八尾市街づくり活動支援制度の概要 市民の自発的な 街づくり活動を支援します 住民参加の街づくりとそのしくみ 八尾市が健全な発展を続けていくためには、市民のみなさんが生活する地域に魅力を感じ、住み続けた いと思うような環境づくりが必要です。 地域には、それぞれに違った歴史や人々の暮らしがあり、その様子もさまざまです。このため、地域の 街づくりでは、個々の地域の特性にあったものづくりやルールづくりが必要です。 また、街づくりを円滑に進めるためには、市民のみなさんが地域の問題・課題について意見を出しあい、 それを認識しあうことが大切です。そして、広く街づくりについて検討をおこない、市民や企業と行政な どが協力しながら、住み良い街づくりを進めることが必要です。 街づくりはいろいろなきっかけではじまります まちの良さの伝承 周辺環境に対する不満 古い街なみや歴史的な遺産を残 したい 街の自然を残したい 鎮守の森や水辺を活用したい 子どもが遊べる公園・広場がほ しい 地域で利用できる施設がほしい 静かな街にしたい 個人だけでは対応できな いさまざまな課題が生じ た時が、街づくりを検討し はじめるきっかけとなり ます。 環境の変化 防災面などでの対策 工場が移転したので跡地を地域 のために利用したい 建物が建て詰まっていて地震の 時などの火災が心配 道路が狭く緊急車両などが入れ ない 地域で防災組織を作りたい 開発計画を住んでいる環境と調 和させたい 大規模施設が立地して人や車の 流れが変わった 1 市民や企業と行政との協働の取り組みが必要です 地域の街づくり活動においては、市民のみなさんの自発的な取り組みが基本となります。その上で市民 のみなさんや企業と行政などがパートナーシップの関係に立ち、それぞれの役割分担のもとに協力して、 地域の課題を解決していく協働の取り組みが必要です。 市 民 や 企 業 な ど の自発的な街づくり 市民・企業と行政との 協働の街づくり 行 政 の 支 援 ■街づくりの役割分担■ 街づくり活動の流れ 街づくり活動とは、街づくりの初期段階において、地域の特性を十分に活かした身近なまちの整備・改 善及び保全等に向けて、市民のみなさんが自発的に取り組む活動のことをいいます。地域の問題・課題を 解決していくため、市民のみなさんで、街づくり活動を行う団体(街づくり研究会等の街づくり推進団体) の組織づくりをおこなうとともに、行政などと協力して地域の構想づくりをすすめ、これを市に提案して いくものです。 ! 発意 STEP STEP 1 2 組織づくり 構想づくり 提案 提案 《街づくり研究会》《街づくり協議会》 組織づくりには市長の認定が必要です ・趣旨又は目的 ・地域の範囲と現況 ・地域の将来イメージ ・土地利用、基盤施設等のあり方 ・街づくり構想図 など 2 市 長 STEP 1 組織づくり 街づくりを考える【組織づくり】 ●街づくりは組織づくりからはじめます 自分たちの街をいかに「住みつづけたい街」にするかを考え、住み良い街をつくっていくため、一定のま とまりのある区域で街づくり活動を行う団体(街づくり推進団体)の組織づくりをおこないます。この組織 には、地域での課題と街づくりの方向性について意見交換する「街づくり研究会」と、これを踏まえて街づ くり構想をつくる「街づくり協議会」があります。これら組織の設立には、要綱で定めた条件を整え、市に 申請し、市長の認定を受ける必要があります。 街づくりには、住むこと、商売や事業を営むことなど、多方面のことがらについて考慮する必要があり、 街づくり組織の構成員は、その地域の居住者や商店主・地元の企業、土地所有者などが考えられます。 なぜ、組織づくりが必要? 住み良い街をつくっていくためには、市民のみなさんと行政などが協力しあって、住民総意に基づく構想づ くりや合意形成をしていくことが重要です。したがって、住民総意の街づくりを考える場として「組織づく り」が必要なのです。 また、この街づくり組織の様々な活動は、地域のコミュニケーションを高めていくことや、街づくりの気運 を盛り上げていくことにもつながります。 3 街づくり活動は、市民のみなさんが中心となって、行政や専門家と協力しながら進められていきます。 ここでは、街づくりの構想づくりや事業を実施する段階でみられる、他のまちでの取り組みを紹介します。 組織づくり後の活動例 ●街の問題点を出しあう 街の問題点を出しあうといってもその方法はいろいろ ですが、『街を歩く』というようなごく簡単なことから 街づくりをはじめることもできます。 ●専門知識を学ぶ 街づくりには様々な手法や制度を利用できることがあ ります。街づくりを進めるうえで、行政や専門家に任せ るだけでなく、市民のみなさんがそういった知識をもっ て街づくりを考えていくことも重要です。 ●広報活動を行う 街づくりに向けた様々な活動を「街づくりニュース」な どで、広く住民の方々に知ってもらうことも重要です。 なかには住民が手づくりで「芝居」を企画・出演して、 街づくりに対する関心を高めた例もあります。 ●街の良さを探す 街の良いところを残していくことも街づくりの1つで す。そのための活動として、街歩きのパンフレットの作 成や地図づくりもおこなわれています。 ●多くの人が参加できる機会をつくる 専門家の意見を聞いたり、講師を呼んで勉強会を開催す る講習会や、楽しみながら街づくりを考える雰囲気をつ くるため、「街づくりコンクール」といったイベントを 催す例も見られます。 4 STEP 2 構想づくり 【街づくり構想】づくり ●街の課題や特徴を出しあいます まず、「街づくり研究会」における市民のみなさんの意見交換により、「街の課題」や「街の特徴」など を出しあいます。また、身近なまちの整備・改善又は保全等にかかる街づくり構想を検討するためには、課 題に対する調査・研究など客観的な整理も重要になってきます。 ●『街づくり構想』を提案します 「街づくり研究会」で検討された内容を踏まえ、「街づくり協議会」では、行政や専門家の情報や意見な どを参考にしながら「街づくり構想」をつくります。そして、住民で合意した街づくり構想を市に提案しま す。 5 街づくりに活用できる様々な制度 地域での課題と街づくりの方向性などに合わせて、さまざまな制度が用意されています。地域のみなさ んと行政などが協力して、その地域の実情にあった制度を活用しながら街づくりを進めていきます。 ものづくりに活用してください ●土地区画整理事業 道路や公園などの整備が不十分な市街地において、一定の区域内で土地所有者などか ら少しずつ土地を提供(減歩)してもらい、必要な道路や公園などの整備にあてること により、残りの土地(宅地)の利用価値を高め、健全な市街地をつくり出そうとする事 業で、以下のような効果があります。 ①整理前の権利を保全しながら事業をおこなうため、長年地元でつちかわれた地域の コミュニティが、そのまま活かされます。 ②曲がりくねった道路や、すれ違いができなかった道路が、安全で快適な道路に生ま れ変わります。 ③子供の遊び場や憩いの場として、公園が確保されます。 ④地区内のすべての宅地が道路に面し、形の整った利用しやすいものとなり、境界も 明確になります。 ⑤上・下水道やガスなどの供給処理施設を、一体的に整備することができます。 ルールづくりに活用してください ●地区計画制度 地区計画は、地区の特性を活かした街づくりを実現するため、地区住民や権利者、そ して市の話しあいのもと、地区レベルで独自のルールを定め、その地区内でおこなわ れる建築行為などを規制・誘導し、良好な住環境の街づくりを進めるための制度です。 決められたルールは用途地域と同じ都市計画に位置づけられ、その後、地区内でおこ なわれる建築時に守られることになります。 ●建築協定 建築協定とは、地区住民の皆さんが自主的に建築基準法の基準以上にルールを取り決 めて、それらをお互いに守りあうことを制度化したものです。 ①建築基準法で定める基準より高度な基準やきめ細かな基準が定められます。 ②土地の所有者など全員の合意が必要です。 ③合意した当事者間でなく、新しくその地区の住民となった人にも効力がおよびま す。 ④変更には全員の合意に基づく認可が必要であるなど、街づくりの安定した取り決め となります。 ⑤運営委員会などを設けて、住民が協定の運営にあたります。 6 八尾市街づくり活動支援制度 身近な地域の街づくり活動を円滑に進めるとともに、地域の実情に応じた多種多様な街づくり活動のニ ーズに対応するため、「八尾市街づくり活動支援制度」があります。 制度のしくみ この制度は、市民のみなさんの自発的な街づくり活動において、街づくりの整備手法や制度などの 適用がはっきりしていない初期段階の街づくり活動を支援する制度です。市の「都市政策課」を相談 窓口とし、関係各課が連携して支援をおこないます。 地域の街づくりを目的とした 街づくり研究会・協議会 推進団体の認定申請 認定の決定通知 街づくり推進団体 街づくりの相談 要請・助言・支援 八尾市 都市政策課 庁内関係課会議 支援事業 ●アドバイザー派遣 ●街づくり活動助成 ●コンサルタント派遣 ●街づくりの発意 ●街づくり構想 制度の対象 身近なまちの改善などに向けての街づくり活動をおこなう団体(街づくり研究会等の街づくり推進団 体)に対して、街づくりアドバイザーの派遣・街づくり活動助成及び街づくりコンサルタントの派遣をお こないます。(対象となる要件などについてはお問い合わせ下さい) 7 制度の内容 ●街づくりアドバイザーの派遣について 街づくり研究会等の街づくり推進団体の活動状況に 応じ、街づくり制度・街づくり手法の勉強会や活動の 進め方などのいわゆる初動期の活動に対して助言な どをおこないます。 ●街づくり活動助成について 街づくり研究会等の街づくり推進団体がおこなう勉 強会、広報などの街づくり活動に要する経費の一部を 助成します。 ●街づくりコンサルタントの派遣について 街づくり研究会等の街づくり推進団体が地域住民の 合意をとりつつ、街づくり構想の作成に向けておこな う諸活動に対して助言などをおこないます。 8 街づくり活動と八尾市街づくり活動支援制度の流れ 身近なまちの整備、改善及び保全等に向けて、街づくり活動をおこなう団体(街づくり推進団体)に対し て、活動費の助成や専門家の派遣を行います。 ! 発意 STEP STEP 1 2 組織づくり 構想づくり 提案 提案 助成・派遣 定 助成・派遣 認 PR・啓発活動、相談・助言 ・街づくり活動費助成 ・街づくり専門家派遣 資 料 ■八尾市街づくり活動支援制度要綱 (目的) 第1条 この要綱は、地域の実情に応じた住み良い街づく りを市民と市が協力して推進するにあたり、住民等によ る自発的な街づくり活動を支援するため、必要な事項を 定めるものとする。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義 は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 (1)街づくり活動…街づくりの初期段階において、住民等 が自発的に地域の特性を十分に活かした身近なまちの 整備・改善及び保全等に向けて行う街づくり活動をい う。 (2)住民等…街づくりの対象区域内の居住者、事業者及び 土地又は家屋の所有者をいう。 (3)街づくり推進団体…第4条の規定により認定された団 体をいう。 (普及・啓発活動並びに相談・助言等) 第3条 市長は、住み良い街づくりを推進するにあたり、市 民自らが自らの街を考える街づくり活動を進める市民の 育成に努めるために、街づくりに対する普及・啓発活動を 行うとともに、街づくりを発意しようとする住民等に対し て相談・助言等の支援を行うものとする。 (街づくり推進団体の認定) 第4条 市長は、一定のまとまりのある区域(以下「地域」 という。)において、地域の実情に応じた住み良い街づ くり活動を推進することを目的とする団体で、次の各号 すべてに該当するものを街づくり推進団体として認定 することができる。 (1)その組織が、当該地域の住民等で構成され、その活動 が、住民等の多数の支持を得ていると認められるもの (2)その活動が、街づくりの基本構想・事業手法等を調査 研究し、その地域におけるまちの整備・改善及び保全 等にかかる街づくり構想(以下「街づくり構想」とい う。)の策定を目的としているもの (3)その組織の活動が、他のまちづくり支援制度の適用対 象とされていないこと。 (街づくり推進団体の認定申請) 第5条 前条の規定による認定を受けようとする団体は、 原則としてその年度の当初に市長に申請する。 2 市長は、前項の申請に基づき街づくり推進団体の認定 の可否を決定する。 (街づくり推進団体の認定の取り消し) 第6条 市長は、第4条の規定により認定した街づくり推 進団体が、同条各号の規定に該当しなくなったと認める とき、解散したとき、また、その他街づくり推進団体と して適当でないと認めるときは、その認定を取り消すこ とができる。 (街づくり構想の策定等) 第7条 街づくり推進団体は、地域の実情に応じた住み良 い街づくりを推進するため、住民等の意見を反映し、街 づくり構想の策定に取り組むこととする。 2 街づくり推進団体は、街づくり構想を策定したときは当 該街づくり構想を住民等に公表するとともに、これを市長 に提出できるものとする。 (街づくり推進団体への支援) 第8条 市長は、街づくり推進団体から要請があった場合 で地域の実情に応じた住み良い街づくりを推進するため 必要と認めたときは、別に定めるところにより、技術的 な援助のため街づくりの専門家として街づくりアドバイ ザーや街づくりコンサルタントの派遣をするとともに、 活動に必要な経費の一部を助成することができる。 (街づくり専門委員の設置) 第9条 市長は、街づくり推進団体の認定その他この要綱 の適正かつ円滑な運営を図るため、街づくり専門委員 (以下「専門委員」という。)を置くことができる。 2 専門委員は、学識経験を有するもののうちから市長が 委嘱する。 3 専門委員の運営に関し必要な事項は、別に定める。 (委任) 第10条 この要綱に定めるもののほか、この要綱の施行関 し必要な事項は別に定める。 附 則 この要綱は、平成13年6月1日から施行する。 9 お問い合わせ ■ 八尾市建築都市部都市政策課 ■ TEL:(072)924-3850 FAX:(072)924-0207 E-mail:[email protected] 10
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