で育てた飛騨トラフグを持ち込んで対応している状況です。 水産物販売額の推移(千円) (出典:養殖業動態調査、水産業者個別調査) 140,000 135,000 132,911 131,864 128,077 130,000 126,835 125,000 120,000 116,275 115,000 107,971 110,000 105,000 100,000 H20 H21 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) H22 H23 H24 H25 95 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 「飛騨」ブランド化の推進と販路拡大、生産コスト低減などを推進し、水産業経営の安定を 図ります。 飛騨市産の商標等を活用したブランド化やPR活動を組合と一体で推進します。 生産者・事務局(JA) ・市場との連携をより密にし、需要・供給量等の把握と情 報の共有を図ります。また、個別販売の安定供給を目指し販路拡大を推進します。 イワナ・マスについては、施設の老朽化により、安定した養殖の継続に不安がある ことから、施設の長寿命化を支援します。 トラフグについては、市内生産量の拡大に向け、新規参入者を確保するため、施設 整備を支援します。 【具体的な成果指標】 成果指標 水産販売額 説明 養殖魚および加工品の年間販売額 現状 目標(H31) H25 値 1.3 億円 1.3 億円 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 がんばる水産応援事 業費補助金 水産業所得の向上を目指すために行う新たな取 組み及び規模の拡大に要する経費の一部を助成 します。 継続 農業支援 センター 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 96 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-2 商工業の 商工業の振興 前期基本計画の検証 (商 業) 商店活性化のための支援として、疲弊する商店街活動へのカンフル剤として「プレミア ム商品券の発行事業」を総額 2 億円発行し、小売店からは売り上げが伸びたと好評を得 ることができました。 商店街の空き店舗等活用への奨励支援については、ニーズをとらえながら、空き店舗の 活用を図るべく適切な制度改正を実施してきました。その結果、市内中心市街地におけ る制度活用があり、空洞化の防止に一定の成果をあげることができました。 (工 業) 雇用機会の創出に直接効果があると考えられる企業誘致については、厳しい経済情勢の 中、交通網や雇用確保などの面で条件不利地域となる当市への進出は厳しく、思うよう な成果は見込めない現状です。しかしながら、このような状況下で古川町において 1 件 の企業誘致に成功し、従業員として市民の雇用が確保できたことは大きな成果であると いえます。 後期基本計画時における課題 (商 業) プレミアム商品券発行などの短期的な経済刺激策は、売り上げ増加の面で一定の効果が あるものの、商店街として持続的な活性化を図るためには、各商店がこれをきっかけに 消費者を取り込んでいく創意工夫が必要となってきます。 商店街の空き店舗活用についての現状制度が、市街地中心地のみでの活用が要件となっ ていることから、郊外の店舗では地区対象外となり、活用実績が伸びない要因のひとつ となっています。 (工 業) 不安定な経済状況の中で企業進出を決断していただくためには、受け入れ側となる当市 がスピード感をもって対応しなければなりませんが、現状では、工場用地等の候補地も 定めておらず、様々な規制があるために、具体的に話が進めにくい状態となっています。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 97 飛騨市における小売業の商品販売額及び小売業事業所数の推移(億円・件) (出典:経済センサス-活動調査) 350 1000 288 300 287 285 900 273 266 800 250 222 573 512 200 506 491 700 212 190 449 600 427 500 377 150 400 288 300 100 200 50 100 0 0 H3 H6 H9 H11 H14 H16 小売業商品販売額 H19 H23 小売業事業所数 飛騨市における製造業事業所数及び従業員数の推移(件・人) (出典:経済センサス-活動調査) 150 5500 144 137 128 130 5000 121 115 4500 110 103 100 94 3840 90 98 94 90 93 3586 3437 3454 82 3409 4000 86 78 3500 3104 70 83 3034 3121 3134 3109 3120 3098 3005 3013 2839 2958 3000 50 2500 30 2000 10 -10 1500 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 事業所数 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 1000 従業員者数 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 98 製造品出荷額の推移(従業者4人以上の事業所) (出典:経済センサス-活動調査) (億円) 1,200 999 1,035 1,010 1,000 865 846 800 738 710 682 633 592 628 629 656 637 858 671 600 出荷額 400 200 0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 ※平成 23 年の調査結果は、平成 24 年 2 月 1 日実行の「経済センサス-活動調査」にて把握したもの ※基準日は 12 月 31 日 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 一過性ではなく、商店街の継続的な活動・発展につなげるため、商店自らが意欲的に取り組 む事業を支援するなど、持続可能な支援を行います。 商店自らが販路を開拓し、商品を販売させるための取り組みに対して支援を行いま す。 電子決済など時代背景にマッチした外貨獲得のための取り組みに対して支援を行 います。 市内の事業所において、省エネルギー化や低コスト化を図り、経営安定化を図る取 り組みを支援します。 市内の複数の業者が、新たな特産品の開発を目指す取り組みを支援します。 市内中小規模の事業者が、安定した経営となるよう利用しやすい融資制度を設けま す。 商店街が快適で楽しく、高齢者や子供連れでも安心して買い物ができるような環境 整備を進め、空き店舗の活用を図ります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 99 飛騨市の立地条件や魅力を県内外へ広く情報発信するとともに、制度拡充や工場立地環境の 整備を図ることで、企業が進出しやすい環境づくりを行います。 既存企業への支援を強化し、企業の事業拡大に協力します。 市内企業に対しては、積極的な訪問による企業動向やニーズの情報収集等を行い、 企業と行政とのネットワークを強化することで、市内での事業の維持・継続・発展 が図られるよう努めます。 商工会議所や商工会との連携を強化し、きめ細やかな情報の提供に努めるととも に、経営指導や相談体制、資金調達支援の充実等、中小企業への経営支援の強化を 図ります。 企業を支える人材の育成と技術の継承のため、伝統産業のPRや産業フェア等のイ ベント等の開催を支援します。 企業進出時の補助金要件を緩和し、中規模であっても市の支援策を享受できるよう に改正することで、一層の進出意欲を高めます。 工場立地環境の向上及び企業が進出しやすい環境づくりのため、関係部課との総合 的な土地利用調整を行います。 雇用の安定と拡大を図るため、市外等で開催される就職フェアへの参加を支援しま す。 地域及び経済の活性化のため、市内における地域資源に根ざしたベンチャー企業(=ローカ ルベンチャー)の立ち上げ(起業)を支援します。 全国展開への足掛かりを作るため、起業後の販路開拓、商談相手へのサービス・商 品の売り込みを支援します。 飛騨市での起業に向いた業態、職種の調査研究から、起業家誘致推進施策の企画・ 実施までを一元的に実施し、起業家の誘致に努めます。 起業家が行う独自性の高い特色ある取り組みを全国に発信し、取り組みに共感する 新たな挑戦者(起業家)を呼び込む仕組みづくりを行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 起業化及び空き店舗 活用件数 説明 現状 目標(H31) 飛騨市内での起業化件数及び空き店 舗活用件数 H26 1件 10 件 (2 件×5 年) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 100 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 販路開拓チャレンジ 支援補助事業 販路を開拓するためにインターネットを活用しての 商品販売や様々な展示会等に出展する意欲ある 事業者を支援します。 継続 商工課 商店イメージアップリ ニューアル補助事業 市内商店の魅力ある店舗づくりを促進することで、 商業の活性化とにぎわいの創出を図ります。 継続 商工課 企業立地促進補助事 業 本市における企業の立地を促進するために必要な 助成措置を行うことにより、産業の振興と雇用機会 の拡大を図ります。 継続 商工課 電子マネー導入促進 補助事業 市内商店等への電子決済端末の導入を促進し、 観光客等が快適に買い物できる環境を整え、経済 の活性化を図ります。 継続 商工課 事業所等照明設備L ED化補助事業 市内の事業所において、LED照明設備の導入を 促進することにより、省エネルギー、低コスト化を図 ります。 継続 商工課 起業化促進補助事業 飛騨市を拠点として、新たな事業の創出を図るも のを支援することで、経済の発展を図ります。 継続 (H27 拡充) 商工課 ジョイント商品開発補 助事業 複数の市内事業者が、共同して新たな特産品の 開発をする場合にその経費の一部を支援します。 H27 商工課 商店街活性化補助事 業 市内の商工団体等が魅力ある商店街づくりのため に行う事業に対し、その経費の一部を支援します。 継続 商工課 小口融資利子補給及 び保証料補給事業 中小企業向けの融資制度であり、利用しやすい制 度設計とすることで、事業の経営安定や資金繰り の円滑化を図ります。 継続 商工課 中小企業経営安定資 金融資利子補給事業 経済環境など外的要因によって経営を圧迫されて いる個人、法人の経営安定化を図ります。 継続 商工課 賃貸住宅家賃補助事 業 飛騨市への転入及び定住促進を目的として、UIタ ーン者及び新婚世帯の賃貸住宅家賃の一部を支 援します。 H27~ 商工課 飛騨市就職フ ェア補 助事業 市外で開催される就職フェアへの参加について、 その費用の一部を支援します。 H27~ 商工課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 101 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-3 観光業の 観光業の振興 前期基本計画の検証 観光入込客数については、平成 23 年に発生した東日本大震災の影響により、大きく減 少し、前期成果目標の達成はできませんでしたが、平成 24 年以降は徐々に回復傾向に あります。こうした背景には、テレビや雑誌など、メディアへの露出が増加したことが 考えられます。 広告宣伝については、北陸方面や中京圏にターゲットを絞った誘客を展開し、キャンペ ーンにおいても実施後の検証を行い、より効果的なキャンペーンを取捨選択するなどし たことから、観光入込客の大幅な減少が避けられているものと考えられます。 イベントについては、徐々に知名度が向上するものの、外への発信力が弱く、地域イベ ントに留まっているものがあります。反面、知名度の高いイベントについては、入込客 数や宿泊へも繋がっています。また、イベントによっては、実行委員会の高齢化、後継 者不足が問題となっているものもあり、運営方法や構成員等について再考すべき時期と なっています。 宿泊客数については、入込客数同様、震災後に減少しましたが、その後は徐々に回復傾 向となりました。しかしながら、高速道路網の整備等によって通過型観光のあおりを受 け、近年は大きな変化はなく横ばいで推移し宿泊客数を伸ばすことができず、結果、前 期成果目標を達成するには至りませんでした。 飛騨市への交流人口の増のほか、総合的なまちづくりを協議・実践する場として、市と 民間事業者等を構成員とする「まちづくり協議会(交流促進部会)」を新たに設立しま した。 平成 26 年度より、飛騨市観光協会事務所を市役所観光課内とし、お互い連携の下で効 率的な業務を行う体制整備を行いました。 後期基本計画時における課題 観光宣伝の効果の検証は困難な側面がありますが、継続してより効果的な宣伝広告を実 施していく必要があります。 また、全国的な少子高齢化の進行や経済不況に伴い、観光客の一層の減少が懸念される なか、今後は観光消費額の増加につながる観光商品の造成・提供が必須です。 近年、観光に関する価値観の変化などにより、観光客のニーズも多様化していることを 踏まえ、市職員を含め、まちづくり協議会交流促進部会や、観光関連事業者のさらなる 資質向上も重要です。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 102 地域イベントではなく、収益を見込めるような観光イベントの実施の必要性に鑑み、そ れらに対する今後の支援のあり方を再考する必要があります。 観光名所である飛騨高山、白川郷への観光客を、飛騨市に引き込むその手法・仕組みを 確立させる必要があります。 市内での宿泊については、廃業となる宿泊施設もあり、全体キャパシティの問題から、 安易に宿泊数の増加のみを求めることもできない現状があります。 宿泊施設の後継者不足や人材育成についても課題となっています。 観光客入込客数の推移 (出典:岐阜県観光レクリェーション動態調査[~H22]・飛騨市統計書[H23~]) 入込み客数(人) 1,400,000 1,208,519 1,252,530 1,251,132 1,215,213 1,200,000 1,054,395 1,053,020 1,083,168 1,087,552 962,061 1,000,000 907,308 800,000 600,000 400,000 200,000 0 H17 H18 H19 H20 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) H21 H22 H23 H24 H25 H26 103 観光客宿泊者数の推移 (出典:岐阜県観光レクリェーション動態調査[~H22]・飛騨市統計書[H23~]) 外国人宿泊者数(人) 全体宿泊客数(人) 4,000 160,000 3,647 141,423 3,500 132,956 140,000 120,662 125,255 3,000 109,703 120,000 106,558 2,500 102,269 102,751 90,859 103,885 100,000 2,285 2,000 80,000 1,500 60,000 871 1,000 969 40,000 682 555 502 500 265 235 H17 H18 348 20,000 0 0 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 観光入込客数、宿泊を増やし、観光消費額を増加させるため、商工・農・文化財など様々な 分野との連携など、より活発な取り組みを支援します。 まちづくり協議会交流促進部会を中心として、様々な分野との連携を図り、魅力あ る観光商品造成を支援します。 観光協会の実施するPR事業、観光イベント支援を継続します。 北陸新幹線開通に伴う人の流れの変化を的確に把握し、観光サイトのさらなる情報 充実のほか、首都圏からの交流人口増加につながる新たな取り組みを支援します。 ターゲットの明確化、ターゲットに合った広告媒体や場所を取捨選択するなどによ り効率的な広告宣伝を行い、入込客数及び宿泊客数の増を図ります。 おもてなし講座の実施により、観光業者の育成を図ります。 飛騨高山、白川郷に訪れる観光客を、飛騨市に呼び込むための取り組みを行います。 まちなかの案内標識の多言語表記を進めるなど、外国人観光客が訪れやすい環境を 整備することで、その誘致促進を図ります。 観光関連事業者の国内誘致活動を支援します。 旅行業者が行う販路開拓に関する取り組みを支援します。 文化、芸術に関する交流事業の誘致を支援します。 隣接自治体と連携した広域組織を有効に活用し、相乗効果のある観光宣伝事業や広 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 104 域観光ルートの設定等、広域連携事業により国内外へ誘客を図るための情報発信を 行います。 飛騨市の魅力あるヒト、モノ、コトを活用し、他地域との差別化を図りながら独自性のある 観光商品を造成することで、観光入込客数の増加を目指します。 雪、薬草、レールマウンテンバイクなどの有形資源のほか、飛騨びとの知恵や豊か な暮らしなどの無形資源も飛騨市の魅力的な資源と位置付け、それらを活用した特 色ある観光商品の研究を行い、他地域との差別化を図ります。 飛騨市観光ビジョンの基本理念である「癒しの郷 飛騨」を念頭に、変化に富んだ 自然の活用など、来訪者の心の満足度を高めるメニューの開発を行います。 飛騨の匠の高い技術から家庭の食卓にのぼる手作り家庭料理まで、飛騨に息づくも のづくり精神に光を当て、都市に暮らす若者層に体験プログラムとして提供するた めの仕組みづくりを行います。 飛騨市の魅力を分かりやすくPRするため、市内観光資源や「ふるさと名物」を紡 ぐストーリーづくりに取り組みます。 飛騨市の魅力・首都圏発信事業 種蔵地区の棚田と板倉 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 26 年値 1,087,552 人 122 万人 観光入込客数 市内年間観光入込客数 宿泊者数 市内年間宿泊者数 26 年値 103,885 人 12 万人 外国人宿泊者数 市内年間宿泊者数 H26 年値 3,647 人 7 千人 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 105 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 観光宣伝事業 地域の観光資源や魅力について、様々な宣伝媒 体を通じた情報発信を行います。 継続 観光課 海外誘客促進事業 外国人宿泊者の増加を図るため、受入体制の強 化を図ります。 継続 観光課 飛騨市観光ビジョン推 進事業 飛騨市の観光ビジョンに沿った、着地型観光の促 進を図ります。 継続 観光課 広域観光連携事業 自治体の枠を越え、広域で観光キャンペーンなど の宣伝を行うことで、地域内での周遊・滞在による 誘客を図ります。 継続 観光課 観光イベント促進事業 飛騨市の様々な魅力を伝えるイベントを開催する ことにより、誘客及び交流人口の増加を図ります。 継続 観光課 観光協会支援事業 観光協会が行う事業を支援し、観光振興を図りま す。 継続 観光課 観光協会運営事業 観光協会の事務局運営管理経費に対し、その一 部を支援します。 継続 観光課 観光施設整備事業 各種市内観光施設の魅力を維持・増大させるた め、市内観光施設の維持・整備を行います。 継続 観光課 市内観光資源・名物 ストーリーづくり推 進事業 市内観光資源や「ふるさと名物」を紡ぐストー リーづくりを行います。 H27 観光課 地域資源活用型体験 メニュー推進事業 飛騨びとの知恵や豊かな暮らしなどを飛騨市 の魅力的な資源と位置付け、それらを活用した 特色ある観光商品の研究を行います。 H28 観光課 古川町中心市街地街 並みサインデザイン計 画策定事業 観光客の満足度を向上させることに加え、市街 地の観光産業拡充を図るため、サインデザイン 計画を策定し、計画的にサインを整備します。 H27~ 観光課 外国語対応臨時職員 配置事業 外国人旅行客が増加する中、外国語対応のでき る職員を採用し、観光案内に対応させるなど外 国人観光客の受け入れ体制を強化します。 H27 観光課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 106 基本方針 3 地域経済 地域経済の の安定と 安定と発展 (地域資源・ 地域資源・文化を 文化を活かしたまち) かしたまち) 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-4 指定管理施設( 指定管理施設(観光・ 観光・商工関連) 商工関連)の有効活用 後期基本計画時における課題 市町村合併以前より旧町村において観光や商工の振興に資するべく、多くの公共施設を 整備し、それぞれの目的に沿った管理及び運営を行ってきました。そのような中、指定 管理者制度が国で定められたことを受け、当市でも平成 17 年度より制度の導入を順次 進め、民間事業者による管理及び運営がおこなわれています。市の基本的方針として観 光及び商工関連の指定管理施設については、原則、指定管理料(市費)を投入しないこ ととしていますが、雇用の確保等、各地域が抱える諸課題に対応すべく、いくつかの施 設については指定管理料を投入しているのが現状です。しかしながら、市の経常経費に 占める指定管理料の抑制は喫緊の課題であり、早期の対策が求められています。また、 その一方で、今後の自主財源を確保する必要性もあることから、観光振興、商工振興に 指定管理施設が有効に機能することが期待されており、平成 25 年度より施設運営の改 革に着手したところです。 前期において、各指定管理事業者の協力を得て、各施設の事業計画を策定してきました が、その計画を確実に履行するため、PDCAサイクルを通じたマネジメント力を強化 する必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 各指定管理施設の指定管理者が平成 26 年度に策定した平成 27 年度からの事業計画の着実な 実行を支援します。 平成 30 年度の指定管理料目標額を達成し、且つ、市の観光・商工への寄与度を高 めていきます。 平成 25 年度事業で計画を策定した第 3 セクター会社が管理・運営する施設 4 施設 (古川総合交流ターミナル施設(ホテル季古里) 、飛騨古川桃源郷温泉ぬく森の湯 すぱ~ふる、飛騨かわいスキー場、まんがサミットハウス他)の実行支援を継続し ておこないます。 平成 26 年度事業で計画策定したその他の施設の実行支援をおこないます。 指定管理施設を管理・運営する目的で設立された第 3 セクター会社の在り方を検討 します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 107 対象の観光・商工関連施設 施設名称 所在地 担当課等 飛騨古川桃源郷温泉 ぬくもりの湯すぱーふる 古川町 観光課 飛騨市古川総合交流ターミナル施設(ホテル 季古里) 古川町 観光課 飛騨市古川味処施設 古川町 観光課 飛騨古川まつり会館 古川町 観光課 飛騨市観光案内所 古川町 観光課 なかんじょ川関連 河合町 観光課 飛騨市河合森林総合利用施設(YuMeハウス) 河合町 観光課 飛騨市アスク山王 河合町 観光課 飛騨市やまびこ学園 河合町 観光課 飛騨市河合健康増進施設(ゆぅわ~くはうす) 河合町 観光課 飛騨かわいスキー場 河合町 観光課 飛騨市まんがサミットハウス他(飛騨市宮川温泉おんり~湯、飛騨市アゴ ラ広場、飛騨市カフェテリア白木ヶ峰含む) 宮川町 観光課 飛騨市ふるさと山荘ナチュールみやがわ 宮川町 観光課 飛騨市神岡広域総合交流促進施設(Mプラザ)他(飛騨市流葉自然休 養村オートキャンプ場、飛騨市流葉自然休養園コテージ、飛騨市流葉 自然休養園管理センター含む) 神岡町 観光課 山之村キャンプ場 神岡町 観光課 飛騨市数河グランド(数河平成グラウンド他) 古川町 観光課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 108 飛騨市流葉交流広場他 神岡町 観光課 飛騨市古川ふれあい広場施設 古川町 観光課 飛騨市種蔵山里の暮らし体験施設 宮川町 企画課 飛騨市農林水産物直売・食材提供施設(よ~らん館) 河合町 商工課 飛騨市かわい歴史の里いなか工芸館 河合町 商工課 飛騨市奥飛騨山之村牧場 神岡町 農林課 飛騨市星の駅宙ドーム・神岡 神岡町 商工課 飛騨市地域交流施設香愛ローズガーデン 河合町 農林課 地域交流センター船津座 神岡町 商工課 【具体的な成果指標】 成果指標 指定管理料 説明 現状 目標(H30) 観光・商工関連指定管理施設の運営 費用 H25 値 2.4 億円 H30 値 1.2 億円 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 指定管理施設の抜本 的経営改革支援事業 各指定管理事業者が策定した事業計画を着実に 実行するため、外部事業者に委託し各種支援をお こないます。 継続 企画課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 109 基本計画④ 基本計画④ 経済の 経済の活性化のために 活性化のために ④-5 雇用の 雇用の場の確保 前期基本計画の検証 近年の雇用状況は、ゆるやかな景気回復の下、有効求人倍率は 1.00 倍を超えています。 しかしながら、雇用する企業側からは必要とする人材が確保できないといった声が聞か れるなど、職種によっては決して満足と言える状態ではありません。 企業誘致に関しては、目標とした新規進出企業数を達成できませんでした。その要因と して、刻一刻と変動する先の読めない、依然として不安定な経済状況に、企業側が慎重 になっている現状があると推察されます。 後期基本計画時における課題 人材の確保については、従来の取り組みをそのまま継続させるだけでは、成果が見込め ないと考えられ、新たな取り組みにより雇用を確保する必要があります。 若い世代は、一度都市部の便利な生活を経験すると、地方の生活に魅力を感じなくなる とも言われますが、それでも地元に帰りたいと願う若者がいることは事実であり、市内 企業に魅力をもって活躍できる仕組みが必要不可欠です。 企業誘致(進出)については、不安定な経済状況の中で推進するためには、受け入れ側 がスピード感をもって対応しなければなりません。そのため、候補地の選定から許認可 行為、あるいは造成までの一連の準備をどこまで進めておく必要があるのかを再度検討 する必要があります。 地方で働く一つの手段として、地域の活性化に与えるインパクトが大きい起業を積極的 に支援する必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 企業が自ら進める、積極的な人材確保(市内外問わず)を支援します。 優秀な人材を確保するため、待ちの姿勢ではなく企業自らが人材を確保する取り組 みに対して支援を行います。 市内求職者へメール配信サービスなどでの情報を提供するとともに、ハローワーク 及び高山市と連携して魅力ある就職ガイダンスを開催し、地元企業の人材確保に努 めます。 出産・子育てで離職した女性を社会に再度進出させることで、市内労働力の掘り起 こしを行い、企業を活性化させます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 110 地元雇用促進に資する取り組みを行う団体を支援することで、一層の人材確保を図 ります。 引き続き市外企業の進出(企業誘致)に対する体制整備は行いながら、既存企業が安定した 経営を持続できるよう、工場移転・改築・規模拡大等を行いやすい環境を整えます。 新たな企業の進出はもとより、既存企業でも工場拡張などの際には一定規模の候補 地が必要となるため、これまでの工場跡地、農地等のほか、多様な土地を工場用地 の候補地として加えることについての積極的な検討を行っていきます。 企業進出時の補助金要件を緩和し、中規模であっても市の支援策の対象とできるよ うに改正することで、一層の進出意欲を高めます。 若者が地方に新たな価値を見出し、夢を実現させるための起業を積極的に支援していきます。 個人・団体等が新たに起業する場合、その準備として必要な様々な投資に対して支 援を行います。 起業者の業種に応じて、販路開拓、商談相手へのサービス・商品の売り込みに対し、 必要な支援を行います。 製造業者の作業の様子 【具体的な成果指標】 成果指標 定住就職者奨励金 交付件数 説明 現状 目標(H31) 市内に就職された方に奨励金を交付 した件数 15 件 100 件 (20 件×5 年) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 111 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 就職ガイダンス開催事 業 高山市と合同で新卒者や一般求職者を対象とした 就職ガイダンスを開催します。 継続 商工課 就職フェア補助事業 優秀な人材を確保するため、市内企業が市外で開 催される就職フェアに参加する際、その費用の一 部を支援します。 H27~ 商工課 企業誘致候補地選定 事業 市内において、一定規模(2 ヘクタール程度)で企 業誘致をするのに適した場所を選定し、その実現 に向けて具体的検討を行います。 H27~ 商工課 賃貸住宅家賃補助事 業 市内民間賃貸住宅に居住するUIターン者等に対 して家賃の一部を支援します。 継続 (H27 から拡充) 商工課 定住就職者奨励金交 付事業 地元就職者の勤労意欲を向上させるため、地元就 職者に対し奨励金を交付します。 継続 (H27 から拡充) 商工課 女性の社会進出促進 事業 社会における女性労働者の地位向上と、市内労 働力の掘り起こしを図るため、女性が働きやすい 職場環境を整える企業を支援します。 H27~ 商工課 飛騨 City 人財会議補 助事業 地元就職者が増えることを目的に活動する団体を 支援することで、さらなる雇用増大を図りします。 継続 商工課 勤労者生活安定資金 貸付金原資預託事業 勤労者が自らの生活安定を図るために必要な資 金を融資できるよう、原資の預け入れを行います。 継続 商工課 勤労者住宅資金貸付 金原資預託事業 勤労者が住生活の改善向上を図るために必要な 資金を融資できるよ、う原資の預け入れを行いま す。 継続 商工課 企業立地促進補助事 業 一定の要件を満たす企業が行う、市内進出あるい は拡張に対し、投資額の一部や従業員の増員数 に応じて補助金を交付します。 継続 商工課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 112 起業化促進事業補助 金 市長が認定した起業家計画を実行する個人・団体 等に対し、起業化計画に基づいて行う事業に要し た経費の一部を支援します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 継続 (H27 から拡充) 商工課 113 基本方針 3 地域経済 地域経済の の安定と 安定と発展 (地域資源・ 地域資源・文化を 文化を活かしたまち) かしたまち) 基本計画 地域の 地域の維持・ 維持・活性化のために 活性化のために ⑤-1 移住・ 移住・交流の 交流の推進 前期基本計画の検証 平成 24 年 7 月より、豊かな自然に囲まれて安心で心配のない(あんきな)生活(ライ フ)を送りたい人を迎え入れるために、まずは飛騨市での暮らしや文化、人を知っても らうことから始め、ゆっくりとでも確実に飛騨市を好きな人(飛騨市ファン)を増やす 「あんきな飛騨市らいふプロジェクト」をスタートさせました。 あんきな飛騨市らいふプロジェクトでは、移住相談会への参加のほか、移住者に米を贈 呈する「米 10 俵プロジェクト」や、都市部で飛騨市の暮らしを実際に体験できる「飛 騨市のライフスタイルを感じるワークショップ開催事業」、 「移住促進住宅改修事業」等 の新規事業の創設を図りました。 米 10 俵プロジェクトは独自性の高い取り組みとしてテレビや雑誌などに取り上げられ、 飛騨市の魅力を全国に発信することができました。しかしながら、こうした取り組みは、 すぐに成果が現れるものではないため、事業の改善を行いながら中長期視点による継続 的な取り組みが必要です。 後期基本計画時における課題 これまで実施してきた事業は、飛騨市の暮らしの魅力を伝える面では有効でしたが、移 住希望者が飛騨市に居を構える上での実質的な支援としては十分ではないため、今後は 移住希望者への具体的な支援を充実させる必要があります。 移住先の決定は、市の支援などのほか、その地に暮らす住民の人柄や気候・風土、就労 先の有無、移住者の有無、教育環境、居住環境など、総合的な判断により行われると考 えられることから、組織横断的な情報提供を行う必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 飛騨市への移住を検討している人にとって有益かつきめ細やかな情報の提供が可能な環境整 備と、具体的支援を行っていきます。 市内にある活用が可能な空き家情報を把握し、飛騨市への移住希望者に提供するた め、新たに空き家情報提供サイトを市内不動産事業者との協働により開設し、その 運用を図ります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 114 飛騨市での暮らしを始めるにあたっての経済的負担を軽減するため、移住者が実施 する住宅改修を支援します。 移住希望者の多様な相談に対し、希望に応じたきめ細やかな対応が可能な環境整備 を行うため、庁内横断的な移住推進組織を設立します。 県、移住交流推進機構、ふるさと回帰支援センター等が主催する都市部での移住相 談会に積極的に参加し、地方への移住希望者に飛騨市をPRするとともに、希望者 には個別面談を行うことで、より詳細な情報を直接伝えます。 飛騨市での移住後の豊かな生活がイメージできるよう、住民の気質や暮らしの知恵など、飛 騨市のあらゆる魅力の伝達に努めます。 飛騨市の外観的な魅力だけではなく、豊かな暮らしをイメージしてもらうため、都 市部において飛騨市の暮らしや人柄に触れることができるイベント及びワークシ ョップを実施します。 飛騨市の暮らしの魅力を外部の視点から発掘し、発信するための人材として、地域 交流コーディネーターを配置します。 飛騨市に残る結いの精神や温かな住民気質を広く発信するため、移住者に米を贈呈 する「10 俵プロジェクト」を継続します。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 空き家情報サイト 登録物件数 空き家情報サイト「住むとこネット」 への空き家登録件数 0件 30 件 転入者数 飛騨市への転入者の人数 H25 524 人 H27~H31 計 2,600 人 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 空き家情報サイト運 用事業 市内の空き家情報を市内不動産事業の協力の下 で集約し、移住希望者に提供します。 H27~ 企画課 移 住 相 談会 実 施 事 業 県、移住交流推進機構、ふるさと回帰支援センタ ー等が主催する都市部での移住相談会に参加し ます 継続 企画課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 115 飛騨市の ラ イフス タ イルを感じるワークシ ョップ開催事業 飛騨市の豊かな暮らしをイメージしてもらうため、都 市部において飛騨市の暮らしや人柄に触れること ができるイベント及びワークショップを実施します。 継続 企画課 米 10 俵プロジェクト 飛騨市に残る結いの精神や温かな住民気質を広 く発信するため、移住者に米を贈呈します。 継続 企画課 移 住 促 進住 宅 改 修 補助事業 移住者が実施する住宅改修・リフォーム費用の一 部を支援します。 継続 企画課 地域交流コーディネ ーター事業 飛騨市の暮らしの魅力を外部の視点から発掘 し、発信人材を配置します。 継続 企画課 飛騨のライフスタイルを感じるワークショップ 移住相談会の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 116 基本計画⑤ 基本計画⑤ 地域の 地域の維持・ 維持・活性化のために 活性化のために ⑤-2 協働とコミュニティの 協働とコミュニティの推進 とコミュニティの推進 前期基本計画の検証 市全体の人口減少は進行していますが、その度合いには地域差があり、地域によっては コミュニティの存続が難しくなり統合となった区・自治会がある反面、大きい組織が分 割することで、小回りの利くコミュニティ組織とする動きもあります。 東日本大震災以後、地域コミュニティや共助の精神などの重要性が再認識されていま す。飛騨市全域をマクロ的視点で捉えると、区長会、自治会等の組織により強いコミュ ニティが形成されていますが、各地域をミクロ的視点で捉えると、人口減少により地域 を支える若者が減少するなど、地域コミュニティの脆弱化が懸念される地域もありま す。 平成 24 年度には、市民の声を聞きながら市の政策や各分野の主要な取り組みについて の方向性を確認するとともに、市が抱える課題の洗い出しと共有を図るため、第二次政 策総点検を市民との協働により実施することができました。 飛騨市への交流人口の増のほか、総合的なまちづくりを協議・実践する場として、行政 と市民とが同じテーブルの上で、それぞれの役割を考えながら協議を行う「まちづくり 協議会」を新たに設立しました。 市民自らがまちづくり、まちおこしについて考える仕組みづくりとして、平成 23 年度 には河合町、平成 26 年度には宮川町にそれぞれ「地域振興協議会」が発足しました。 市政運営において、 「人にやさしい、わかりやすい仕組みづくり」をすすめるためにも、 女性が積極的に方針決定や企画立案過程に参画できるよう、各種審議会・委員会等への 女性参画率の向上促進に取り組んできました。しかしながら、基本計画目標値の 20%を 下回っています。女性の参画率が伸び悩んでいる理由には、古川地区、神岡地区の女性 会が解散となったことも大きく起因しています。 後期基本計画時における課題 人口減少が進行する中、引き続き地域コミュニティの中核を担う区・自治会の活動を支 援するとともに、市民団体・NPOなどのコミュニティ活動の活性化に向けた支援が必 要です。 地域コミュニティを維持・強化するため、今後も区の統合もしくは連合など、組織改編 に向けた検討が必要です。 市政運営の様々な分野において市民の声に十分耳を傾け、市民本位の取り組みとするた め、市が行っている様々な取り組みについて情報共有を進めるとともに、市の政策や主 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 117 要事業などの大きな方向性については、時期を定めて市民とともに考える時間を設ける ことが必要です。 市では、平成 18 年度に「飛騨市男女共同参画基本計画」を策定し、男女がお互いの人 権を尊重し、認め合い、それぞれの個性を発揮できる男女共同参画社会の実現を目指し てきました。しかし、委員会等への女性参画率が伸び悩んでいるなど、男女共同参画が 十分に実現されていない現状にあります。今後は、男女共同参画計画の実効性を高め、 一人ひとりが個人として尊重され、かつ、少子高齢化等の社会経済情勢の変化に対応で きる社会を実現する必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 地域コミュニティの維持・強化を推進します。 各地域の区長会・自治会等と協力して、今後の区の在り方やコミュニティの維持存 続などについて、具体策を見出しながら地域に根ざした自治組織の編成強化を図り ます。 地域振興協議会の活動など、市民が自主的に行うまちづくり、まちおこし活動に対 する支援を行います。 地域コミュニティの維持・強化のため、地域の実情に合わせて区の統合もしくは連 合など、組織改編に向けた検討を継続して行っていきます。 市民参加と協働を推進し、市民生活重視の市政実現を目指します。 市の政策や各分野の主要な取り組みについての方向性を確認するとともに、刻々と 変化する社会情勢を踏まえた市の新たな課題の洗い出しと共有、その解決策を模索 するため、第三次政策総点検を市民との協働により実施します。 市が実施する様々な事業等について、講座や座談会を開くことで市民との情報共有 を進め、市民の積極的な自主活動や行政参画を促進します。 市政運営の様々な分野において、市民が参加しやすい環境の整備に努めます。 市のさまざまな課題の解決に向け、女性の力を存分に市政運営に発揮させるため、男女共同 参画を推進します。 男女共同参画社会の実現に向け、女性にとっても男性にとっても生きやすい社会を 作るための指針として、平成 28 年度から 5 カ年を計画期間とする「飛騨市第二次 男女共同参画基本計画」を策定します。 審議会や委員会など、市の政策や方針決定の場への女性の積極的な参画を推進 します。 家庭生活、地域社会は、男女が共同して担っていくという意識を醸成します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 118 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 市民との情報共有を 図る座談会等の開催 市政見える化講座への参加者数 審議会、委員会等への 委員における女性参画 率 地方自治法 202 条の 3 に基づく審議 会、委員会等の委員における女性参 画率 現状 目標(H31) H25 4,110 人 4,500 人 16.6% (H26.4.1 現在) 20% 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 飛騨市区長会等連絡 協議会開催事業 市民相互の連携により、良好な地域社会の維持及 び形成に資する地域的な協同活動を行うとともに、 区長相互の情報交流や課題解決を図ります。 継続 総務課 市政見える化講座開 催事業 市が実施する様々な事業等について、講座や座 談会により市民に説明し、市政の透明性確保と 協働推進を図ります。 継続 企画課 第三次政策総点検実 施事業 市の政策や各分野の主要な取り組みについて 方向性を確認するとともに、市の新たな課題の 洗い出しと共有、その解決策を模索するため市 民と協働による市政点検を行います。 H28 企画課 第二次男女共同参画 基本計画策定事業 平成 28 年度から 5 カ年を計画期間とする「飛 騨市第二次男女共同参画基本計画」を策定しま す。 H27 (策定) 企画課 ワーク・ライフ・バラン ス講座 仕事と家庭生活の両立が可能な社会、働きやす い職場環境づくりに向けて、ワーク・ライフ・ バランス講座を開催します。 継続 企画課 関係各課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 119 基本計画⑤ 基本計画⑤ 地域の 地域の維持・ 維持・活性化のために 活性化のために ⑤-3 地域資源の 地域資源の活用 前期基本計画の検証 神岡街歩きガイドは、新しいメニューの発掘と構築を行い、自立した運営に向かってい ますが、情報発信が思うように進められず利用者については減少しています。 古川夢ふるさと案内人については、ボランティアでのガイドを行っていましたが、運営 が困難となったこと、また、案内人が減少したことから一度解散しましたが、その後再 スタートを切ることができました。 スポーツ合宿については減少となり、目標の達成には至りませんでした。これは、飛騨 市で合宿等を行うラグビーについて、その競技人口の急激な減少が要因として考えられ ます。 自然資源を活用した体験については、近年、エコツーリズムや登山など、アウトドア系 の体験観光のブームが到来していること、また、 「天生県立自然公園と三湿原回廊」が 県の宝物に認定されたことなどを受け、年々増加傾向となっています。 平成 26 年度には「全国薬草シンポジウム in 飛騨」を飛騨市にて開催し、飛騨市に豊富 に自生する薬草資源については、全国で非常に関心が高いことや、交流人口の増加のた めのツールとなり得ることが確認できました。 後期基本計画時における課題 旅行形態が変化し、地域で体験する滞在型観光や、文化・歴史などコアな情報を求めて の観光が増加傾向にある現状を踏まえ、魅力ある資源の再確認や再発掘が必要です。 街歩きガイドは、高齢化及びガイドの減少により、今後、管理運営が懸念されるため、 新たな人材確保と育成が課題となっています。 スポーツ合宿においては、新規誘致を行い、魅力あるグラウンドの整備や観光資源の発 掘が必須です。 湿原散策や登山は、自然環境の破壊にもつながる恐れがあるため、誘客と環境保全とを 両立できる持続可能な仕組みづくりが必要です。 全国薬草シンポジウム開催を単なるイベントで終わらせず、飛騨市の交流人口の増加や 新たな観光資源として活用する必要があります。 市内にある地域資源については、観光のみの活用でなく、あらゆる視点から洗い出しを 行う必要があります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 120 飛騨市主要グラウンドの利用者数の推移(人) (出典:市データ) 20,000 18,000 17,217 16,368 16,170 16,000 15,100 14,000 13,650 12,000 10,000 8,000 6,000 6,050 4,000 2,000 0 H21 H22 ふれあい広場 H23 数河地区グラウンド H24 H25 流葉地区グラウンド 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 現在、市内にある魅力ある地域資源を市民が共有するとともに、さらなるブラッシュアップ とその活用・保全を図るために必要な取り組みを支援します。 街歩きガイドの人材確保・育成のための研修等取り組みを支援し、組織の活動の活 性化を図ります。 自然資源の活用については、エコツーリズム全体構想を策定し、個別ツアーの事業 拡大を図るとともに、天生、池ケ原、深洞湿原の環境保全事業を継続するなど、活 用と保全の両立が図られる仕組みづくりについて考えていきます。 グラウンド維持・整備を行うことにより、合宿地としての魅力向上を図り、スポー ツ合宿の新規誘致を目指します。 薬草等地域の自然資源の活用については、専門家を交えて活用方法や商品化につい て方向性を明確にし、その活用を図ります。 日常生活にある何気ない風景・風習・伝統等、魅力ある生活文化資源等について、 その具体的な活用方法を検討していきます。 魅力ある地域資源について、観光関連業者だけでなく市民全体が「資源」としての 共通認識を持ち、観光客を「おもてなしの心」で歓迎できる体制づくりを進めます。 産業資産や知的資産をまちづくりに活かすため、産学官連携の強化を図り、利活用 方法の検討を推進します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 121 先端科学都市構想の具現化に邁進します。 昭和 58 年の「カミオカンデ」による実験を皮切りに、 「スーパーカミオカンデ(S K)」 、「カムランド(KamLAND)」、 「エックスマス(XMASS)」といった 宇宙物理学研究拠点の整備が進んでおり、いまや「KAMIOKA」は物理学分野 では世界共通語として認識されるまでに至っています。 本基本計画の前期において着工された重力波の観測装置である「かぐら(KAGR A) 」も後期計画の期間中に試験観測から本格稼働へと研究が進められる見込みで す。 また、スーパーカミオカンデの 20 倍の規模で世界初の陽子崩壊観測を目指す「ハ イパーカミオカンデ(HK)」構想も徐々に現実味を帯びてきています。 そんな中にあって、増え続ける研究者の方々のよりよい住環境の整備と飛騨市の地 域活性化を目指し、前期に研究者の方々と一緒に策定した「飛騨市先端科学都市構 想」の具現化に向けて邁進します。 新たな地域資源の発掘と、その活用方法を積極的に検討します。 観光のみでなく、あらゆる角度から多方面で活用が可能な飛騨市ならではの地域資 源の洗い出しを行います。 発掘、洗い出し及び活用に当たっては、地域住民や行政の目線のみでなく、外部有 識者の視点を積極的に取り入れていきます。 飛騨市の面積の 9 割を占める広大な森林資源を飛騨市の新たな地域資源と位置付 け、その積極活用を図っていきます。 天生湿原 ラグビー大会の様子(数河高原) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 122 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 地域資源ガイド数 町並み散策、自然体験散策の魅力を 案内するガイド人数 H26 値 63 名 80 名 大会宿泊・合宿者数 市内で開催される文化・スポーツ大 会の宿泊者数や合宿者数 H25 値 約 5 万人 H26 年見込値 5.5 万人 6.5 万人 自然体験者数 天生県立自然公園、流葉・数河県立 自然公園の利用者数 H25 5.5 万人 26 年見込値 5.5 万人 6.0 万人 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 湿原内乾燥影響植物 除去事業 湿原内にある乾燥影響植物を除去し、湿原植生環 境を保全します。 継続 観光課 地域資源活用事業 地域資源を活用した滞在型体験メニューづくりと受 け入れ体制の充実を図ります。 継続 観光課 地域資源ガイド育成 事業 来訪者に飛騨市内にある観光資源の紹介・案内 活動の実施する地域資源ガイドの育成、組織運営 への支援を行います。 継続 観光課 大会誘致促進事業 各種スポーツ大会を飛騨市へ誘致し、宿泊施設の 利用及び滞在による飛騨市のPR・交流人口の増 加を図ります。 継続 観光課 遊歩道整備委託事業 湿原等、市内自然資源の活用と保全を両立させる ため、草刈りや歩道等の修繕を行います。 継続 観光課 天生県立自然公園協 議 会・ 数河流葉 県立 自然公園協議会支援 事業 誘客・活用を行う上で必要な自然公園の維持及び 管理を行う組織の活動を支援します。 継続 観光課 天生県立自然公園内 鹿等被害防止対策事 業 生態系・生物多様性保全のため、鹿の進入を防ぐ 防護柵を張り、県立公園維持管理及び回復を図り ます。 継続 観光課 天生県立自然公園シ ャトルバス運行事業 「岐阜の宝もの」に認定されている天生県立自然 公園を往復するシャトルバスを 6 月~10 月の間毎 日運行します。 H27~ 観光課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 123 小径木広葉樹の高付 加価値化に よる 飛騨 の森整備事業 小径木広葉樹を活用した新たな商品開発・6 次産 業化を進め、市内広葉樹の整備促進による高付加 価値化を図ります。 H27~ 農林課 企画課 有用植物活用事業 専門家の指導の下、薬草活用がビジネスとして展 開できるよう、薬草活用に関する基本コンセプト・ブ ランドの確立を図ります。 継続 商工課 先端科学都市構想具 現化事業 構想の具現化に向け、市民意識の醸成を図るた め、市内における講演会等の活動を展開するとと もに、中核的な施設整備についても適切な時期に 関係機関への働きかけをおこないます。 継続 企画課 先端科学都市イメージ図 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 124 基本計画⑤ 基本計画⑤ 地域の 地域の維持・ 維持・活性化のために 活性化のために ⑤-4 文化活動の 文化活動の振興 前期基本計画の検証 (文化や伝統の継承) 伝統芸能・伝統産業・民俗文化などの生活文化の映像保存については、図書館資料とし て充実を図るため、各町の例祭及び年中行事などを中心に映像のデータ化を飛騨市映像 サポートクラブに委託し整備しました。 伝統芸能・地域文化の保存と継承については、支援活動として飛騨市文化協会や古川祭 保存会へ補助金を交付しました。また、地域文化振興として各地域で実施している文化 事業実施団体等への補助金の交付については、同様の活動を行う新たな団体への補助金 交付がなされていないなど不公平な事例が発生したことから、補助金交付のルールとし て要綱を整備し、毎年公募を行うとともに、審査会を経て補助金を交付するよう平等な 支援を行う体制の整備を行いました。 (文化振興と施設活用の促進) 多様な文化活動について、文化協会と連携し、広く市民から作品を募集し飛騨市美術展 を開催しています。しかし、年々作品数の減少や出品者の固定化、若手の出展が少ない 状況にあります。 市民協働による図書館各種イベントについては、NPO思い出の絵本展を中心にボラン ティアによる読み聞かせや、毎月の幼児を対象とした「ひよっこひろば」などを開催し ています。また、ボランティアによる図書整理や修理なども実施することができました。 美術館、文化施設を活用して優れた芸術鑑賞を提供するため、美術館では収蔵作品の展 示のほか、市に所縁のある作家の企画展を開催しました。また、文化施設では、 「飛騨 市文化交流センター」及び「船津座」において、各自主企画事業としてクラシック・歌 謡・狂言・漫才などバラエティに富んだ企画を市民に提供することができました。 芸術、文化の振興については、日ごろの成果を発表する場として市の美術展や音楽発表 会を開催することで、作品の創作や文化活動の意欲を促すことができました。また、飛 越交流展では他市の作家と交流することで刺激し合い、互いに向上を図ることができま した。 後期基本計画時における課題 (文化や伝統の継承) 伝統芸能・伝統産業・民俗文化など、生活文化の映像保存については、飛騨市映像サポ ートクラブに委託し整備してきましたが、映像の編集には大変な時間を要するため、市 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 125 民への貸し出し用ライブラリー資料としては未だ不十分な状態です。 伝統芸能・地域文化の保存と継承については、各種団体へ文化振興拡充を図る支援とし て補助金の交付を実施してきましたが、補助金の基本的考え方に基づき、今後は交付を 受けなくても活動が実施できるよう、団体の自立を支援・指導する必要があります。 (文化振興と施設活用の促進) 多様な文化活動について、飛騨市美術展は芸術愛好家の貴重な発表の場として重要です が、出展作品の減少や出展者の高齢化が顕著となっています。高校生までは出展しても、 成人後出展する若者が少なく、進学や都会へ就職することから減少していると思われる ため、若い世代からの出展が増えるよう検討を行う必要があります。 市民協働による図書館各種イベントについては、ボランティア団体を中心に実施してい ますが、神岡図書館のボランティアが減少傾向であるため、その確保が課題となってい ます。 優れた芸術鑑賞を提供するため、美術館・文化施設において様々な事業を実施していま すが、特に美術館の企画展における入館者が少なく、また、収蔵品数も少ないことから マンネリ化の傾向にあります。 芸術、文化の振興については、美術展・音楽発表会などへの支援や、飛越交流展の開催 など行っていますが、美術展や飛越交流展への出展数は少なくなっています。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 飛騨市の残る貴重な文化や伝統を継承していきます。 市民ボランティアと連携し、伝統芸能・伝統産業・民俗文化などの生活文化を映像 保存するとともに、映像を編集し市民が誰でも手軽に視聴できる映像ライブラリー を整備します。 伝統芸能や地域文化の保存と継承を図るため、各種団体やサークルへの支援を継続 します。また、活動への補助金については、補助金のみに頼らない自立を目指した 活動を目指します。 文化の振興と、文化施設の活用を促進します。 多様な文化活動について、飛騨市文化協会と連携を密にし、市民の自発的な活動を 推進することで文化振興の発展を図ります。 文化施設で実施するイベントについては、市民のニーズに合った内容とし入館者の 増を図るとともに、美術教室の拡充による創作活動の場の提供を行うことで、気軽 に芸術に親しむ環境整備を進めます。 市民ボランティアと連携し、図書館での読み聞かせや紙芝居、ひよっこひろば、子 ども向け映写会、ビデオ観賞等様々なイベントを開催し、魅力的な図書館運営に努 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 126 めます。 また、ボランティアについては、本が好きな高齢者等への呼びかけを行い、図書館 での簡単な図書整理や修理などの軽作業により、図書館司書から図書に関する情報 提供受けるなどのインセンティブを付与するなどして、その確保に努めます。 美術館・文化施設を活用し、市民の豊かな情操のかん養を図るため、音楽、演劇な どの優れた芸術鑑賞の機会の提供を継続します。 生活に根ざした芸術・文化の振興を図るため、市美術展や音楽発表会などを継続・ 発展させ、発表・交流の場の確保に努めます。 図書館の利用状況(貸し出し冊数)の推移 (出典:市データ) 180,000 153,831 160,000 132,030 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 37,783 40,000 20,000 0 25,728 19,676 H17 H18 H19 H20 H21 飛騨市図書館(人) H22 H23 H24 H25 神岡図書館(人) 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 図書貸出数 市図書館の年間貸出数 H25 値 157,758 冊 158,000 冊 図書館の蔵書数 市図書館の蔵書数 H25 値 122,880 冊 123,000 冊 飛騨市美術館の 入館者数 飛騨市美術館の年間入館者数 H25 値 5,049 人 5,200 人 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 127 デジタル化の進捗率 伝統芸能・伝統産業・民俗文化など の映像保存の進捗割合 H25 値 60% 100% 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 飛騨市地域文化振興 補助金交付事業 市民の自主的な文化活動を支援し、地域における 芸術文化の振興を図るため、芸術文化等の活動を 行う団体の事業に対し補助金を交付します。 継続 生涯学習課 飛騨市美術展開催補 助金交付事業 芸術文化の創造を促し、地域文化の振興に寄与 する飛騨市美術展に対し補助金を交付します。 継続 生涯学習課 図書館資料整備事業 映像遺産、文化遺産、郷土資料、各種統計資料の 収集・編集により図書資料の充実を図り、図書館の 利用を促進します。 継続 生涯学習課 神岡図書館移転整備 事業 既存の神岡図書館の老朽化、蔵書スペース不足 などに伴い、神岡振興事務所へ移転します。ま た、蔵書の充実、各世代間の交流の場として利用 促進を図ります。 H28 生涯学習課 飛騨市図書館暗がりライブラリー 飛騨市美術館ギャラリートーク 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 128 基本計画⑤ 基本計画⑤ 地域の 地域の維持・ 維持・活性化のために 活性化のために ⑤-5 文化財の 文化財の保護 前期基本計画の検証 市内の文化財調査や検討を行い、文化財指定の推進を行いましたが、指定時における問 題が明らかとなってきているものもあります。 指定文化財の保存に努めている古川祭保存会、薬師堂保存会をはじめとする団体に、補 助金の交付や協働などの支援を行うことができました。 文化財保護法の適正な執行を図るため、委託事業により埋蔵文化財の発掘と調査の充実 に努め、未刊行となっていた発掘調査報告書も、順次刊行することができました。また、 遺跡詳細分布調査も実施しています。 指定文化財の看板や標柱を設置し、位置を示すとともに、講演等を月 1 回程度開催する など、文化財愛護思想の普及と啓発を図ることができました。 史跡の整備等については、飛騨市文化施設・文化財見学周遊コース、飛騨市文化財マッ プ等を作成しましたが、関連施設の広域的な利用は十分ではありません。 ホームページの利用については、島根大学付属図書館と連携して報告書の電子書籍を公 開していますが、市ホームページでは文化財画像等の公開にまで至っていません。 市民ボランティアとの連携として、神岡まちあるきガイドによる文化施設への案内や史 跡江馬氏館跡公園でのイベントを実施することができました。 後期基本計画時における課題 文化財の保存については、現場作業や補助金により支援を進めていますが、過疎化が進 む地域では維持管理が困難となっている場合があります。 指定文化財の調査により、指定時の事由に該当しない等の問題が明らかとなり、今後、 各種別の調査を進める必要があります。 指定文化財を検証する作業を進めていますが、その成果等を広く周知することができて いません。 伝統芸能の担い手が、少子高齢化により維持が難しくなっている現状があります。 貴重な文化財の保護・保存・修理を行うとともに、その活用を図ります。 有形、無形文化財や民俗文化財、記念物、伝統的建造物などの文化財の保護・保存 に努めます。 飛騨市内の文化財の調査や検討を行い、文化財指定の推進を図ります。 和ロウソク及び山中和紙を県指定に向けて作業を進めます。また、古川祭をユネス 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 129 コ無形文化遺産への登録申請に向けた取り組みを継続します。 指定文化財の現状を把握する調査を進めます。 文化財愛護思想の普及と啓発に努めます。 文化財の活用に関しては、引き続きデータの保存と図書館資料としての公開に努め ます。 考古民俗館収蔵の古民具等、指定文化財以外の資源についても、飛騨市の暮らしに 残る貴重な文化や知恵を発信するツールとして、その活用を模索します。 市内の遺跡で実施した発掘調査の成果を共有し、古代の飛騨の生活と今につながる 文化を市民とともに考えます。 伝統芸能と技術の伝承を推進します。 伝統芸能や技術の保存及び後継者の育成について支援を行います。 子どもの伝統芸能の伝承活動を推進します。 市内にある指定文化財の件数(件) (出典:市データ) 100 90 90 80 65 70 58 60 51 50 40 25 30 21 20 10 10 4 10 3 1 0 古川町 宮川町 国指定 河合町 県指定 神岡町 市指定 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 遺跡詳細分布調査 進捗率 飛騨市遺跡詳細分布調査の進捗割合 H25 値 50% 100% 史跡江馬氏館跡公園 の入館者数 史跡江馬氏館跡公園の年間入館者数 H25 値 1,180 人 1,200 人 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 130 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 埋蔵文化財発掘調査 等事業 市内遺跡の詳細分布調査、試掘確認調査、本発 掘調査、未報告遺跡の報告書刊行を行います。 継続 生涯学習課 指定文化財保護事業 指定文化財の保存のため、その保護に要する経 費の一部を支援します。 継続 生涯学習課 文化財保護事業 発掘調査の成果をもとに、古代の飛騨の生活と、 今につながる文化を市民とともに考えるシンポジウ ム及び展示会を開催します。 H28 生涯学習課 発掘調査の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 古川祭屋台修復 131 基本方針 4 豊かな自然環境 かな自然環境の 自然環境の持続 (環境への 環境への負荷低減 への負荷低減に 負荷低減に取り組むまち) むまち) 基本計画⑥ 基本計画⑥ 自然環境・ 自然環境・生活環境を 生活環境を守るために ⑥-1 農地・ 農地・森林等の 森林等の保全 前期基本計画の検証 農地の保全については、成果目標である耕作放棄地の段階的縮小は達成できました。し かしながら、農地利用の図式化による集積化・優良農地の保全策の検討研究などの取り 組みは未実施で、高齢化や担い手不足により引き続き耕作放棄地は増加傾向にありま す。 森林の保全については、国の補助制度の変更の影響もあり、間伐等の施業が目標未達成 となりました。また、カシノナガキクイムシによるナラ枯れについては、数年前ほどの 爆発的な被害はないものの、依然として被害箇所は点在して発生している状況です。燻 蒸対策は試験的に導入したものの、伐採以外の有効策は見出されていない状態です。 土地の境界確定については、山林所有者の高齢化や世代交代、不在村化により、所有山 林に関する記憶が失われつつあります。また、林業の低迷もあり、森林管理が十分に行 われていない地域では、境界目印も失われつつあるなど、境界確認にも苦慮しています。 後期基本計画時における課題 農地は、食糧生産のほか、災害防止に代表される多面的機能など、市民生活向上のため の様々な役割を持っています。しかし、農家の高齢化が進行しており、高齢化に伴う離 農者の増加が懸念されます。 飛騨市の農家は主業・準主業農家が全体の 15%で、残りの 75%は従事日数が 60 日に満 たない副業的農家や自給的農家が占めていることから、農地の保全には副業的・自給的 農家への支援等が重要と言えます。 鳥獣による農林水産物への被害が増加傾向にあり、防護柵のほか様々な手法でその防止 を図っていますが、個々の設置では「別の場所への追いやり」となるため、集落単位等 広範囲での設置を推進する必要があります。 近年、森林に対する関心の低下から、適期における森林整備がなされていない状況にあ ります。更に、近年では熊の皮剥ぎ被害に加え「カシノナガキクイムシ」によるミズナ ラ等の被害が拡大しており、森林の持つ多面的機能を維持するための諸対策が必要とな っています。 山林の境界確定は、現在実施している地区を早期に完了させ、新地区の調査を開始でき る体制を整える必要があります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 132 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 飛騨市章のコンセプトでもある清らかな水、豊かな水循環と、それらが作りだす良好な生活 環境を守るため、農地の保全を図ります。 農業委員会との連携により、保全すべき農地を明確にしたうえで、農地関係諸法を 適正に運用し秩序ある農地利用を推進します。 農地保全の大きな役割を担う副業的・自給的農家が構成員の多くを占める、各町の 農業(事)改良組合への支援を行います。 農地の保全には、安定的な農業経営と地域営農活動の継続、担い手の確保等が必要 不可欠であるため、優良農地の確保、農地集積・集約化による効率的農業、新たな 担い手の確保等を推進します。 鳥獣被害については、営農意欲を低下させ離農者を増加させる要因となることか ら、鳥獣被害防止総合支援事業等の活用により地域による被害防止施設の設置等の 被害対策を積極的に支援します。また、獣害対策により駆除した獣肉の有効活用に ついて研究を進めます。 飛騨市章のコンセプトでもある清らかな水、豊かな水循環と、それらが作りだす良好な生活 環境を守るため、森林の保全を図ります。 林業事業体や森林推進員等と協力し、民有林整備について積極的な啓発活動を行 い、里山林の整備を進めます。 森林審議会からの提言や、第 39 回全国育樹祭の岐阜県開催を起点とした新たな森 林活用と緑化の推進、子育て担当部局との連携による乳幼児健やかな心の発育支援 を通じた森林の価値の再認識など、人づくり・森林づくりを進めます。 スギ・ヒノキといった単層林から広葉樹を残す針広混交林等多様な森林を形成する ことにより、豊かで潤いのある森林環境を保全します。 飛騨市の森林の多くを占め、水源涵養などの多様な機能を持つ広葉樹林の保全を図 るため、新たに小径木の伐採等施業をはじめ、ウォーキングなどが楽しめるモデル 林の整備、広葉樹を活用した商品開発を新たに行います。 局地的豪雨にみられる林地崩壊を起因とする流木災害は、土石流とともに流出した 木が下流域に流れ橋梁を閉塞させることにより被害をさらに拡大させることから、 渓流沿いの危険木の除去を行います。 森林病害虫対策として、被害木の伐倒を推進します。 鳥獣害防止計画を策定し長期にわたる対策を講じます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 133 植物、生物の宝庫で飛騨市の貴重な資源である湿原の保全を図ります。 利用者の安全確保のため、遊歩道の修繕や枯れ木処理等の維持管理体制を整備し、 植生保全のためのパトロール等の広報・監視活動を継続します。 各地域と連携し四季折々の自然を紹介するコース設定を行い、地域資源を活用しま す。また、自然環境の理解を深めてもらうため、自然案内人の育成を行います。 自然豊かな環境を後世に残すため、環境保全活動やオオバコ除去等、ボランティア を募集して市民参加による環境保護に努めます。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 地籍調査進捗率 これまでの進捗率を維持し、進捗率 が年に 1%程度向上できるように事 業を進めます H25 値 26.4% 31.4% 担い手への農地集積率 効率的かつ安定的な農業経営を営む 者に対する農用地の利用集積率 H25 値 26% 41% 自然散策案内人 自然散策案内人の人数 H26 値 27 人 35 人 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 【再掲】 農 地 集 積・ 集約化事 業 農地中間管理事業や農用地利用集積円滑化事 業、小規模基盤整備事業や土地改良事業に係る 農地集積奨励交付金を活用し、担い手農家への 農地集積を促進します。 継続 農林課 日本型直接支払事業 多面的機能支払、中山間地域等直接支払などを 適切に運用し、条件不利地の営農継続や集落の 農業・農村環境保全活動を支援します。 継続 農林課 鳥獣被害防止総合対 策事業 鳥獣被害防止総合支援事業等の活用により、地 域による獣害被害防止施設の設置を積極的に支 援するとともに、狩猟免許の取得支援により鳥獣個 体数の調整対策を強化します。 継続 農林課 就農機会促進事業 定年起農や移住就農、週末農業等希望者に対 し、市民農園等を活用した農業講座の開設や、農 業委員会との連携により農地を斡旋する仕組みづ くりを行います。 H28 農林課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 134 飛騨市森林整備計画 策定事業 災害に強い森林づくり及び良質な木材生産を目指 し、飛騨市森林整備計画を策定します。 継続 農林課 森林病害虫対策事業 カシノナガキクイムシの被害調査を進め、被害木の 伐倒(災害防止)を実施します。 継続 農林課 地籍調査事業 継続中の 20 工区(5 地区)について、早期に登記 が完了できるよう事業を進め、新たに 3 地区の事業 着手を目指します。 継続 農林課 遊歩道整備委託事業 湿原等、市内自然環境の活用と保全を両立させる ため、草刈りや歩道等の維持修繕を行います。 継続 観光課 湿原内乾燥影響植物 除去事業 湿原内にある乾燥影響植物を除去し、湿原植生環 境を保全します。 継続 観光課 天生県立自然公園協 議 会・ 数河流葉 県立 自然公園協議会支援 事業 自然公園の維持管理を行う組織への支援を行い ます。 継続 観光課 鳥獣被害防止のための里山林整備 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 農地保全の大きな役割を担う自給的農家 135 基本計画⑥ 基本計画⑥ 自然環境・ 自然環境・生活環境を 生活環境を守るために ⑥-2 循環型社会・ 循環型社会・環境保全対策の 環境保全対策の推進 前期基本計画の検証 ごみ処理施設に関する整備事業を重点的に進めることができました。具体的には、飛騨 市クリーンセンター(古川町谷地内)は平成 25 年 4 月より稼働、飛騨市リサイクルセ ンター(古川町谷地内)は平成 27 年 4 月より稼働予定です。 特に資源リサイクルセンターについては、これまで河合町、神岡町にあったものを集約 させることで、作業効率の向上が図られます。 可燃物については、平成 20 年度と平成 25 年度の一般家庭の収集量を比較すると、94% に減少していますが、これらは人口減少などによる排出量減少と考えられます。一方で、 焼却場へ直接持ち込む量は、同じ年度で比較すると、約 9.7%増加しています。これら は主として事業活動に伴うものが中心であるため、今後の対応を検討する必要がありま す。 一方で、リサイクル率は平成 20 年度の 28.5%をピークに年々低下しており、平成 25 年度末では、24.3%となっています。これは、生活様式の変化、分別方法が細分化し ていることも一因であると考えられます。 EMぼかしについては、H20 に 7408kg であったものが H25 では 7196kg、家庭用生ごみ 堆肥化促進補助事業については、H20 に 2 件であったものが H25 では 6 件、資源回収奨 励金事業については、H20 に 10,418,326 円であったものが H25 では 7,290,242 円の交付 実績となっています。 下水道の汚水処理施設については、市内すべての整備が完了しましたが、今後は施設の 長寿命化計画を策定し、計画的に施設更新を行う必要があります。 下水道の船津処理区の管渠整備については、平成 29 年度完了を目標に事業を実施して いますが、他事業の進捗状況の影響から、事業を延伸する必要があります。 後期基本計画時における課題 身近なリサイクル活動として、各地区の団体等が実施する集団資源回収があげられます が、一層のリサイクル推進に取り組む必要があります。 平成 20 年度を基準とし平成 25 年度を比較すると、回収量が新聞 68.7%、雑誌 71.2%、 段ボール 87.1%に減少しています。 これらの背景としては、①地域活動協力の希薄化、②生活様式の変化で、新聞類を置く スペースがない。③複数の店舗に新聞無料回収コーナーがあり、買い物のついでに出す。 ④購入数の減少 の 4 つが主に考えられますが、特に③についてはリサイクル量として 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 136 すべてを把握することが困難な状態となっています。 ごみ焼却場については、マットレス・座椅子など、可燃物と不燃物(金属等)との複合 物が可燃物として搬入されるなど、その対応に苦慮しています。これらは、施設の故障、 補修経費の増加のほか、施設そのものの耐用年数を早めてしまう原因となることから、 リサイクルセンターでの中間処理が必要となります。 民間による無料回収所については、全国で粗大ごみの不法投棄、フロンガスなどの放出 による不適正処理、タイヤの野積みによる発火・火災の発生などにつながる事例が発生 しているため、市の受け入れ体制の問題も含め、今後対応を検討していく必要がありま す。 地球温暖化、オゾン層の破壊、自然災害による電気等エネルギー施設の麻痺などにより、 環境問題、エネルギー問題は地域のレベルを超え、国や世界の問題となっています。こ れらの問題解決には国などの大きなレベルでの取り組みが必要ですが、まずは小さな取 り組みの実践から行動を起こす必要があるため、行政もそれらを支援していく必要があ ります。 汚水処理については、古川浄化センターの長寿命化計画を策定し、計画的に施設更新を 行っていますが、第 1 期に建設した施設については早急に耐震診断を行い、場合によっ ては耐震化工事を実施する必要があります。 下水道の船津処理区の管渠整備については、国土交通省の登坂車線改良工事に大きく影 響を受けるため、積極的に事業の早期完了を要望することが必要です。 リサイクル率の推移(%) (出典:市データ) 30.00 28.46 28.00 26.00 25.30 24.29 24.00 22.00 20.00 18.00 (リサイクル率) 飛騨市から排出されるごみのうち、リサイクルを 行う資源ごみの割合 16.00 14.00 12.00 10.00 H14 H15 H16 H17 H18 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 137 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 ごみの減量を推進するとともに、さらなるリサイクルの推進に努め、循環型社会の構築を目 指します。 ごみの減量を推進し、循環型社会の構築のため、 “持っていけば、すべてが完結す る”市民ニーズに合致した利便性の高いリサイクルセンターの運営に努めます。 EMぼかし等の普及啓発と家庭用生ごみ堆肥化装置の購入に対する支援を継続し、 家庭での生ごみ堆肥化を促進します。 家庭や事業所での分別普及と、資源回収の奨励継続により、ごみの資源化と減量化 を推進します。 マイバック運動の浸透とさらなる推進と、レジ袋有料化店舗の加入を継続します。 事業者による自己責任の観点から、排出者責任を明確化し、ごみの資源化等による 減量化を推進します。 多様なエネルギーの活用による二酸化炭素の排出抑制に努め、地球温暖化対策の推進を図り ます。 小水力や畜産糞尿など、既存の資源を活用したバイオマス発電等、飛騨市の産業や 立地条件に合わせた多様な再生可能エネルギーの活用について調査・研究を進める とともに、こうした取り組みを支援します。 環境への負荷の少ない、クリーンなエネルギーである太陽光等の自然エネルギーの 活用を推進するため、公共施設での活用を先導的に進めるとともに、民間住宅等で の活用を促します。 再生可能エネルギーの創出について、特に水資源に恵まれた当地にあっては、小水 力発電の導入が効果的であり、民間事業者による開発も期待できるため、参入意欲 のある事業者を側面支援します。 エネルギー資源の有効利用を図るため、一人ひとりの環境にやさしい行動が不可欠 であることを広く啓発し、市民生活や事業活動等の各分野での省エネルギー化を促 進します。 省エネルギー化改修や空調設備等の適切な更新を行うことにより、公共施設におけ る省エネルギー化を推進します。 二酸化炭素削減の役割が大きい森林の保全と整備、またそのために必要な森林資源 の活用を積極的に推進するとともに、一般家庭での木質燃料の活用を推進するた め、木質燃料ストーブ購入補助制度を継続します。 水素社会の実現は環境負荷の低減ばかりではなく、エネルギー供給源の多様化、災 害等の非常用電源としての利活用も見込まれるため、水素エネルギーの利活用の可 能性について注視し、普及促進につとめます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 138 上流域に暮らす私たちの責務として、清流宮川、高原川の水質を維持・改善するため、汚水 処理施設の維持・整備を推進します。 古川浄化センターの長寿命化計画に基づく施設更新を実施するとともに、阪神・淡 路大震災以前の建築基準で建設されている古川浄化センターの耐震診断を行い、そ の結果を踏まえた適正な施設の維持管理および整備を実施します。 他の処理場(山田川浄化センター、五ヶ村浄化センター、神岡浄化センター)の計 画的な長寿命化計画を作成し、計画に基づく施設の維持管理及び整備を実施しま す。 船津処理区管渠整備の円滑な実施のため、国土交通省へ国道 41 号線登坂車線改良 工事の早期完了に関する要望を行います。 下水道等への接続(つなぎ込み)の促進については、広報、区長会等を通じた啓発 や戸別訪問、各種イベントによる啓発を継続します。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 年間ごみ排出量 家庭系及び事業系ごみの年間総排出 量 H25 値 8,007t 7,342 リサイクル率 家庭から排出されるごみ全体量に対 する資源ごみの割合 H25 値 24.3% 26.5% 下水道への接続率 下水道整備済み地区の接続(つなぎ 込み)率[公共、特環、農村] ※上水道利用件数に対する下水利用件数 H25 値 69.81% 77% 拠点回収の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 浄化センター長寿命化施設更新工事 139 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 リサイクルセンター運 営事業 平成 27 年 4 月稼働のリサイクルセンターにつ いて、市民ニーズに合致した利便性の高い運営 に努めます。 H27 環境課 木製家具等再生事業 不要になった家具等で、まだ使用可能な物品を再 利用できるようなシステムを作ります。 H27~ 環境課 保健衛生業務推進協 議会集落座談会 区・自治会に出向き、分別・ごみ処理(施設・維持 費用)等のしくみについて情報共有することで、リ サイクルに関する意識高揚を図り、地域回収の充 実を図ります。 継続 環境課 再生可能エネルギー の導入研究 畜産糞尿などを始めとした新たな自然エネルギー の導入についての研究を行います。 H27~ 環境課 農業支援セ ンター EMぼかし給付事業 EMぼかしを給付することにより、一般家庭から排 出される生ごみ堆肥化の普及を図り、ごみの減量 化を促進します。 継続 環境課 家庭用生ごみ堆肥化 促進補助事業 ごみの減量化対策として、生ごみ処理を推進する ため、家庭用生ごみ堆肥化装置の購入に対し補 助金を交付します。 継続 環境課 資源回収事業奨励金 交付事業 再生可能な資源の回収事業を実施している団体 に対し奨励金を交付し、ごみの減量化、再資源化 と、ごみに対する意識の高揚を図ります。 継続 環境課 木質燃料ストーブ購 入補助事業 地球温暖化対策の一環として、木質燃料ストーブ の購入に要する経費に対し補助金を交付します。 継続 農林課 住宅用太陽光発電シ ス テム設置事業補助 事業 地球温暖化対策の一環として、太陽光発電システ ムの設置に要する経費に対し補助金を交付しま す。 継続 企画課 石神小水力発電整備 事業 再生可能エネルギー導入のため、発電施設整備 を行います。 継続 建設課 公共下水道長寿命化 事業 下水道施設の健全度に関する点検・調査結果に 基づき「長寿命化対策」に係る計画を策定し、当該 計画に基づいた改修を行います。 継続 水道課 公共下水道 神岡管 渠施設整備事業 船津処理区の管渠整備は平成 29 年度事業完了 を目指します。 H29 水道課 個別排水処理施設事 業 神岡町、河合町の集合処理区域外では、受益者 分担金を徴収し市が合併浄化槽を設置、使用料を 徴収して市が管理を行います。 H27 水道課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 140 合併処理浄化槽設置 費用補助事業 古川町、宮川町の集合処理区域外では、個人で 合併浄化槽を設置し、市が補助金を交付します。 平成 28 年度からは神岡町、河合町の集合処理区 域外も対象とします。 継続 水道課 し尿処理施設長寿命 化事業 し尿処理施設に関する点検・調査結果に基づき 「長寿命化対策」に係る計画を策定し、当該計画 に基づいた改修を行います。 H27~ 環境課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 141 基本方針 5 安定した 安定した暮 した暮らしの実践 らしの実践 (社会不安・ 社会不安・災害に 災害に負けないまち) けないまち) 基本計画⑦ 基本計画⑦ 社会資本の 社会資本の充実のために 充実のために ⑦-1 総合的な 総合的な交通体系の 交通体系の充実 前期基本計画の検証 国道 41 号の雨量規制区間の解消については、船津割石防災事業として延長 3.1 ㎞が平 成 26 年度に予算化、また、国道 360 号種蔵打保バイバスについては、平成 25 年度トン ネル工事の発注が行われるなど、北陸方面への道路整備が進んでいます。 高冷地野菜や果物、畜産物の産地とJAひだを結ぶ輸送路や、サッカー会場へのアクセ ス向上のために開通が待ち望まれていた古川南部農免道路が、平成 24 年 7 月 11 日開通 となりました。 神岡農免農道(県営基幹農道整備事業)については、総延長 L=5,931m のうち、1 期~3 期が完成し、平成 25 年度橋梁上部工工事の発注が行われました。 防災点検事業(法面)等については、現地調査を実施し 109 箇所の防災カルテを作成し ました。 都市再生整備計画事業において、防災・教育の拠点となる学校等へのアクセスや市街地 の主要な生活道路などの整備を進め、古川町 5 路線(0.98km) 、神岡町 2 路線(0.29km) が完了しましたが、神岡町の 2 路線(1.0km)が未完了となり、計画どおりの進捗を図 ることができませんでした。 橋梁長寿命化対策については、橋梁長寿命化計画に基づき対策工事を実施中です。しか しながら、想定より老朽化が著しい橋梁があるため、平成 26 年度までの整備は 12 橋に とどまる予定です。 古川南部農免農道開通式の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 142 後期基本計画時における課題 名古屋方面へのアクセスについては、東海北陸自動車道や国道 41 号線などの整備によ り、経済活動、市民生活の両面において活発な交流があり、長野方面についても、中部 縦貫道や国道 471 号の整備が進んでいます。しかし、未整備区間も多数あり早期の整備 が必要です。 富山・北陸方面との連携強化については、平成 27 年の北陸新幹線開業に伴い、関東へ 物流の向上や観光客の入込に期待ができるため、国道 41 号や 360 号のトンネル化によ り移動時間の短縮・気象影響を受けない道路を整備する必要があります。 白川方面との連携強化については、現在、冬期通行止めとなっているため、年間を通じ て通行できる道路整備により、白川郷・北陸との観光連携はもとより、災害時における 迂回路として孤立化を解消するための道路整備が必要です。 市内循環ルート整備については、防災・農業振興及び観光面で 4 町のスムーズな連携を 可能とするため、安心して往来できる道路整備が必要です。 橋梁長寿命化対策については、通行の安全を確保するため早期に実施することが必要で す。 全国的に登下校中の児童生徒が死傷する事故が相次いで発生したことを踏まえ、飛騨市 においても通学路の安全確保を図る整備が必要です。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 143 経済活動の活性化、市民の交流促進、防災対策のための市外地域との連携を図るため、飛騨 市と各方面とを結ぶ幹線道路の整備促進を図ります。 東海北陸自動車道の 4 車線化及び中部縦貫道の早期完了に向け、国に対して要望を 行います。 国道 41 号について、富山県境付近に異常気象時通行規制区間(L=11.8 ㎞)があり、 道路線形に起因すると思われる事故等による通行止めが頻発していることから、改 築事業の実施を国に対して要望を行います。 国道 360 号については、国道 41 号とともに飛騨市にとって最も重要な骨格道路で あり、雨量規制、災害、事故発生時等に 41 号とお互いを補完する道路であること から、未改良区間の早期完了に向け、県に対し要望を行います。 国道 471 号については、古川町市街地や神岡町市街地・富山市を結ぶ最短道路とし て、通行の安全性確保の観点から、改良事業の実施に向け要望を行います。 神岡農免農道については、地域農業振興と営農作業の効率化及び生活道路の利便性 向上を図るため、4 期(232m)の早期完成に向けた協力を行います。 市民生活の安全・安心・快適性向上のため、市道等の維持・整備を推進します。 都市計画道路、市道、その他の道路については、市民生活の安全・安心・快適性向 上のため、重要性・緊急性を検証し、優先順位の高い道路から補助事業を有効に活 用しながら整備を進めます。 市道に架かる橋梁の長寿命化については、橋梁点検の結果に基づいた橋梁長寿命化 計画により順次補修工事を実施します。 通学路の安全確保を図るため、飛騨市通学路交通安全プログラムを基に事業を実施 します。 冬期におけるすれ違い困難な狭隘箇所や老朽化による破損箇所の整備を行い、車両 通行の安全性確保と、高齢者等が歩きやすい交通環境の充実を図ります。 古川町のJRによって南北に分断された市街地と駅北地区を結び、市民生活・防 災・観光などを踏まえた総合的なまちづくりを推進します。 適正な市道の維持管理のため、未登記となっている市道敷地の早期解消を進めま す。 【具体的な成果指標】 成果指標 橋梁長寿命化対策 説明 現状 目標(H31) 平成 27 年度~平成 31 年度の長寿命 化に向けた橋梁修繕(沓座拡幅、支 承交換、塗装、舗装補修)の実施数 H25 値 8橋 (H26 見込値) 12 橋 16 橋 (28 橋) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 144 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 H27 開通式 H28 竣工 建設課 県営基幹農道整備事 業(神岡農免農道) 総延長 L=5,931m うち神岡 4 期 L=232m 社会資本整備総合交 付金事業 上町線改良工事、大横丁線改良工事、弐之町線 改良工事、釜崎~朝浦線改良工事、飛騨市道路 防災工事(法面)、杉原・小豆沢線改良工事 他 継続 建設課 道整備交付金事業 第 1 館野線改良工事・高野スキー場線改良工事・ 第 1 塩野線改良工事 他 H27~H31 建設課 橋梁長寿命化対策事 業 ・橋梁長寿命化計画に基づく 74 橋の修繕及び道 路法に基づく 2m以上の橋梁点検を実施 継続 建設課 都市再生整備計画事 業 (宮川地区)林~丸山線道路改良、林 7 号線道路 改良 ほか (古川地区)南北地域アクセス道路新設 H27~ 都市整備課 未登記道路整理事業 約 1700 筆ある未登記道路敷地の早期解消を継続 的に実施 継続 財政課 神岡農免農道整備事業(橋梁上部工) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 平成 25 年国道 41 号落石状況(神岡町船津地内) 145 基本計画⑦ 基本計画⑦ 社会資本の 社会資本の充実のために 充実のために ⑦-2 安定・ 安定・良質な 良質な水の供給 前期基本計画の検証 「水道普及率」について前期計画の目標を達成することができました。しかしながら、 少子高齢化や人口減少が進む中、これ以上の普及率の向上は見込めないと思われます。 「水道施設の統合」については、地元との協議が難航しており継続して施設統合を検討 しているものの前期では未達成でありました。今後も継続して検討するものとし、新た な水道施設の統合を模索します。 「水道経営の統合」については、H23 年度に古川、神岡上水道事業の料金統一がなされ、 飛騨市上水道事業として経営統合完了しております。 後期基本計画時における課題 少子高齢化や人口減少が進む中、新たな地区の水道施設整備は計画しません。しかしな がら、水道施設は経年劣化により老朽化しており、平成 28 年度に上水道と簡易水道の 経営統合するものの、安全・良質な水の提供をするためには施設の更新を計画的に実施 しなければなりません。また、効率的な施設の更新を実施するうえでも、「水道施設の 統合」について新たな統合も視野に入れながら引き続き検討する必要があります。 簡易水道事業について現在経過措置による段階的料金統一を進めており、H27 年度には すべての水道事業の料金が統一されることや、簡易水道事業の上水道への経営統合計画 (簡水補助要綱の条件)を策定・提出済であることなどから、H28.4.1 付にて簡易水道 事業を上水道事業に経営統合します。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 「水道施設の統合」並びに「老朽管の更新」 平成 28 年度までは簡易水道等施設整備事業(国庫補助事業)を計画・実施するこ とにより「水道施設の統合」並びに「老朽管の更新」等が効率的に実施できます。 そのためには、早急に変更認可申請及び実施設計を行う必要があります。 簡易水道事業の上水道事業への経営統合(法適化) 簡易水道事業の上水道事業への経営統合(法適化)へ向けて、多種多様な業務(固 定資産台帳整備、打切り決算、条例改正、開始貸借対照表作成、経営統合後の業務 環境整備など)を行い、H27 年度までに完了する必要があります。これらの業務を 行うにあたっては、関係部署との連携や必要に応じてコンサルタント業者による業 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 146 務支援などを受け、H28.4.1 の経営統合を遺漏なく完了させます。また、経営統合 完了後は、長期的な財政見通しなど具体的な今後の経営戦略(料金改定、営業費用 削減、施設更新計画など)を策定していく必要があります。 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 角川統合簡易水道事 業 有家簡易水道と角川簡易水道の統合 H28 水道課 簡易水道老朽管更新 事業 角川簡易水道、山田簡易水道、上村簡易水道 H28 水道課 水道事業の料金統一 簡易水道料金の段階的統一(河合町、宮川町) H27 水道課 簡易水道事業の経営 統合 固定資産台帳整備、統合認可申請、打切り決 算、条例改正、開始貸借対照表作成、業務環境 整備(システム改修など) H27 水道課 経営戦略 長期財政見通しの策定、アセットマネジメント、料 金改定の検討 H28~ 水道課 水道教室(小学生による水道施設見学) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 簡易水道配水池 147 基本計画⑦ 基本計画⑦ 社会資本の 社会資本の充実のために 充実のために ⑦-3 住宅・ 住宅・住環境の 住環境の充実 前期基本計画の検証 市営住宅については、平成 22 年度に昭和町団地、平成 23 年度には大和団地 2 号棟を新 たに供給したことにより総管理戸数は 299 戸となり、ほぼ目標を達成することができま した。また、平成 26 年 10 月末現在における政策空家 8 戸を除く入居率は 97%と、ほと んどの住戸において入居されている状況にあることから、住宅に困窮する低所得者への 良好な居住環境提供、若年層を中心とした中堅所得者のマイホーム取得までの仮住居と して機能していると考えられます。一方で、既存の住宅については、これまで不具合が 生じた後の対症療法的な修繕しか行われていません。 木造住宅の耐震診断については、平成 23 年 3 月に発生した東日本大震災の影響により、 同年は診断件数が 87 件と飛躍的に増加しましたが、時の経過とともに市民の危機意識 も薄れており、継続的な啓発実施にもかかわらず診断申込件数が、24 年度は 33 件、25 年度は 12 件と漸減しています。 市有施設の耐震化については、学校・保育園以外にも、災害時避難所等に指定されてい る施設の耐震改修を進め、目標に掲げた 6 施設を完了し、更に本年は角川体育館の耐震 補強工事を行っています。 克雪住宅の整備補助については、高齢者世帯が増え続ける中、冬期における屋根の雪下 ろしに係る負担軽減に寄与しており、計画期間前半は年 100 件前後で推移していました が、25 年度 66 件、26 年度(10 月末時点)43 件と目標値を下回っています。 市道殿町線及び堀川町線電線類地中化(0.65km)や、市道幸土~大島線道路美装化 (0.17Km) 、川西ポケットパーク整備、景観建築物整備への補助(29 件)などによって、 中心市街地の街並み景観が向上し、ゆとりと潤いある住環境の充実を図ることができま した。 市道における消雪設備については、古川町で 4 路線(0.95 ㎞) 、神岡町で 6 路線(0.85 ㎞)の整備を行い、冬期における安全で快適な生活道路の確保を促進しました。 後期基本計画時における課題 近年の入退去状況や今後の人口予測を踏まえ、新たな市営住宅整備は必要ないものと方 向付け、今後は、計画期間内に全住戸のうち 36%が耐用年数の 1/2 を超えることとなる 既存の住宅を良好な状態で維持管理し、できるだけ長く使用することが必要です。 木造住宅の耐震化については、空き家や跡継ぎのいない高齢者世帯の増加が、耐震化の 進まない大きな原因と考えられますが、巨大地震発生に備え、命を守るための住宅の耐 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 148 震化の重要性を引き続き市民に啓発していく必要があります。 神岡振興事務所及び宮川町公民館(振興事務所と併設)については、災害時に避難所と して使用するため、早期に耐震化を完了させる必要があります。 中心市街地の衰退が進行しないよう、景観形成地区における街並み景観の魅力を高め、 市民や来訪者が快適に過ごせる住環境を更に充実させる必要があります。 市道の消雪設備の整備については、防災、安全面における重要な生活道路の整備を促進 する必要があります。 人口減少社会の到来を踏まえ、市内への転入誘導または市外への転出抑止のための住宅 取得に対するインセンティブ付与や、生活関連機能を重視したコンパクトで効率的な市 街地形成のための土地利用(住宅用地の確保など)を検討する必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 安心して暮らせるまちの実現に向け、住宅及び住環境の充実を図ります。 既存の市営住宅について、日頃から施設の点検を実施し随時必要な修繕を行うと共 に、良好な状態で長く使用できるよう、「飛騨市公営住宅等長寿命化計画」に基づ き、建物外装を中心とした計画的改善を実施します。 巨大地震発生への備えとして、住宅の耐震化の必要性について、今一度市民の意識 を高める必要があるため、引き続き、啓発チラシ回覧、同報無線放送、行政区や各 種団体の会合における出前講座を行うと共に、緊急輸送道路沿道や住宅密集地区に 重点的に啓発チラシのポスティングを行うなど、木造住宅の耐震診断及び補強工事 の実施について啓発に努めます。 神岡振興事務所及び宮川町公民館(振興事務所併設)の耐震化について、早期完了 を目指します。また、1 号特定建築物以外の未耐震施設の耐震化については、第 3 次行革アクションプランで検討される全市有施設の将来的方針と合わせて方針の 決定を行います。 景観形成地区における建物、道路等の景観整備を継続することにより、訪れる人に 魅力ある、市民が快適に暮らせる住環境の更なる向上を図ります。 市道の消雪設備については、防災拠点周辺など重要な生活道路の整備を進め、特に 市街地における流雪溝の水量が少なく、除雪困難な道路について重点的に整備を実 施します。 人口減少社会を踏まえ、市内への移住や市外への転出抑止による定住を促進するた め、転入世帯、若年世帯、三世代同居世帯の住宅取得(新築・購入)に対する補助 制度を創設するとともに、時代に即した効率的で利便性の高い住宅用地の確保に努 めます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 149 市営住宅戸数の推移(戸) (出典:市データ) 350 300 250 200 291 299 299 299 H22 H23 H24 H25 275 218 235 243 227 H18 H19 H20 150 100 50 0 H17 H21 市営住宅管理総戸数 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 木造住宅耐震診断の 実施戸数 木造戸建て住宅(在来工法等による もの)の耐震診断の実施年間戸数 (H25 実績値) 12 戸 20 戸/年 市有 1 号特定建築物の耐震 化率 市有 1 号特定建築物の耐震化率 (H25 年度末) 94% 100% 転入世帯、若年世帯による 住宅新築・購入件数 転入世帯、若年世帯による住宅 新築・購入件数 (H23~H25 助成金交付実 績) 平均 12 件/年 市営住宅の長寿命化 改修棟数 市営住宅に長寿命化改修を実施し た棟数 24 件/年 (H29) 26 棟 0棟 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 公営住宅等ストック改 善事業 事業概要 既存市営住宅の長寿命化改修 計画年度等 担当課等 H27~ 都市整備課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 150 住宅・建築物安全スト ック形成事業 ・木造住宅無料耐震診断、補強工事費補助 ・避難所等建築物耐震診断費等補助 ・神岡振興事務所耐震補強 ・住宅・建築物のアスベスト含有調査、撤去工事費 補助 継続 都市整備課 街なみ環境整備事業 市街地における道路修景整備等 継続 都市整備課 地域住宅政策推進事 業 ・住宅新築・購入支援助成 H27~ 都市整備課 都市再生整備計画事 業 (宮川地区) ・宮川町公民館・振興事務所複合施設整備 (神岡地区) ・市街地における消雪設備整備 H27~ 都市整備課 住宅用地確保事業 市内への移住や市外への転出抑止による定住を 促進するため、時代に即した効率的で利便性の高 い場所での住宅用地確保に努めます。 H27~ 企画課 木造住宅耐震相談の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 長寿命化改修が予定される市営住宅 151 基本計画⑦ 基本計画⑦ 社会資本の 社会資本の充実のために 充実のために ⑦-4 情報化の 情報化の充実 前期基本計画の検証 光ファイバーの貸出については、民間事業者としてドコモ・飛騨高山ケーブル・NHK などへ貸し出しするほか、消防無線へも運用を行っています。 地上デジタル放送対応のPR・相談事業については、CATV整備と合わせ、アナログ からの移行をすべて完了することができました。H27 年 3 月には、CATVのデジタル・ アナログ変換送信が終了し事業が完了します。 ケーブルインターネット加入促進については、H22 年度に神岡北部・流葉地区の整備が 完了し、約 100 件の加入者増加となりました。その後、回線スピードの高速化やプライ ベートドメインの運用開始などで、加入者の利便性を図るとともに、より高額サービス への移行を進めました。しかしながら、世帯減少に伴う自然減のほか、民間サービスの 充実による脱退もあるなど、全体では加入者が減少傾向にあります。 市街地の情報化については、光ケーブルの貸出や経路の一束化協力により、民間サービ スの進出・充実を進め、フレッツ光・UQ Wi-MAX・LET などの高速ブロードバンドの促進 を図りました。 総合PRサイトは、サイトの全面リニューアルを行い、携帯電話・スマートフォンへの 対応や各種テーマサイトを開設することで、月間 70,000 件とアクセス数が大幅に増加 しています。また、物販サイト(ECサイト)は広告宣伝により認知度が上がった事と、 ふるさと納税の取扱により一定の売上確保が見込めるようになっています。 フリースポットの整備は、市内公共施設や観光スポットを中心に 15 箇所の設置に加え、 平成 26 年度は新たに 3 箇所の設置を予定しており、それぞれの運用シーズンには利用 者が増加しています。 後期基本計画時における課題 光ファイバーの貸出については、データ通信の急激な増加により需要は増しています が、市が保有する光ファイバーの芯数が限られているため、効率的活用が必要です。 ケーブルインターネットへの加入促進については、新技術による高速大容量化に対し、 市が何処まで整備しサービスするかは今後の技術状況を見守る必要があります。 市街地の情報化については、市がすべて整備するのでなく、民間事業者によるサービス を第一として効率的に進める必要があります。 総合PRサイトは、現段階で必要なサイトはほぼ作成済みですが、どうしたらターゲッ トとなる人に、より多くそれらの情報を見てもらえるかの検討が必要です。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 152 フリースポット整備は、観光面や人の集まる場所という観点から公共施設や観光地への 整備をさらに充実します。さらに今後は、防災や文化、民間事業所への普及・活用を検 討します。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 ICT利活用の推進、行政サービスの安定した提供、情報格差の是正等による魅力ある生活 環境実現に努めます。 光ファイバー予備芯線の貸出及びケーブルインターネットの加入促進については、 CATV運用効率化とあわせて検討を進めます。 これまで実施してきた地上デジタル放送対応のPR・相談事業に替え、新たに 4K・ 8K対策、700MHz問題に関する相談を行うための窓口を開設します。 市街地情報化については、民間事業者を中心とした整備が行われるよう、適宜相談 や支援を実施します。また、回線サービス以外の情報伝達手段の研究・整備を行い ます。 総合PRサイトについては、ネット配信が情報発信の中心となるため、行政サイト と共にCMSやSNSなどの技術・環境を踏まえながら、それらに対応するよう適 切な更新を行います。 また、観光サイトは岐阜県観光連盟のサイトと連動しているため、県サイトとの相 乗効果も踏まえ適切な更新を行います。 フリースポット整備は、今後、防災拠点への整備について検討を行うほか、市街地 の観光導線となるよう整備を図ります。 【具体的な成果指標】 成果指標 CATVインター ネット加入率 説明 現状 目標(H31) ケーブルテレビ全加入者に対するイ ンターネット加入者数の割合 H26.3 値 39% 50% 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 光ファイバ心線貸出 事業 ・医療、河川・道路監視、防災への有効活用 ・市内の民間企業に開放し農林・商業・観光への 活用促進 ・携帯電話会社等へ貸出しすることで、地域間の 情報格差を解消 継続 情報戦略室 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 153 4K・8K対策、700MHz 問題相談事業 4K・8K対策、700MHz 問題に関する対応窓口を 開設します。(ホームページを含む) H27~ 情報戦略室 CATV施設運用効率 化事業 CATVの今後の運営方法にについて検討会を設 け協議を行うとともに、その結果に基づいた整備・ 運用を実施します。 H27~ 情報戦略室 ケーブルインターネッ ト加入促進事業 上位回線の増強による回線速度の確保で、利用 者の繋ぎ止めに努めるとともに、長期的にはFTT H化により加入者の確保を図ります。 継続 情報戦略室 市街地情報化整備事 業 光ケーブル及び地下埋設管路の貸出や密集地域 でのケーブルの一束化ほか、デジタルサイネージ の研究と整備を行います。 継続 情報戦略室 総合PRサイト・行政サ イト運営事業 時代に対応したSNS対応と新サイトの追加、外国 語サイトの拡充及び全面更新を行います。 継続 情報戦略室 インターネットサービス 普及事業(フリースポ ット) 外国人を含む観光客等の利便性と、市街地への 観光客の誘導を伴う導線となるようフリースポットの 整備・充実を図ります。 継続 情報戦略室 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 154 基本計画⑦ 基本計画⑦ 社会資本の 社会資本の充実のために 充実のために ⑦-5 土地利用の 土地利用の推進 前期基本計画の検証 平成 23 年度を目標として計画した飛騨市国土利用計画については、平成 22 年度から 23 年度にかけ、関係部課による検討ならびに計 11 回の地域座談会における意見交換を経 て検討を行いましたが、現在計画を策定するまでには至っていません。 しかし、同じく平成 22 年から 23 年にかけて検討を進め、パブリックコメントの実施に よる市民意見を反映した「飛騨市都市計画マスタープラン」について、国土利用計画を 先行するかたちで作成、告示しました。 後期基本計画時における課題 飛騨市はそのほとんどの面積を森林が占めており、農用地が 2.15%、宅地はわずか 0.80% となっています。それら貴重な農用地や宅地が、無計画な利用によって非効率な土地利 用とならないよう、土地利用規制・指導が必要です。 農業振興の面からは土地集積による農家の経営安定、地域振興・雇用の場の創出の面か らは工場立地環境の向上、住環境の整備の面からは住み良い住宅用地の確保など、それ ぞれの分野が連携して下記項目に基づく総合的な土地利用調整が必要です。 ・山林の整備・保全及び無計画な開発の防止 ・農地の健全な管理及び無計画な宅地化の防止 ・住工混在の解消、工場誘致等の計画的な土地利用の規制・誘導 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 無計画・無秩序な土地利用を防止し、計画的な土地利用の規制・誘導を図ります。 自然環境と調和したまちづくりを目指し、当面は「飛騨市都市計画マスタープラン」 に基づく以下を念頭に計画的な土地利用を推進します。 ・ 自然環境の保全 ・ それぞれの土地利用の環境の維持・保全・整備 ・ 無秩序な開発、土地利用の防止 ・ 調和のとれた土地利用、それぞれの土地利用の共生 ・ 市街地の無秩序な拡大の防止 土地利用の規制・誘導にあたっては、担当部課のみの視点で協議を進めることなく、 関係部課間での連携を密にすることで総合的な土地利用調整を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 155 飛騨市国土利用計画の策定については、今後、様々な分野での長中期的なトレンド を分析するとともに、農業振興地域の除外申請の可否等を踏まえ、真の必要性につ いて協議を行います。 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 土地利用調整事業 事業概要 計画年度等 担当課等 土地利用について、関係部課が連携して総合的 な利用調整を図ります。 継続 企画課ほか 関係課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 156 基本方針 5 安定した 安定した暮 した暮らしの実 らしの実践 (社会不安・ 社会不安・災害に 災害に負けないまち) けないまち) 基本計画⑧ 基本計画⑧ 安全で 安全で快適なまちづくりのために 快適なまちづくりのために ⑧-1 治山・ 治山・治水、 治水、急傾斜地対策 前期基本計画の検証 下野地区急傾斜地崩壊対策事業については、平成 24 年度より補助枠が増加したことに より、工事の計画終了年度が早まったことなど、安全で安心して暮らせる生活基盤を構 築することができました。 五流域総合治水対策プラン改正に基づき、河川事業等の推進を図ることができました。 神通川水系砂防事務所実施による事業では、神岡町堀之内地内(小洞谷)砂防堰堤が完 成。岐阜県実施による事業では、古川町高野地内(高野谷)、袈裟丸地内(本道洞)砂 防堰堤が完成し、土砂災害特別警戒区域が解除となりました。 河合町角川地区において急傾斜地崩壊対策事業(L=197m)が平成 26 年度完成し、河合 町新名地区において雪崩防止対策事業(L=301m)が平成 26 年度に完成しました。 多目的ダムの丹生川ダムが平成 24 年度に完成し治水安全度が向上しました。 後期基本計画時における課題 急傾斜地崩壊対策事業について、下野地区を平成 19 年度に着手し、平成 26 年度末で全 体施行計画 203m に対し 156m(77%)の進捗となっており残工事について、早期の完成が 必要です。 平成 26 年度 8 月豪雨では、平成 16 年度災害に次ぐ、宮川の水位上昇があり、氾濫危険 水位に近づいたため、新五流域総合プランに基づき早期の改修が必要です。 砂防事業について、飛騨市内で 767 箇所の土砂災害警戒区域・684 箇所の土砂災害特別 警戒区域が指定され、その解除のために早期の整備が必要です。 治山事業についても、危険箇所が数多くあり、早期の整備が必要です。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 自然災害から市民及び市民生活を守り、住み良い生活環境を整備するため、土砂災害や急傾 斜地崩壊を防止し、より一層の防災対策に努めます。 市による防災対策を推進します。 ・県単補助事業の活用による急傾斜地崩壊対策事業の整備促進を図ります。 各種防災対策に関する要望を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 157 (河川改修事業の要望) ・一級河川の抜本的な河川改修計画と実施の推進 ・護岸設置区域における河床洗掘箇所の崩壊防止対策 ・流下面積を阻害する堆積土砂の浚渫による円滑な流下促進対策 (砂防事業の要望) ・急傾斜地崩壊対策事業の推進 ・県砂防堰堤設置、古川町(岡前谷・七郎谷)河合町(出しケ谷)宮川町(牧戸 谷) ・未整備地区の早期事業化 (治山事業の要望) ・未整備地区の早期事業化 平成 26 年度 8 月豪雨災害状況(宮川町牧戸地区) 岐阜県砂防堰堤完成状況(古川町袈裟丸地区) 【具体的な成果指標】 成果指標 急傾斜地崩壊対策 説明 下野地区急傾斜地法面対策工事 現状 目標(H31) H26 値 L=156m L=203m 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 158 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 急傾斜地崩壊対策事 業 事業概要 下野地区急傾斜地対策工事(法枠工) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) L=47m 計画年度等 担当課等 H27~H28 建設課 159 基本計画⑧ 基本計画⑧ 安全で 安全で快適なまちづくりのために 快適なまちづくりのために ⑧-2 防災対策の 防災対策の充実 前期基本計画の検証 自主防災組織による防災訓練等の実施率については、前期計画目標を超える 84%を達成 し、自分の地域は自らが守るという意識が浸透しつつあると考えられます。しかしなが ら、避難要援護者の避難等を含めた総合的な防災訓練の実施率は高くありません。 後期基本計画時における課題 災害発生時においては初動活動が重要ですが、その中核を担う自主防災組織の未設置地 区があります。また、組織化されている地区についても、自主防災訓練において避難要 援護者を含めた訓練実施が少ない状況にあり、一層の防災体制強化が必要です。 災害が発生した場合の連絡手段の一つとして移動系無線を使用していますが、現在は旧 町村から引き継いだ周波数の違うアナログ無線であり、市内統一のデジタル無線の整備 が急務となっています。 飛騨市は市域が広いため、災害時には住居の浸水や焼失・倒壊及びライフラインの途絶 等により、食料等の物資の運搬及び確保が困難となる恐れがあります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 災害発生時に備え、自助・共助の意識啓発と、より強固な防災体制の構築を図ります。 自主防災組織の未設置地区においては、組織の設立を支援・促進することで、行政 に頼らない自主的な防災体制の構築に努めます。 避難要援護者を含めた自主防災訓練の実施を促すことで、スムーズな避難活動によ る人的被害の抑制を目指します。 大規模災害時における連絡手段を確実に確保するため、早期の市内統一デジタル移 動系無線の整備を図ります。 災害時において必要となる備蓄品や防災備品については、計画的に更新するととも に各防災拠点への分配、分散保管を行います。また、自主防災組織が実施する防災 資機材等の整備を支援します。 洪水災害等に対しては、下流部河川の保水・流水能力を高めるため、上部機関へ河 川内堆積土砂除去等の防災環境整備の働き掛けを行います。 避難所等防災拠点施設の耐震診断及び耐震改修などの整備を進めます。 公共施設及び民間建物の耐震化を促進します。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 160 老朽化した防災行政無線個別受信機の随時更新を行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 避難要援護者の避難 等を含めた防災訓練 の実施率 行政区単位の防災訓練等の実施割合 (行政区 H26 値 97 地区) ― 80% 自主防災組織の整備 自主防災組織未設置地区の組織化 H25 値 未設置 5 地区 未設置ゼロ デジタル移動系防災 行政無線設置整備事 業 旧町村から引き継いだ周波数のちが うアナログ無線を市内統一のデジタ ル無線に更新 平成 28 年度 ― までに整備 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 防災支援体制強化事 業 行政区単位での自主防災組織の整備を進め、防 災体制を構築するとともに、自助・共助の意識啓発 を図ります。また、災害時に要援護者の避難がスム ーズに行えるよう行政・地域・民生委員等や関係機 関が一体となり防災訓練を実施します。 継続 総務課 防災行政無線(デジタ ル 移 動系) 設 備 整 備 事業 旧町村から引き継いだ周波数が違うアナログ無線 について、国補助金等を活用し、市内統一となる デジタル無線整備を行います。 H28 までに整備 総務課 災害時等備蓄品整備 事業 災害時の備蓄品について計画的に購入します。 継続 総務課 自主防災組織活動支 援補助事業 自主防災組織が行う防災資機材の整備や防災訓 練に要する経費について補助をします。 継続 総務課 防災行政無線個別受 信機更新事業 防災行政無線システムの各世帯に配布した戸別 受信機について、老朽化したものから順次更新し ていきます。 継続 総務課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 161 基本計画⑧ 基本計画⑧ 安全で 安全で快適なまちづくりのために 快適なまちづくりのために ⑧-3 消防・ 消防・救急体制の 救急体制の充実( 充実(常備消防) 常備消防) 前期基本計画の検証 救急講習については、上級救命講習と普通救命講習の受講者数が、26 年度の見込みを含 めても 1,500 人程度と目標数値を達成する事はできませんでした。しかしながら、救命 講習(120 分以内)の受講者は増加しており、心肺蘇生法及び AED 使用方法を多くの一 般市民に伝えることができました。 救急隊への救急救命士の配置については、飛騨市消防本部救急隊 15 隊に対し、現在の 実働救命士は 18 名のため、救急隊 1 隊に 1 名以上の救命士を配置することができてい ます。 気管挿管認定救急救命士の養成については、これまでに 7 名を養成することができまし た。 薬剤投与認定救急救命士の養成については、現在、薬剤投与認定救急救命士は 14 名で あり、目標とした 15 名には達していません。これは、現在、薬剤投与認定を受けるた めの資格を持った救命士がいないことが原因です。 住宅用火災警報器等の設置促進については、平成 21 年の飛騨市全体の設置率 33.3%に 対し、各関係団体の設置調査指導及び消防職員による未設置世帯の指導ならびに広報誌 による啓発により、平成 22 年 54.5%、平成 24 年 80.7%、平成 25 年 82.5%、平成 26 年 2 月現在では 84.58%と年々設置率を高めることができました。 後期基本計画時における課題 救急講習については、上級救命講習が 8 時間、普通救命講習が 3 時間を要するコースで あり、仕事中や休日を利用して受講するには、時間的に困難である場合が多くあります。 しかしその反面、講習の受講者の多くは講習内容について「大変大切で有意義な事であ る」と感じていることから、今後は、市民がより受講しやすい環境を整えるとともに、 引き続き普及啓発活動を続ける必要があります。 救急隊への救急救命士の配置については、現在、目標数を充足している状態ですが、平 成 26 年 4 月 1 日の救急救命士法施行規則改正・施行により、救急救命士が行える処置 の範囲に「心肺機能停止前の重症傷病者に対する静脈路確保及び輸液」、 「血糖測定並び に低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与」が追加されたことに伴い、岐阜県で開催す る追加講習(24 時限)を受講し、認定される必要があります。ただし、国からの通知に よれば、処置範囲拡大の救命士になるためには、薬剤投与認定救急救命士であることが 必要とされ、この薬剤投与認定救命士となるには、まず、平成 17 年後期以降に救命士 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 162 の資格を取得した者が対象となります。そのため、それ以前に救命士資格を取得してい る職員は、新しい処置の資格を取得する事はできないこととなることから、将来的に最 新の病院前救急医療体制に大きく乗り遅れることにもつながりかねません。 気管挿管認定救急救命士養成については、救急救命士の気管挿管認定を受けるために、 主任麻酔科医の常勤する病院において、30 症例以上の気管挿管実習を実施する必要があ ります。しかし、現在の岐阜県総合医療センターでの病院実習は、飛騨圏域から年間 1 名の受入、かつ、飛騨圏域 3 消防本部内での輪番制であるため、当本部では 3 年に 1 名 の養成しか出来ない状態となっています。また、救急救命士の教育・指導を実施する為 に導入された指導的立場の救急救命士(指導者救命士)制度においては、指導者救命士 になるための要件に、薬剤投与認定及び気管挿管認定を受けた救急救命士である事が提 示されています。現在、当本部においては、薬剤認定を受けた救命士が 14 名、気管挿 管認定を受けた救命士が 7 名在籍しており、この内両方の資格を持った救命士は 4 名に 留まっているため、気管挿管病院実習の周期を考えると、今後の対応について検討を行 う必要があります。 住宅用火災警報器等の設置については、平成 26 年 2 月現在の住宅用火災警報器の飛騨 市全体の設置率は、84.58%と岐阜県全体の設置率 78.8%を上回っているものの、未だ 設置がされていない世帯もあるため、継続的な指導が必要です。 年齢 3 区分別救急搬送人数の推移(人) (出典:市データ) 1,000 900 800 700 600 57 67 44 221 500 69 223 231 41 58 223 193 50 62 61 230 231 184 52 184 0~17歳(人) 228 18~64歳(人) 400 65歳以上(人) 300 200 387 451 454 476 H17 H18 H19 509 541 546 552 H20 H21 H22 H23 596 627 H24 H25 100 0 H16 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 163 救急講習受講者数の推移(人) 平成 26 年度ジュニアパラメディックプロジェクト受講人数(人) 2,500 2,322 300 265 249 250 2,000 236 230 小学5年 小学6年 203 200 1,500 150 1,000 723 100 500 644 356 - 17 平成21年 17 平成22年 平成23年 平成24年 50 平成25年 0 上級救命講習 普通救命講習 一般救急講習 小学4年 中学1年 中学2年 (出典:市データ) 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 市民が安心して暮らせるまちを目指し、救急・消防体制の強化・充実に努めます。 救急講習については、一般市民がより受講しやすい救命講習(120 分以内)を中心 に受講者数の増加を目指し、内容については市民ニーズに柔軟に対応できる体制を 作ります。 ・イベント等を通じて、救命講習等の重要性をアピールし、啓発活動に努めます。 ・受講の申込みや相談に訪れた市民に対し、受講時間等、より受講しやすい内容を 提案します。 ・限られた時間内で、確実に重要なポイントが伝わるよう内容の充実を図ります。 救急隊への救急救命士の配置については、新規救命士の養成または、救命士有資格 者を新規採用する事により、救急現場で即戦力として活動でき、今後さらに拡大す ることが予想される高度救命処置に対応できる体制の整備を図ります。 気管挿管認定救急救命士の養成については、病院実習の該当年に確実に職員を派 遣・養成するとともに、順番以外で機会を得た時でも積極的な養成を行います。ま た、飛騨圏域からの病院実習機会の増加について、他消防本部と連携し岐阜県に強 く働きかけを行います。 住宅用火災警報器の設置については、警報器未設置世帯への戸別訪問による設置指 導を行うとともに、未確認世帯においては調査によりこれを把握することで継続的 な設置推進を図ります。また、現在設置済の住宅用火災警報器の維持管理について も、広報誌等を活用し継続的な啓発を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 164 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 救命講習等受講者数 年間の上級救命講習・普通救命講習 等の受講者数 H25 受講者 2345 人 年間 2,000 人以上 の受講を維持 全救急隊への救急救 命士の配置 飛騨市消防本部救急隊は 15 隊。 実働救命士は 18 名のため、救急隊 1 隊に 1 名以上の救命 士を配置。平成 26 年度救命士 1 名採用し、平成 27 年度 から実働救命士となる。 15 名以上を養成 または採用 気管挿管認定救急救 命士養成数 飛騨市消防本部気管挿管救命士 7 名(うち 2 名日勤者) 平成 25・26 年度は養成なし。 平成 27 年度 1 名養成予定。 15 名以上を養成 薬剤投与認定救急救 命士養成数 飛騨市消防本部薬剤救命士 14 名(すべて実働救命士) 平成 25 年度 2 名の薬剤救命士を養成。平成 26 年度養成 なし。平成 26 年度新採用救命士 1 名は、平成 27 年度に 養成予定。 15 名以上を養成 住宅用火災警報器等 の設置率 市内住宅における火災警報器等の設 置率 H26.2.1 84.6% 100% 命をつなごうジュニ アパラメディックプ ロジェクト事業 飛騨市の小学校 4 年生から中学校 2 年生までの救命講習受講者数 ― 対象児童生徒 全員を毎年 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 普通救命講習等開催 事業 市民や企業あるいは関係団体からの要望を受け て、各種の救急講習を実施するとともに、現在約 60 施設あるAED設置施設において講習を実施す る事により、有事の際の救命率の向上を図ります。 継続 消防本部 救 急 救 命等充実・ 高 度 化 事 業( 救急救命 士) 新規救急救命士の養成又は、救急救命士資格を 取得した職員の新規採用により、新規救急救命士 を増員します。 継続 消防本部 救 急 救 命等充実・ 高 度 化 事 業( 気管挿管 認定救急救命士) 気管挿管認定救急救命士の新規養成を図ります。 継続 消防本部 救 急 救 命等充実・ 高 度 化 事 業( 薬剤投与 認定救急救命士) 薬剤投与認定救急救命士の新規養成を図ります。 継続 消防本部 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 165 住宅用火災警報器の 設置指導事業 未設置世帯への訪問設置指導及び未確認世帯の 調査を実施します。 H27・H30 消防本部 住宅用火災警報器の 維持管理の啓発事業 住宅用火災警報器の維持管理について、広報誌 等による広報を実施します。 H28 消防本部 命をつなごうジュニア パラメディックプロジェ クト事業 小学 4 年生から中学 2 年生に対し、発達段階に合 わせ「命の大切さ」「命の守り方」など、命に対する 教育をすることで、自他の生命の尊重、地域の安 全確保に積極的に行動のできる人材、救命に対 する意識のプロフェッショナルを育成します。 H27~ 消防本部 救命講習の様子 予防検査の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 166 基本計画⑧ 基本計画⑧ 安全で 安全で快適なまちづくりのために 快適なまちづくりのために ⑧-3 消防・ 消防・救急体制の 救急体制の充実( 充実(消防団) 消防団) 前期基本計画の検証 飛騨市消防団の定員確保のため、継続的な勧誘活動などを実施してきましたが、定員 930 名に対し、平成 26 年 4 月 1 日の団員数は災害支援団員を含め 827 人で、充足率は 89% に留まっています。 消防団車両等の消防資機材の導入・更新については、積載車 9 台、小型ポンプ 11 台な ど、その充実を図ることができましたが、当初の計画どおりの導入ができていない状態 となっています。 団員の減少により運営が困難な状況にある地域では、統廃合による効率的な団運営を図 るため、消防団や地域と継続的に協議を重ねています。平成 24 年 8 月には、神岡町柏 原消防器具庫を廃止し、山田器具庫に統合することで、消防力の維持を図りました。 後期基本計画時における課題 定員 930 名に対する平成 26 年 4 月 1 日の団員数は災害支援団員を含め 827 人、充足率 は 89%と不足していますが、東日本大震災以降、高まっている消防団の地域での重要性 などに鑑み、郷土や市民を火災その他の災害から守るため、消防団活動及び団員確保へ のさらなる支援が必要となっています。 人口減少に伴う働き盛り人口の減少、近年の若者世代における集団行動を嫌う風潮など により、消防団への勧誘はこれまで以上に困難さを増していることから、消防関係者の みならず、地域を巻き込んだ団員確保対策が必要です。 地域消防力の維持・向上のため、計画に基づく消防車両等の更新が必要です。 人口減少により、地域によっては消防力の低下が懸念されるため、必要に応じて組織の 統廃合について検討を行う必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 地域防災体制の充実強化のため、消防団活動の活性化のための各種取り組みを実施します。 消防団活動の重要性を広く市民に啓発するため、これまで実施していた区長会会議 等の場での依頼に加え、各区・自治会等で開催される会議等でもその重要性を伝え るとともに、地域自主防災組織との連携により団員の確保に努めます。また、県に よる消防団協力事業所に対する減税措置制度の導入が検討されており、飛騨市にお いて「消防団協力事業所表示制度」の導入についても検討を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 167 消防団員の確保は、今後も進む人口減少によりますます困難となることが予測され るため、災害支援団員と合わせて定数の確保を図るとともに、訓練によって質の向 上を図ります。 消防力の維持・向上ならびに迅速な消防活動を展開し、常に災害対応できる状態を 整えるため、車両の更新計画に基づき整備を行います。 地域の人口動態を注視し、必要に応じて消防組織の統廃合について関係者との協議 を行っていきます。 消防団員数と充足率の推移 (出典:市データ) 98.82% 1,200 100.00% 95.00% 1,000 89.08% 88.92% 90.00% 85.00% 800 80.00% 600 400 75.00% 873 848 867 848 847 846 807 807 775 772 742 70.00% 65.00% 60.00% 200 55.00% 0 H16 H17 52 56 67 73 77 77 79 82 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 災害支援団員(人) 消防団員数(人) 85 H26 50.00% 充足率(%) 【具体的な成果指標】 成果指標 消防団員の定数確保 説明 現状 目標(H31) 災害支援団員を含め、消防団員 930 名の定数確保 H26.4.1 基本団員 742 名 支援団員 85 名 合計 827 名 条例定数を 目標とします 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 168 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 継続 消防本部 消防団員数確保事業 消防団員の条例定数確保を図ります。 出動弁償の充実 消防団の処遇改善を図るため、出動弁償の充実を 図ります。 H27~ 消防本部 資器材装備の充実事 業 消防車両等更新計画に基づいて更新していきま す。 継続 消防本部 消防器具庫更新事業 消防器具庫の更新については、ランク付を行い優 先度の高いものから更新していきます。 継続 消防本部 飛騨市防災訓練の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 飛騨市消防出初式の様子 169 基本計画⑧ 基本計画⑧ 安全で 安全で快適なまちづくりのために 快適なまちづくりのために ⑧-4 交通手段の 交通手段の充実 前期基本計画の検証 市営バスの運行については、これまで市民ニーズに合わせ適宜見直しを行いながら事業 を行ってきました。 山之村バスについては、市民からの要望により、デマンド部分の延長を行いました。 巡回バスについては、冬期間の凍結によるスリップが問題となっていましたが、一部運 行区間を運休とすることで解消することができました。 市内交通手段の充実に向けた総合的な見直しに向け、以下のことを実施しました。 ・平成 25 年度において、現状の運行状況に関する全世帯へアンケート調査を行うこと で、市民の移動に関する状況を把握しました。 ・飛騨市公共交通会議を設立し、飛騨市の各公共交通機関との連携をはかり、公共交通 の見直しを行う体制整備を行いました。 ・猪谷駅でバスの乗換ができるよう、JR西日本と協議を行い、実現に向け協議を行っ ています。 ・JR東海に対し、特急の増発などの諸要望を行っています。 後期基本計画時における課題 現在の市営バスについては、合併前の旧町村の政策を引き継ぎ、合併後に速やかな一体 化に主眼を置いて「巡回」を基本としています。しかしながら、合併後 10 年が経過し、 人口減少の中で利用者が全体的に減少しています。 各公共交通機関への乗り継ぎや、料金体系が統一されていないことから、わかりにくい 交通体系になっており、時刻表も各路線の時刻表をそれぞれ見ないと乗り継いでいける 範囲も分からない状況にあります。 市民のニーズに合った運行を行うには、総合的な運行の見直しが必要です。 具体的な課題は主に以下の点が挙げられます。 ・料金体系が統一されておらず、民間事業者と市営バスが運行する区間にでは、運賃に 格差が生じている。 ・必要な時間帯にバスが走っていない。 ・乗り継ぎが考慮されておらず、非効率な路線がある。 ・スクールバスの有効活用が図られていない。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 170 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 市内公共交通の総合的な見直しを行い、市民にとって便利で効率的な交通手段の確保・充実 に努めます。 飛騨市内のJRを除く公共交通機関の総合的な見直しを実施し、市の公共交通の目 的をはっきりとさせるとともに、新い体制整備を行います。 各事業者とも連携をとり、分かりやすく、利用しやすい飛騨市にあった公共交通を 目指します。 (年度別計画) 平成 26 年度 ・市民意見交換会の開催 ・公共交通会議の開催 ・地域公共交通網形成計画の策 定 平成 27 年度 ・利用説明会の開催(バス停の設置、時刻表の配布、定期券の販売) ・飛騨市ネ ットワーク計画の策定 ・地域公共交通再編実施計画の策定 ・10 月より新体系 での運行開始 ・公共交通会議の開催 平成 28 年度以降 ・バス運行の評価と検証 ・公共交通会議の開催 公共交通機関利用者数は、公共施設整備や市内経済状況によって年々変化すること が予測されるため、その時々の市民ニーズに合った公共交通手段の充実のため、評 価・検証を繰り返し必要に応じて見直しを行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 市営バス利用者数 説明 市営バスの年間利用者数 現状 目標(H31) H25 値 69,185 人 77,570 人 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 新交通体系での飛騨 市公共交通整備 事業概要 地域公共交通網形成計画に基づく運行開始 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 計画年度等 担当課等 H27.10~ 総務課 171 基本計画⑧ 基本計画⑧ 安全で 安全で快適なまちづくりのために 快適なまちづくりのために ⑧-5 交通安全・ 交通安全・防犯対策の 防犯対策の推進 前期基本計画の検証 飛騨市内の交通事故発生件数については、飛騨警察署、飛騨地区交通安全協会や地域と の連携により、前期計画期間の目標値をおおむね達成することができました。 飛騨市内の犯罪件数については、県内では減少傾向にあり、市内でも 10%減となりまし たが、前期計画期間の目標値の達成には至りませんでした。 後期基本計画時における課題 飛騨市内の交通事故発生件数については年々減少傾向にありますが、反面高齢者の比率 が高くなっています。そのため、高齢者への交通安全指導や高齢者交通安全大学校の開 催などによる指導強化を図る必要があります。 犯罪については、窃盗や空き巣等は依然として発生しており、継続的な防犯意識の向上 を図るとともに、近年、振り込め詐欺等の相談件数が増えているため、その対策を講ず る必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 様々な機関・団体や、地域との連携により、交通安全対策を推進します。 家庭をはじめ、老人クラブなど地域におけるコミュニティ活動の場で高齢者の交通 事故について話し合い、家庭、地域ぐるみで交通安全意識の高揚を図ります。 飛騨地区交通安全協会、飛騨市交通安全対策協議会や地域との連携により、毎月 1 日・15 日と交通安全期間中の交通安全街頭指導や監視を継続して行います。また、 街頭指導は交通量の多い交差点や交通事故が多発する箇所で実施します。 飛騨警察署と合同で交通安全キャンペーン等を実施し、交通安全の意識啓発を図り ます。 保育園や小学校での交通安全教室・高齢者の交通安全指導や高齢者交通安全大学 校・法令講習の開催により、幼児から高齢者まで交通安全意識の高揚を図ります。 公安委員会と現地調査を実施し、横断歩道・交通標識・信号機等について関係機関 へ設置要望を行うとともに、カーブミラーやガードレール等の交通安全施設整備を 進めます。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 172 子どもや高齢者が安心して暮らせるまちの実現のため、防犯対策の推進に努めます。 防犯協会や町内会などの協力による子どもたちの見守り、声かけ運動の継続を支援 します。 振り込め詐欺防止や、連れ去り防止等の防犯対策について意識啓発を図ります。 青色回転灯を設置した公用車によるパトロールを実施し、犯罪抑制や青少年の非行 防止への取り組みを進めていきます。 飛騨市における交通事故の発生状況 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 人身事故(件) 死者(人) 負傷者(人) 37 1 41 37 2 46 36 0 44 27 0 41 26 3 31 物損事故(件) 人身事故(件) 210 1 290 0 258 0 259 0 257 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 2 14 2 16 8 14 1 16 3 14 2 0 2 3 6 1 0 0 5 0 4 物損事故(件) 人身事故(件) 26 23 34 26 49 20 43 12 37 14 死者(人) 負傷者(人) 1 32 3 37 0 38 1 15 0 17 202 63 218 71 235 57 204 42 244 44 2 76 8 89 1 82 1 61 3 54 452 1 558 5 556 0 522 0 552 3 上記の割合 負傷者のうち高齢者数 50.0% 24 62.5% 33 0.0% 19 0.0% 21 100.0% 9 上記の割合 人身事故のうち国道41号関係(割合) 31.6% 34.9% 37.1% 31.0% 23.2% 38.6% 34.4% 23.8% 16.7% 29.5% 古川町 河合町 死者(人) 負傷者(人) 物損事故(件) 人身事故(件) 宮川町 神岡町 死者(人) 負傷者(人) 物損事故(件) 人身事故(件) 合計 死者(人) 負傷者(人) 物損事故(件) 死者数のうち高齢者数 (出典:飛騨警察署) 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 交通事故(人身事故) 発生件数 飛騨市内で発生する年間の交通事故 (人身事故)発生件数 H25 値 44 件 20 件 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 173 犯罪(刑法犯)発生 件数 飛騨市内で発生する年間の犯罪(刑 法犯)発生件数 H25 値 95 件 50 件 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 交通安全協会活動交 付金事業 飛騨地区交通安全協会及び各支部が連携し行わ れる交通安全活動に対し支援を行います。 継続 総務課 防犯推進活動事業 飛騨警察署や飛騨地区防犯協会による市内パトロ ール、見守り隊による登下校の児童への同伴活動 や青色回転灯を装着した市公用車によるパトロー ルを実施します。 継続 総務課 交通安全施設整備事 業 危険箇所へカーブミラーやガードレール、道路区 画線等の設置を実施します。 継続 建設課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 174 基本方針 6 行政 行政の の意識改革の 意識改革の推進 (ともに手 ともに手をたずさえあった温 をたずさえあった温かいまち) かいまち) 基本計画⑨ 基本計画⑨ 市民本位の 市民本位の行政とするために 行政とするために ⑨-1 財政運営の 財政運営の健全化 前期基本計画の検証 歳入に見合った歳出の編成(前期方針)/平成 21 年度以降、一般会計における単年度 収支は、どの年度も黒字であり、また財政調整基金及び減債基金の残高を(H20 決算 億円→ H25 決算 3 60 億円)財政状況が悪化する時期に備え増やしました。 市全体の地方債残高を、平成 32 年度に 300 億円以下に縮減します。 (前期方針)/学校 施設やごみ焼却施設の建設をはじめとした必要な事業を行いつつも、地方債の借入を抑 制し、利息の高い地方債について繰上償還をおこなうなど地方債残高(計画策定時 396 億円→H25 年 370 億円)を着実に縮減しました。 毎年「長期財政見通し」を見直し、その都度、財政運営の修正をおこないながら予算編 成を実施します。 (前期方針)/平成 20 年度から試算を始めた「長期財政見通し」は、 毎年度計画の見直しを行い予算編成に反映しています。 将来にわたり持続できる人口規模に見合った適正な財政規模にむけて(前期方針)/必 要な事業は実施しつつも、計画策定時より年々財政規模を縮小し将来にわたり持続でき るよう財政運営に努めてきました。 (一般会計最終予算額で、平成 21 年度 224 億円→平 成 25 年度 183 億円) 不要な市有財産の売払い等については、申し出によるものや事業関連のものが主でした が、平成 26 年 3 月に飛騨市議会が決議した「平成 26 年度飛騨市一般会計予算に対する 附帯決議」 (市が管理する財産に関する内容)を受けて、同年 4 月以降からは全庁的に 進めています。 後期基本計画時における課題 国は少子高齢化が進み社会保障にかかる経費が今後も増加すると予測し社会保障財源 として消費税の増税が検討されています。市では平成 26 年度から普通交付税が段階的 に縮減となり、平成 29 年度以降は、 「長期財政見通し」では単年度収支が赤字になると 試算しており厳しい財政運営が予測されます。 市全体の地方債残高の縮減は確実に行っており、前期の目標である 300 億円は計画より 前に達成される見込みです。今後の財政状況を考慮し、新たに借り入れる起債について は、引き続き財源措置が有利な地方債を優先し、発行額を抑制しながら償還期間を適正 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 175 化する必要があります。 歳入は合併算定替えの地方交付税縮減、若年労働人口の減少や土地価格の下落による地 方税の減収が予測されています。歳出においては、扶助費など公的な支援を必要とする 社会保障経費や人口減少対策としての経費が必要です。 市では人口減少が続いており、特に若年層の市外への流出が進み労働人口の減少は子育 て世帯の減少に繋がり、人口に占める高齢者層が増えています。今後の財政運営は、人 口規模に応じつつも、若年層減少に歯止めをかける子育て世代への重点的支援が必要と なってきます。 不要な市有財産の売払いについては、分筆や用地測量等に要するコストがかかるほか、 市が提示する価格は不動産鑑定評価等による価格を原則とするため、購入を希望する相 手方との購入希望額に差が生じた場合などは交渉に時間を要することがあります。ま た、市が借受けていて将来にわたり必要な財産の取得については、市が農地等から宅地 等へ造成している場合の購入価格の取り扱いや購入に必要な財源の確保など課題があ ります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 毎年度「長期財政見通し」を見直し、その都度予算編成に反映した財政運営を行います。第 3 次行政改革の実行では、単なる経費縮減だけでなく、必要な部分には積極的な経費の投入 を行い歳入歳出構造の適正化に努めます。 第 3 次行政改革大綱及びアクションプランに従い、財政最適化の構築を図ります。 国は平成 22 年度決算から始まった従来の公会計制度を見直し、平成 27 年度から平 成 29 年度の間に固定資産台帳整備と複式簿記を前提とした国の統一的基準による 地方公会計制度の導入を求めています。市では平成 27 年度から国が配布するソフ トウェアを検証し、専門家の助言を受けながら、平成 29 年度までに新たな地方公 会計を整備し、現金収支だけではなく資産や負債を含めた一体的な経理を目指しま す。 前期では、歳出額の削減を目標とし補助金の見直しなど様々な取組みを行ったこと で、経常経費におけるコスト削減の土台は定着してきました。今後は、経費縮減の 一方で、必要な事業や人口形態にあわせた予算の確保などメリハリをつけた財政最 適化に取組みます。 市が保有する公共施設等については、時代に合わせた量的縮減に加え、必要な施設 については長寿命化対策など計画的な整備が必要です。平成 27 年度には公共施設 等総合管理計画を策定に着手し、不要財産の除却や売却、必要な施設等の修繕など 公共施設等の計画的な管理を行い予算編成に反映します。 不要な市有財産の売払いについては、遊休地は公売を基本とし、貸付地は個別交渉 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 176 を実施して売却を推進します。 市が借受けている土地で、将来にわたって真に必要なものについては、優先すべき 物件から購入を進めます。 自主財源の確保のため、職員の研修等を強化することによる専門知識・徴収ノウハ ウ等の習得と、コンビニエンスストアでの収納により納税者にとって利便性の高い 仕組みづくりを行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H30) 起債残高(借金残高) 一般会計・特別会計・企業会計を合 わせた起債残高の縮減 H26 356 億円 300 億円 市税の徴収率 市税全体の徴収率 H25 末 97.90% H31 末 98.20% 財政規模の最適化 「長期財政見通し」を毎年度作成し、歳入に見合った歳出構造とすることで、 財政規模の最適化を図ります。 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 地方公会計の整備 公共財産の固定資産台帳を整備し、国の統一基 準に基づく公会計制度を導入します。 H27~H29 財政課 公共施設等総合管理 計画の策定等 公共施設等総合管理計画を策定し、時代に合っ た公共施設等の量及び質の最適化を進めます。 H27~H31 財政課 市 有 財 産売払・ 貸付 事業等 不要な市有財産(土地・建物・法定外公共物)につ いては積極的に売払い、また貸付料が公平になる よう適正化を図ります。なお、市が借受けている土 地で将来にわたり必要な土地等については買入 れを進めます。 H27~H31 財政課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 177 基本計画⑨ 本計画⑨ 市民本位の 市民本位の行政とするために 行政とするために ⑨-2 行政運営の 行政運営の効率化 前期基本計画の検証 平成 21 年度~平成 25 年度を計画期間とする第二次行政改革では、全部署を挙げて行政 の効率化に向けた各種実施計画に取り組んできました。「財政健全化」を目標に掲げ、 各年度で約 7 億円の効果額を得るべく改革に取組み、平成 25 年度までの累計額は約 22 億円となるなど、一定の成果をあげることができました。 達成率は、76.2%(全 122 項目中、達成 70 件、見直し 23 件、進捗遅れ 29 件 ※社会 情勢の変化や政策変更等により計画内容の見直しを行ったものを「達成」に含む)で、 未達成項目が 29 件あるなど、未だ完全な計画実行には至っていません。 各種事務事業の見直しによる徹底的な無駄の排除という観点から、一部を除き補助金・ 事業の廃止、見直しについては目標を達成することができました。 未達成項目として 29 件の実行計画があり、社会状況の変化等に伴い実現が不可能とな った計画を除き、今後も継続して取組む必要があります。 定員の適正化計画については、推進 5 ヶ年計画に基づき職員を削減してきた結果、一般 行政職以外の減少が大きな要因となって総目標数を達成することができました。 後期基本計画時における課題 第二次行政改革による各種計画の実行により一定の成果を挙げたものの、平成 26 年 2 月策定の飛騨市長期財政見通しによると、平成 29 年度には形式収支で△4 億円と、歳出 が歳入を上回る見込みとなっています。また、人口減少、高齢化のさらなる進行により 税収減となる一方で、義務的経費は削減されない状況であるなど、市を取り巻く財政状 況は依然として厳しいものとなっています。 人口減少、少子高齢化、過疎化はもはや避けては通れません。むしろその状況に向き合 い、緩衝化対策を打ち出すことが必要です。 定員適正化については、適正化した組織体制を維持しながら、合併特例期間の終了に伴 う財政規模の縮小、そして人口減少時代に対応した簡素で効率的な機構を確立する必要 があります。また、第 3 次行政改革の核となる「財政の最適化」を進めるためにも、有 能な人材の確保育成を進め、事務事業を間断なく見直しながら人的資本の配置効果を高 めるための組みを実施する必要があります。 市有施設の中には老朽化が進行しているものも多く、計画的な更新、解体、長寿命化等 が必要です。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 178 飛騨市職員の推移(人) (出典:市データ) 700 593 600 114 500 112 56 400 300 110 114 107 54 50 66 74 66 74 46 54 74 40 447 104 50 44 37 39 75 75 77 98 96 92 95 92 93 40 35 36 31 33 29 32 28 31 28 75 77 75 75 76 75 39 35 200 283 270 261 255 248 247 239 231 227 227 219 220 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 100 0 合併 H16 一般職 消防職 技能労務職 福祉職 医療職 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 人口減少社会下におけるスリムで効率的な行政運営のため、第三次行政改革を不断の努力に より実行します。 第二次行政改革の結果と反省を踏まえ、また、市を取り巻く社会状況及び財政状況 を打破するため、引き続き第三次行政改革を断行します。 第二次行政改革同様、事務事業・補助金の見直しによる無駄の排除は継続して行い ながら、第三次行政改革では経費削減の観点のみならず、真に必要な部分には積極 的に市費を投入していく「財政最適化」という考えのもとで取り組みを進めます。 平成 26 年度に第三次行政改革大綱及び実行計画(アクションプラン)を策定し、 平成 30 年度までの 5 ヵ年、全部署を挙げて各種アクションプランを実行します。 定員適正化については、第 2 次定員適正化計画を平成 26 年度中に作成し、平成 27 年度から 5 年間を計画期間とした定員管理を実施します。 第 2 次定員適正化計画では、①組織のピラミッド形態の堅持、②職員の能力向上と 業績の可視化、③事務事業の見直しと行政需要に対応できる効果的な機構の整備を 図ります。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 179 市有施設については、その目的に照らして真に必要な施設のみ更新、長寿命化等の 対策を講ずるとともに、類似機能を有した施設については統合を検討するなど、効 率的かつ効果的な施設運営に努めます。また、老朽化や統合等により、その役割を 終えた施設については、計画的に解体を行います。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) H26 447 人 447 人 職員定数の適正化 定員適正化計画に基づく総職員数 第三次行政改革アク ションプランに定め る各目標値の達成 平成 26 年度に策定する第三次行政改革アクションプランの各目標値の達成 を目指します 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 第三次行政改革アク ションプランの実行 各アクションプランの目標値等を達成するため、全 部署を挙げて取り組みます。 各アクション プランに定める 実施年度 各アクション プランに 基づく 標準的な職務と級別 定数の条例化 職務の種類に応じて標準的な職を定め、それに対 応する職員の昇任を行います。また、級別定数を 定め、組織の肥大化を防ぎます。 H27 総務課 計画的な職員採用 第 2 次定員適正化計画を基本とした採用を行いま す。 継続 総務課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 180 基本計画⑨ 基本計画⑨ 市民本位の 市民本位の行政とするために 行政とするために ⑨-3 職員の 職員の資質向上 前期基本計画の検証 人事評価の導入実施については、医療職を除いて、5 年間の試行を経て平成 26 年 4 月 1 日に本格導入することができました。 管理職及び監督職への昇任試験の導入については、当初の課長昇任から係長昇任まで範 囲を拡大して試験を実施しています。 効果的な職員研修の実施については、OJTや市町村職員研修センターで行われる階層 別研修、市独自の接遇、マネジメント、管理監督職研修など様々な研修を実施し、能力 の開発を進めてきました。また、実務研修として岐阜県東京事務所、古川土木事務所へ の派遣や中期間集中型の自治大学校、全国地域リーダー養成塾への派遣にも取り組むこ とができました。 後期基本計画時における課題 人事評価については、改正地方公務員法の施行によって平成 28 年 4 月 1 日以降に義務 化されます。当市においても、医療職には人事評価を行っていないため、導入を前提に 試行が必要となります。また、処遇反映についても人事評価の法制化により相応の対応 が必要なため、管理職の勤勉手当だけでなく全職員に範囲を拡大する必要があります。 昇任試験は、意欲ある職員の登用を継続するためにも試験の継続実施は不可欠であり、 合否判定については昇任試験と人事評価を総合的に評価する仕組みが必要です。 効果的な職員研修については、参加人数や研修開催回数による実績は確認できますが、 どの研修によってどれだけ能力を向上させることができたか否かの効果測定は、困難な 状況であるため、研修をより実務に役立てる仕組みづくりが必要です。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 人事評価、昇任試験、効果的な職員研修により、地域課題の解決に向けて積極的に行動する 職員を育成します。 人事評価については、法改正に伴い全職員を対象に制度を導入し、任用・給与・分 限等の人事管理の基礎とし、完全導入にむけて医療職への研修会の実施により、全 職員への処遇反映を実施します。 昇任試験を継続して実施し、改正地方公務員法による昇任の方法に基づき、競争試 験に加えて、人事評価を含めた総合的な評価による選考を行います。 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 181 職員研修については、階層ごとに身に着けるべき能力とそれ補う研修の位置づけを 明確にし、階層と研修の体系化を図り、効果的な研修を実施します。また、平成 27 年度から 5 年間を人材育成強化期間と定め、集中的に能力開発に取り組みます。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 人事評価の導入 職員の人事評価を実施します。 H26 値 本格導入 (医療職を除く) 全職種への導入 と処遇反映 昇任試験の導入 課長補佐及び係長昇任試験を H22 か ら実施(課長昇任試験は H21 から実 施) H22 値 課長・課長補佐・ 係長昇任試験実施 継続実施 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 人事評価 人事評価を継続するとともに、医療職対象の被評 価者、評価者研修を実施します。 継続 総務課 昇任試験 昇任試験を継続します。また、合格基準について は見直しを行います。 継続 総務課 人材育成キックオフ講 演会 人材育成のための講演会を開催します。 H27 総務課 ジョブローテーション 制の導入 採用から 10 年間を目途に人事異動を行い、3 課程 度を経験させるジョブローテーションを実施しま す。また、課内においても業務異動を経験させま す。 H27~ 総務課 能力サポート試験の 導入 主事から主任、主任から主査への昇格に際し、教 養試験と論文試験を実施することで、不足する能 力の検証を行い、それをサポートします。 H27~ 総務課 自治体法務検定への 参加 自治体法務検定へ参加し、法務能力の向上を進 めます。 H27~ 総務課 自治大学、全国地域リ ーダー養成塾への派 遣 集中的な研修に参加し能力開発を進めます。 H27~ 総務課 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 182 基本計画⑨ 基本計画⑨ 市民本位の 市民本位の行政とするために 行政とするために ⑨-4 広報・ 広報・広聴活動の 広聴活動の充実 前期基本計画の検証 「市民生活本位」の市政実現のため、平成 22 年度より、職員が市民からの求めに応じ て、各集落や団体等へ出向き、実行中または計画中の事業等について説明を行う「市政 見える化講座・説明会事業」を開始し、本年度現在で 70 のメニューの提供が可能とな っています。 あわせて、これまで市内ホール等で市民を集め実施していた「市政懇談会」については、 市長が各集落等に出向いて自らの言葉で市政運営について説明する手法に改め、より透 明性の高い市政運営を実現することができました。 市からの情報発信として、広報紙の継続発行、ケーブルテレビ、防災行政無線などのほ か、飛騨市公式ホームページの全面リニューアルを平成 25 年度に実施し、市が実施し ている取り組み等に関する情報共有を推進することができました。 後期基本計画時における課題 高齢化の進行により、情報発信・情報共有については、これまで以上に見やすく分かり やすい内容で伝達・共有していく必要があります。 市政見える化講座について、市民からの要望の減少に伴い、実施回数も減少しているこ とから、再度制度のPRから始める必要があります。 市長との懇談については、引き続き市民生活本位の市政実現のため、各所で市民との身 近な意見交換を行っていく必要があります。 広報紙については、行政情報であるが故に、特に若い世代の目に触れることが少ないと 言われているため、内容の拡充に伴う魅力化に取り組む必要があります。 【後期基本計画における主な取り組みの方向性と具体策】 市民生活本位の市政の基礎である市政の透明性確保のため、市民への情報提供を積極的に行 います。 市からの情報提供・発信にあたっては、同じ情報を様々な情報媒体を利用して実施 するなど、見やすく分かりやすい手法で行います。 市政見える化講座については、区長会、自治会等の場を利用し、再度その活用につ いてPRを行うとともに、市民ニーズに即したメニュー拡充に努めます。 市長が各種会合や座談会に出向き、市政運営に関する説明を行うとともに、市民と 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 183 の意見交換を行う「市政懇談会」を継続し、市民の声が直接市長に届く仕組みづく りを進めます。 広報紙の発行を継続し、市民ニーズを踏まえた特集記事の掲載など、魅力的かつ客 観的な情報提供に努めます。また、きめ細やかな取材により、多彩なまちの話題を 提供することで、市民に身近な広報紙づくりを心がけます。 市が実施を計画する政策事業、主要事業のうち、市民生活に与える影響が大きいと 考えられる事業については、必要に応じて説明会や座談会を開催し、市政に対し意 見や提案をしやすい環境整備に努めます。 【具体的な成果指標】 成果指標 説明 現状 目標(H31) 市公式ホームページ への訪問者数 一度の訪問における 30 分以内の行 動が 1 セッション。サイトを離脱し ても 30 分以内に再来訪した場合は 同一セッション、同一ユーザーでも 30 分以降の再来訪は別セッション H25 延べ 600,308 人 延べ 650,000 人 市政懇談会実施回数 市長が各集落等に出向いて実施する 市政懇談会の回数 H26 14 回 H27~H31 延べ実施回数 75 回 市長市政懇談会の実施状況 (出典:市データ) 35 30 1,400 29 1,200 25 25 1,000 20 800 14 15 12 600 10 10 400 5 200 1,320 880 515 625 628 H22 H23 H24 H25 H26 0 0 参加人数(人) 実施回数(回) 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 184 【目的を達成するために行う主な事業】 主な事業名 事業概要 計画年度等 担当課等 市 政 懇 談会 実 施 事 業 市長が各集落等に出向き、市政運営に関する説 明及び市民との意見交換を実施します。 継続 総務課 市政見える化講座開 催事業 市が実施する様々な事業等について、講座や座 談会により市民に説明し、市政の透明性確保と 協働推進を図ります。 継続 企画課 市政懇談会の様子 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 飛騨市公式ホームページ 185 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31) 186 飛騨市第二次総合計画後期基本計画 【平成 27 年度~31 年度】 平成 27 年 3 月 飛騨市役所 企画商工観光部企画課 ☎0577-73-6558(ダイヤルイン) ✉[email protected] 飛騨市第二次総合計画後期基本計画(H27~H31)
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