平成 19 年度 情報システム系列 3 年次 課題研究要旨集 平成 20 年 1 月 22 日(火) 青森県立木造高等学校 目 No 発表者 次 研究題目 ページ 1 「生活意識調査アンケート集計システムの 構築」 ・・・・・・ p3 2 「音声データを使った AD 変換の研究」 ・・・・・・ p4 3 「校内 LAN と iPod を利用した自学自習の 可能性を探る」 ・・・・・・ p5 4 「Windows Media を利用したストリーミ ング配信技術の研究」 ・・・・・・ p6 5 「Breeze を使った e-learning システムの 研究」 ・・・・・・ p7 6 「献立・食品管理システムの構築」 ・・・・・・ p8 7 「創立 80 周年を振り返るモーショングラ フィックスの制作」 ・・・・・・ p9 8 「Flash を使った電子絵本の製作」 ・・・・・・ p10 9 「MIDI シーケンサを使った着信メロディ の制作」 ・・・・・・ p11 10 「学校生活における QR コードの有効活用 について」 ・・・・・・ p12 11 「Illustrator を利用したピンポンユニフォ ームのデザイン」 ・・・・・・ p13 12 「事務室の証明書発行システムの構築」 ・・・・・・ p14 13 「タッチパネルシステムの活用方法を探 る」 ・・・・・・ p15 14 「Shade 7 basic を利用した 3DCG の制作」 ・・・・・・ p16 15 「Illustrator を利用したペーパークラフト の制作」 ・・・・・・ p17 16 「Flash を活用した幼児教育教材の試作」 ・・・・・・ p18 17 「ソフトボール部卒業記念 DVD の制作」 ・・・・・・ p19 -2- 課題研究テーマ 『生活意識調査アンケート集計システムの構築』 1、 目的 毎年一年次を対象に行われている生活意識調査アンケートの結果を集計するためのシステム を作成し、業務の効率化を図ることが本研究のねらいである。結果を入力するだけで自動的に 集計され、誰でも簡単に使用することができるシステムを、リレーショナル型データベースで 実用化してみる。 2、 概要 本システムはスパイラル型モデルで開発を行 った。作成ソフトにはリレーショナル型データ ベースで定評のある MS‐Access を採用した。 Access を用いた処理の自動化には一般的なクエ リを使う方法と、プログラムとして記述するプ ロシージャがある。本システムではシステムの バージョンアップに備え、プロシージャを使っ た自動化を試みた。これを使うことでクエリの デメリットであるデータの複雑化をなくし、多 くのクエリオブジェクトを用意しなくても集計 図1 アンケート入力フォーム 用テーブル一つでシステムとして機能させるこ とが可能になる。また、プロシージャの記述により入力フォームで入力した内容が自動的に集 計されるようになっており、利用者は回答された番号にチェックを入れていくだけで済むよう になっている。 そして私が最も力を入れたのが入力テーブルの設計と集計レポートのレイアウトである。ま ず、データの出力先となるアンケートテーブルの番号フィールドに主キーを設定することで、 生徒一人一人のアンケート結果を区別できるようにしている。また、番号でその入力結果を再 度確認することができ、誤入力の訂正を簡単に行えるようにした。次にレポートについては集 計結果が反映されるものであるため、誰もが見やすいようなシンプルなデザインとレイアウト を考えた。 システムを作成する際の一番のポイントである“誰にでも簡単に利用が可能”ということを 第一に操作性に優れたシステムとなるよう工夫してみた。 3、 今後の課題 スクロールバーでの項目移動は正常に作動するが、マウス上のトラックパットでの移動にも 反応するため、やや操作性に欠ける面がある。よって操作性についての改良が今後の課題とな る。 4、 開発環境 データベースアプリケーション:MS MS‐ MS‐ Access システム言語:VBA VBA(Visual Basic ForApplication) VBA 5、 感想とまとめ やや知識、経験不足であったこともあり、思うように研究は進まなかった。しかし、後半は Access のVBAの仕組みを理解してきて自分の頭で考えて工夫をすることができるようにな った。途中挫折しそうにもなったが、完成させることが出来たのでよかったと思う。 6、 参考文献・URL -3- 課題研究テーマ 『Adobe Audition1.5 を使ったノイズ除去』 1、 目的 大事な記念の音源や、以前手に入れたけれど廃盤になってもう二度と購入できないレコード などを記録しておきたい。音源をデジタル化することで経年劣化していくテープメディアなど を、後世に大切に残すことができる。本研究は、木造高校卓球部の部歌をデジタル化し雑音を 除去することで、よりクリアな音声ファイルとして再現することがねらいである。 2、 概要 AD 変換とはアナログデータをデジタルデータとし て数値に置き換えることで、音声のデジタル化もその 一例といえる。特に音声の場合、標本化(サンプリン グ)と量子化(ビット)という二つの段階があり、標 本化とは空気の振動である音声を波形データとしてグ ラフ化する作業で、量子化とは波形を階段状に区切り 図1.ヒスノイズフィルタ画面 1と0のデジタルデータに変換する作業をいいます。 また、区切り幅はサンプリング周波数と呼ばれ、細かい段階にすればするほど実際の音声に近 いデジタルデータに変換することができる。 本研究では、カセットレコーダーとパソコンのサウンドボードをミニプラグで接続し、 音楽ファイルをキャプチャーしその際、キャプチャー後のデータ編集と音楽CDへの書き込み を予想し、ファイルの保存形式をWAV形式、周波数帯域を 44.1kHz と設定することにした。 当初、予想していた通り、キャプチャー後のデータにはヒスノイズと呼ばれる空のカセットテ ープを再生したときなどに聞こえる、 「サー」という感じの高周波数のノイズ音が含まれていた。 これらのノイズはデジタルオーディオ編集ソフトの各種ノイズフィルタを利用し、様々な条件 を与え可能な限り除去できるかを試験した。 3、 今後の課題 今回の実験では、キャプチャーソフトにフリーウェアを利用したため、サンプリング周波数 を精密に設定できなかったこと、録音元となったカセットテープが劣化していたため、より音 質の高いデジタルデータを完成させるまでには至らなかった。よって、学校の Web ページに掲 載するには更なる修正が必要と思われる。 4、 開発環境 ・デジタルオーディオ編集ソフト:Adobe Audition 1.5 5、 想とまとめ Adobe Audition 1.5 の使い方は難しく手間がかかり、微妙な変化などは自分の耳だけが頼り だったので大変だった。なかなか上手く編集出来なかったが、AD変換及びデジタルオーディ オ編集ソフトの基本操作を習得することができ満足している。 6、 参考文献・URL -4- 課題研究テーマ 『校内 LAN と iPod を利用した自学自習の可能性を探る』 1、 目的 iPod は手軽に持ち歩きできるツールであるため、学校のサーバを活用し教材をダウンロード することで、使い方しだいではいつでもどこでも学習が可能になる。そこで、iPod を使った自 学自習の可能性を探ることをねらいに、英語学習を事例に実験を行うことにした。 2、 概要 「iPod」とは Apple 社の携帯デジタル音楽プレーヤ ー である。ハードディスク内蔵型タイプでは 5~ 20GB の容量を備え、IEEE1394 による接続をサポート するなど、高速な音楽データの転送が可能になってい る。また、iPod 本体とパソコンとの接続には「iTunes」 というソフトを使用し、日本語によるタイトル表示・ 設定もできるようになっている。その上、iPod はパソ コンのリムーバブルストレージとして使用すること もできるため、記録時に指定することによって音楽デ 図1. 実験のイメージ ータとそれ以外のデータを混在させることができる。そこで、このツールの特徴を利用し、校内 LANと iPod を使った実験を行った。 iTunes には LAN 内に限定した音楽ライブラリのネットワーク共有機能があり、1台のパソコ ンにデータを入れておくことで、例えば家庭内や学内の LAN 上の他のパソコンでもその音楽ライ ブラリにアクセスして楽曲を再生することができる。今回の実験では、LAN接続した2台のパ ソコンにソフトをインストールし、対象のフォルダにキャプチャーしたリスニングの素材を設置 した。この条件下で、iPod をリムーバルストレージとして活用することで、共有ライブラリを 経由し、デジタル化した学習教材をダウンロードできることが確認できた。 授業での読み書きの学習方法では、発音やイントネーションを学ぶのには難しい面がある。し かし、iPod であれば耳で聞きながら自分のペースで学習が可能であり、場所を選ばず通学の時 間を有効に活用できるものと思う。 3、今後の課題 iPod の普及が前提になるが、共有サーバの設置場所や先生方の教材のデータベース化が進め ば、iPod を使った自学自習の実現は十分可能と思う。 4、 開発環境 ・ハードウェア:iPod nano ・ソフトウェア:iTunes 5、 感想とまとめ 最初は思うように iTunes をパソコンにインストールできなくて時間を要したが、結果的に実 験が成功したのでよかった。いつか本当に iPod が教育の現場で使われればいいな!と思う。 6、 参考文献・URL -5- 課題研究テーマ 『Windows Media を利用したストリーミング配信技術の研究』 1、 目的 インターネットの通信環境に影響を受けないストリーミング配信技術の習得をねらいに、校 内LANや学校のWebページといった、ネットワーク上に掲載できる動画や音声ファイルを 試作する。 2、 概要 近年、インターネットの通信環境が目まぐ るしく変化してきている。インターネットな どのネットワークを介して、動画や音楽など のデータのストリーム(流れ)を受信しなが ら少しずつ処理する、ストリーミング技術の 実用化である。現在、実用化されている主な ストリーミング技術には、リアルネットワー ク社の RealMedia、アップ社の QuickTime、そ してマイクロソフト社の Windows Media など がある。また、これらはいずれもストリーミ ング対応のデータを作成するエンコーダ、配 図1 ストリーミング動画の作成手順 信を行う配信サーバ、データを受信して再生 するプレイヤーの3つのプログラムで構成さ れる。本研究では、フリーウェアの Windows Media エンコーダを利用したストリーミング技術 について音声・動画ファイルの両方で検証を行った。 まず、エンコーダにあたる Windows Media エンコーダは、変換元のWMVファイルを用意す るだけで、ウィーザード形式でストリーミング動画を制作できる画期的なツールである。閲覧 するユーザの通信環境に合わせた適切な帯域の選択や、ストリーミング動画の画質や音質など を細かく設定する機能を備えている。図1に、Windows Media エンコーダを使ったストリーミ ング動画の作成の手順を簡単にまとめてみた。 結果的に Windows メディアのマルチメディアファイルをストリーミング形式に変換するこ とで、ある程度の画質を維持した形でファイルサイズを20分の1以下に落とせることが実験 で検証できた。完成したストリーミングファイルの画質や音質については実際に再生し確認し て頂きたい。 3、 今後の課題 結論として、出来上がったストリーミングファイルを貼り付け、ダウンロードしながら動画 を再生するページを作るとなると、Web サーバがインストールされていない環境では動作しな いことが理解できた。実際に本校のWebページに掲載できるかが今後の課題となる。 4、 開発環境 ・ エンコーダ Windows Media Encoder 、Webサーバ Black jumbo Dog 5、 感想とまとめ 今回ストリーミング動画を作成するファイル変換までは比較的簡単に実行できた。しかし、 再生用の Web ページを設定することに、すごく時間がかかり苦労した。 6、 参考文献・URL 誰でもできるストリーミング http://www.realstream.jp/lecture/ -6- 課題研究テーマ 『Breeze を使った e-learning システムの研究』 1、 目的 最近、インターネットや校内 LAN といったネットワークインフラの整備が着実に進んでいる。 大学や専門学校においても、こうしたネットワークを使った学習環境を提供するサービスが普及 しつつあり、地方や都市部に関係なく学習できる時代になってきている。このような学習システ ムは総称して「e-learning」と呼ばれる。今回、私は Breeze と呼ばれるソフトウェアを使い校 内 LAN を意識した e-learning システムの構築について研究することにした。 2、 概要 Breeze とは、学習教材を作成する Presenter、学習履歴や到達度を保存する Training、面談 機能を Web 上で提供する Meeting、大規模なセミナーやイベントが Web 上で行える Events と いった、4つの機能で構成される。今回は、学習教材の制作がねらいであるため Presenter 機能 に焦点を絞り研究を行った。 Presenter を簡単に説明すると、Microsoft PowerPoint のス ライドに同期する形の動画を埋め込み、今すぐ誰でも利用できる、 効果的で影響力のある学習教材を制作できる機能である。そこで、 はじめに学習教材で利用する授業をビデオで撮影し、そのビデオ をパソコンに取り込み編集を行った。編集した動画は Presenter に埋め込むため、貼り付け先のスライド毎に一度 Flash 形式(swf) に変換した。最後に、変換した動画に合わせて板書の変わり 図 1 試作した学習教材 となるスライドを制作した。そのスライドに swf 形式に変換 した動画を貼り付けた。なお、試作した教材では解説を視聴できるだけでなく、学習内容の定着 度を確認できるクイズマネージャを盛り込んでみた。 3、 今後の課題 本研究で確認できた課題についてまとめることにする。Presenter 機能では、一枚のスライド に対し一つの動画しか挿入できず、動画とスライドの再生時間を調整しなければならないこと。 この制約から、一つの動画で複数のスライドを見せられないなど教材作成の自由度に欠けている こと。以上が問題点として挙げられると思う。 4、 開発環境 e-learning システム:Macromedia Breeze Presenter 動画編集ソフト他:Macromedia Flash MX 2004、Windows ムービーメーカー 5、 感想とまとめ 動画に合わせてスライドを作るのに苦労した。最初は動画をどうやっていれるか分からずにス ライド自体に動画を入れたりしてなかなか進まなかった。説明用の動画に合わせたスライド作り に時間がかかり苦労したものの、試作教材としては満足のいく出来であった。また、Breeze は サーバのメンテナンスの問題が解決されれば、十分実用化は可能なシステムと思う。 6、 参考文献・URL http://www.adobe.com/jp/products/breeze/ -7- 課題研究テーマ 『献立・食品管理システムの構築』 1、 目的 私は将来、管理栄養士になり様々な人の栄養管理をしていきたいと思っている。また、最近では、 メタボリックや児童の生活習慣病などが大きな社会問題にもなっている。そこで、MS-Access を使っ たソフト開発の習得をねらいに、子どもから大人まで楽しく・気軽に栄養について学べるアプリケー ションの開発に取り組んでみることにした。 2、 概要 本システムは利用者の幅広い年齢層を考慮し、コンピュ ータに不慣れなユーザーでも容易に運用・管理ができるよ うにパソコン用のデーターベースソフト「MS-Access」を ベースにアプリケーションの開発を行った。 今回のシステム開発にあたって私が工夫した点は次の 2つである。第一に、検索機能の強化である。複数のコン ボボックスをリンクさせ絞込み検索を行うことで、検索効 率の向上と操作性の機能強化を図っている。第二に、デー 画面1.メニュー画面 タベースファイルの安全面の確保である。Access ファイル使用中は、一時ファイルが逐次作成される ためデータベース本体のファイルが増大していく傾向にある。また、一つのファイルサイズにも2GB という制約があるため、適度に最適化の操作が要求される。 そこで、メンテナンスメニューに最適化する仕組みを構築し、必要に応じてボタンクリック一つで ファイルの最適化が行えるよう工夫してみた。これにより、システム本体が常に最適化された安全な データベースファイルとして保てるようになり、メンテナンス作業が簡素化される。 3、 今後の課題 アプリケーションとして必要な基本機能は完成できた。今後は、フォーム上にカレンダーコントロ ールを設け、カレンダー上からの献立の作成、献立情報の閲覧といった機能が課題となる。 4、 開発環境 データーベースアプリケーション:MS-Access システム言語:VBA(Visual Basic ForApplication) 5、 感想とまとめ 今回の実習で、自分の目指す職業に関わるシステム開発ができる事に好奇心をもっていた。いざ取 り組んでみると、思うようにシステム構造を組み立てる事ができなかった事が残念でならない。しか し、試行錯誤した結果、写真を多く取り入れ、見やすいシステムを完成させる事ができたと思う。こ の経験を栄養士の仕事に活かしたいと思う。 6、 参考文献・URL 「Access システム開発・秀和システム」 他 URL…「http://www.accessclub.jp/index.html」他 -8- 課題研究テーマ 『創立80周年を振り返るモーショングラフィックスの制作』 1、 目的 フォトレタッチソフトと動画編集ソフトの取得をねらいに、創立80周年をモーショングラフ ィックスにまとめることで、記念事業を振り返ってみることにする。 2、 概要 今回、私が作品制作に使用したソフトウェアは Photoshop と Premiere である。Photoshop はデジタル画 像を統合的に編集・作成ができるソフトウェアであり、画 像の補正や特殊効果の適用の他複数の画像を合成して新し い画像を作成するなど、デジタル画像の幾何変換を得意と している。一方、Premiere は高機能でかつ信頼性の高い動 画編集ソフトウェアである。ビデオのキャプチャ-から、 カット編集、特殊効果の適用と言ったDVD作成に至るま での一連の作業が可能である。 図1 ムービー制作画面 この2つのソフトウェアを使用して、静止画をテンポよく、小気味よい動きとともにつなぎ合 わせる映像手法であるモーショングラフィックスの制作に取り組んでみた。撮影した何枚もの記 念事業の写真の中からモーショングラフィックスに使用する写真を選び、Photoshop を使用して その写真の明るさの補正やトリミング、合成などの加工を加え、そして加工した写真と音楽を、 Premiere にキャプチャーし、エフェクト効果やトランジション効果を加え、デジタル画像とし て書き出した。 完成した作品は、旧校歌等のBGMをバックに創立80周年記念事業を振り返ることができる ようになっている。 3、 今後の課題 今回はどちらのソフトも高度な技術は使わずに制作にあたったので、比較的簡単な作品に仕上 がったと思う。次回モーショングラフィックスを制作する機会があったらどちらのソフトも、よ り高度な技術を使い難易度の高い作品を制作したいと思う。 4、 開発環境 写真加工:Adobe Photoshop Elements ムービー加工:Adobe Premiere Pro 2.0 1.5 5、 感想とまとめ モーショングラフィックスを制作するにあたり写真選びと Photoshop での写真加工がムービ ー制作よりも大変な作業で、時間が掛かった。よって、テキストで学んだ基本的な操作のみを使 用して作品を完成させた。もっと Premiere のさまざまな技術を使って制作できたら良かったと 思う。しかし、今回の実習を通して授業で使うことのなかった Premiere を使用することで、新 たにソフトウェアの基本的な使い方を学び、また、私が直接抱えあることのなかった記念事業に 写真を通して触れることができ、いい経験になったと思う。 6、 参考文献・URL -9- 課題研究テーマ 『Flash を活用した電子絵本の作成』 1、 目的 私は将来漫画家になりたいと考えている。そのため、ネットワークを介して読者へと作品を提 供できる電子絵本の活用に目をつけた。読者がどういった観点から作品を購入し、また読みたく なるのかを考えながら、試作品を通して今後の電子絵本の活用について考えてみた。テーマは Flash を使った「電子絵本」の制作である。 2、 概要 当作品は、「Adobe PhotoShop Elements 2.0」でシンボルを作成し、「Flash」にそれ を組み込みシーン再生するパラパラアニメ ーションの応用作品である。ボタンアクショ ンには Action Script を用い、プログラムを 組み込んでいる。今回はフリーソフトを使っ て電子絵本の制作を試みた。使用したフリー ソフト「page flip」では、既に電子絵本も元 図1.アクションスクリプトの記述画面 となる Action Script が記述されており、サ イズ変更等を行い読者の観点から、どういったものが読みやすいか、また、購入したくなるのか を考え、ページ音や立体的に見えるよう、影をつけるなどの工夫をした。 ここで使用した Action Script とは、「Flash」特有のスクリプト言語であり、単なる一方通行 のアニメーションではなく、操作するユーザーを意識したインタラクティブなアニメーション制 作に欠かせない技術である。Action Script は命令文の他に、複数のチームで一つのデータを共 有してもどこになにが記述されているのかがわかるようにコメント機能もついていることから、 大規模な開発にも大いに採用されている。 3、 今後の課題 今回、 「Flash」を用いて制作した電子絵本では、元になるグラフィックを並べることはできる ものの、動作に合った Action Script が単体で存在せず、ムービークリップとしてしか作動しな いことで完成に辿り着けることができなかった。またグラフィックだけで制作するのも困難なた め、高度な Action Script の技術が必要であることがわかった。フリーソフト「page flip」では、 既存の設定を理解するまでに時間がかかり、心残りな点もいくつかあった。どちらにしても、 Action Script の知識が不十分であることが原因となった。 4、 開発環境 ・基本ソフト:Macromedia Flash MX 2004,Adobe PhotoShop Elements 2.0 ・フリーソフト:page flip 5、 感想とまとめ 始めは「Flash」を使い、シンボルを挿入していくだけで簡単にできるパラパラアニメと同じ だと考えていたが、必要な命令文が存在しないために完成できず、前半は大きく時間を無駄にし てしまった。フリーソフトでも、マニュアルが存在しないために自分で Action Script を解読し ていかなければならなかったので大変でした。Flash は今後も個人作品の発表のために使用して いきたいので、勉強していきたいと思う。 6、 参考文献・URL - 10 - 課題研究テーマ 『MIDI シーケンサを使った着信メロディーの制作』 1、 目的 携帯電話の着信音として音楽を鳴らす機能である着メロ。最近では音楽再生機能が飛躍的に進 化し、サイトを通して着メロが簡単にダウンロードできるようになっている。そこで、学校の Web ページに掲載できる着メロを制作することで、着メロの仕組みと特徴を理解し、シーケンサ ソフトの操作法を習得することが本研究のねらいである。 2、 概要 今回、着メロ作成にあたってインターネットで調べた 結果、初めに MIDI ファイルを作成してから、それぞれ docomo は mld 形式,au・softbank は mmf 形式と各携 帯の拡張子に変換させるという方法で着メロが出来上 がっていることを知った。また、MIDI とは、電子楽器 の演奏情報を機器間でデジタル転送するための規格で、 音の高さ(音程)・長さ(音符の種類)・強さ(鍵盤を弾く強 さ)などの音符情報を記録することができる。 私は今回ミノ式 MIDI シーケンサというソフトウェアを使 画面1 MIDI 作成ソフト って、校歌と旧校歌の作成に挑戦した。このソフトは五線譜入力タイプのシーケンサで音符を入 力するのに時間が掛かるものの、パソコンで簡単に MIDI ファイルが作成でき、操作方法がとて も分かりやすいため初めて挑戦する人でも簡単に作れると思う。なお、完成した MIDI ファイル は、それぞれ mld 形式や mmf 形式に変換し Web ページに貼り付けた上、Web サーバにアップ ロードすることで、試聴が可能になる。ただし、docomo 携帯の場合、場合によってはメール経 由でのダウンロードしか対応しない機種があるため注意が必要である。 3、 今後の課題 今回の作品ではピアノが中心の着メロであったため、次回作成するときは、複数の音色をおり まぜた楽曲を仕上げてみたいと思う。 4、 開発環境 MIDI 作成ソフト:ミノ式 MIDI シーケンサ mmf 変換ソフト:Yamaha ATS-MA5-SMAF mld 変換ソフト:Psm Player(PHS Melody Player) 5、 感想とまとめ 初めて着メロを作成し不明な点が多々見られたが、インターネットで調べたり、先生に質問す ることで着メロができあがるまでの制作過程、構造や特徴を知ることができた。また、実際に作 ってみて音符入力の作業はとても大変で時間が掛かったが、意外と簡単に作れることを知った。 また、楽しく実習できたし、私にとってもいい経験ができたと思う。 6、 参考文献・URL - 11 - 課題研究テーマ 『学校生活における QR コードの有効活用について』 1、 目的 近年、急成長をみせる QR コード(以下:QR)を利用して、身近で便利な活用法について探ることが 本研究のねらいである。また、ユビキタス社会を意識した携帯サイトとの連携についても同時に考えて みることにする。 2、 概要 一昔前は QR のマークを見た時に何コレ?と思 った方は多かったと思う。しかし、現在では雑誌、 広告などに QR を掲載することがあたりまえにな り、携帯電話のバーコードリーダーで読み込むこ とで、メーカーのサイトに接続し情報を収集でき るようになった。QR は、縦、横、二方向に情報 を持たせることで、記録できる情報量を飛躍的に 増加させたコードである。最近では、色々な場面 で使われている。 例えば、テレビの野球中継で QR を使ったクーポン配布が始ま った。携帯サイトにアクセス、クイズに回答すると、マクドナル ドで使用できるクーポン券が入手できるというもの。本研究では、 私たちでも簡単に QR を利用し手軽に情報伝達するための手段に ついて試験してみることにした。 まず、QR 作成サイトを利用し、学校の携帯サイトの URL を記 図2・携帯サイト QR 録したスタンプを作成した。Web 上で入力するだけの簡単なもので、 2千円余りで作成できる。今回は、QR の接続先となる携帯サイトに緊急連絡的な情報や着メ ロを掲載しアップロードしてみた。なお、着メロは、同系列の斉藤さんが作成したものである。 いつどこにいても学校からの連絡を瞬時に引き出すことが可能になる。また図1のような身分 証明書を発行することで、簡単に情報交換ができる。木造高校も将来的に上記の身分証明書を 作成してみてもよいのではないだろうか。 3、 今後の課題 携帯サイトや身分証明書 QR にアクセス制限をかけていないため、スタンプ・身分証明書を 紛失すると誰もがサイトにアクセスできることから、悪用が危惧される。また音楽ファイルは、 ドコモでしか再生することができず、au や Softbank、ウィルコム端末でも再生できるように 設定することが今後の課題となる。 4、 開発環境 ・ Q 作くん-QR コード作成→http://qr.popdom.jp(個人情報 QR)、 ・ QR コードのススメ(スタンプ)、Adobe IllustratorCS 5、 感想とまとめ 学校の携帯サイトを作る際に、音楽ファイルを再生するための設定に苦労した。また QR に ついての利用状況の広さを知ることが出来た。進化していく IT の技術は幅広い年代の方やた くさんの人に使われることは制止できない。しかし、このような時代背景の中で、人と人との 触れ合いが希薄になることが心配でならない。 6、 参考文献・URL - 12 - 課題研究テーマ 『Illustrator を利用したピンポンユニフォームのデザイン』 1、 目的 最近、スポーツメーカーなどのサイトでオリジナルユニフォームをオーダーできるページを 見かける。これらのサイトでは、あらかじめ登録されているテンプレートを使用しユニフォー ムを作ることになるため、ある程度の規格の範囲内でしかデザインすることができない。そこ で私は Illustrator の習得をねらいに、本校卓球部のユニフォームをデザインし、将来の夢で あるウエディングプランナーの仕事へ繋げることを考えた。 2、 概要 Illustrator とは、拡大しても点や線といったオブジェクト を構成するドットのジャギーが目立たないドロー系のソフト ウェアに分類される。最大の特徴はベジェ曲線で、これをハ ンドリングすることで簡単かつ強力な描画が可能となる。文 字入力、着色、その他多くの機能があり、イラスト制作のほ か、印刷物(チラシや小冊子)のデザイン、最近では洋服の 型紙のデザインに利用されるなど、DTP 業界のデファクトス タンダードとなっている。 図1 ピンポンユニフォーム それらの機能を利用して、まずユニフォームの型紙をモデリングした。配色やレイアウトに ついても木造高校をイメージできるよう、従来のスクールカラーや校章を配置し、旧制四中を 表す四本のラインを描くなど、永く愛着をもって袖を通せるようデザインしてみた。図1が完 成したユニフォームである。 特に工夫した点は、つがる市のシンボルでもある「しゃこちゃん」の刺繍をパンツに描くア イディアである。 3、 今後の課題 伝統的なユニフォームのデザインをベースにしたため、グラデーションやグラフィックスタ イルを適用しなかったことから、比較的地味なデザインになってしまったような気がする。も う少し斬新なデザインにすれば良かったと思っている。 4、 開発環境 Adobe Illustrator CS 5、 感想とまとめ 当初はベジェ曲線をハンドリングすることに戸惑ったが、時間を重ねていくうちに自分が描 きたいように曲線を描けるようになった。デザインを制作しては修正する繰り返しであったた め、完成したときは感動した。このデザインをもとに卓球部の新しいユニフォームを発注して くれたらどんなに嬉しいことだろう。この経験を活かし、卒業後は専門学校に進学しウエディ ングプランナーとして必要な知識・技術の習得に向け、しっかり努力したいと思う。 6、 参考文献・URL - 13 - 課題研究テーマ 『 事務室の証明書発行システムの構築 』 1、 目的 情報化社会となった今、情報を正確にすばやく表示・管理することが求められる時代となった。 これは学校においても例外ではないといえる。そこでMs-Accessを利用したシステム開 発の習得をねらいに、事務室の証明書交付願の自動化に着目。在校生・卒業生が証明書交付願を 簡単に提出できるようなアプリケーションの開発に取り組むことにした。 2、 概要 本システムは、ウォーターフォールモデルで開発を行っ た。在学生・卒業生を区別するために学籍番号を設け主キ ーとした。また、個人の所属先となる各テーブルにクラス ID・学科ID・年次IDなどの主キーを設け、それらを ベースにリレーションシップを張った。以下は、本システ ムを開発する上で工夫した点である。 一つ目は、ユーザインターフェースにタッチパネルシス テムを考え、コンピュータに不慣れなユーザーも容易に利 用できるようコンボボックスを多用した点。二つ目は、テ ーブル同士にリレーションシップを張ったことで、「年 次・クラス」の二つの条件を指定するだけで学籍番号以下、 画面1.在校生用証明書発行フォーム 氏名・性別・生年月日等が自動抽出され証明書交付願の作成処理を簡素化した点である。 また、従来の証明書交付願の様式をレポートで作成し、画面上で選択した情報が印刷時に差し 込まれるようにし、フォームから証明書交付願の作成をスムーズ且つわかりやすく行えるシステ ムとなっている。 3、 今後の課題 証明書印刷時に対象レコードのみの印刷処理が行えないという不具合が残っている。また、エ ラー処理が十分でないこと。以上が今後の課題になると思われる。 4、 開発環境 ・リレーショナルデータベース:MS-Access ・システム言語:VBA(Visual Basic ForApplication) 5、 感想とまとめ 初めのうちは「Mc-Access」をきちんと把握していなかったために何をどうすればい いのかが分からず苦労した。しかし、先生にたくさん手伝っていただく内に、少しずつシステム を理解できるようになったので良かった。システムの外部設計にもう少し時間を掛けていれば、 もっとスムーズに作成できたと思う。 6、 参考文献・URL ・Accessスパテク298(井上香緒里 ・AccessVBAプログラミング開発工房 尾崎裕子/チーム・エムツー 編著) データベース構築実践編(緒方典子 - 14 - 著) 課題研究テーマ 『タッチパネルシステムの活用方法を探る』 1、 目的 『タッチパネル』とは、画面を見ながらメニューをタッチして簡単に操作できる便利なシステ ムである。最近では、ATM・切符券売機・ゲーム機などさまざまな場面で広く利用され普及し ている。そこで今回、タッチパネルを動作させるために必要なインターフェースの理解とユニバ ーサルデザインの習得をねらいに、専用のタッチメニュー画面を制作することにした 2、 概要 タッチパネルシステムは、付属のドライバソフト をインストールするだけで通常のディスプレイと同 様に簡単に利用することができる。使用するインタ ーフェースについても、古くからある RS232Cの他、 USB(Universal Serial Bus)を使用できるなど、 家庭に普及しているパソコンでも十分に使用が可能 である。今回私は、将来的な有効利用も考え、USB を使い試験してみることにした。 専用のメニュー画面の作成には、MS-Access のフ 画面1.メインメニュー ォームオブジェクトを利用することにした。Access では、ボタンやテキストボックスといったオブジェクトを配置するだけで、比較的簡単にメニュ ーフォームを作成できるようになっている。作成にあたり工夫した点は、メニュー画面を開くた めのログイン画面を作成し、セキュリティ面に配慮したこと、タッチパネルという特性を生かす ため、メニュー一つ一つのボタン等を大きめにデザインするなど操作性を一番に考えた点である。 なお、誤操作を防ぐため、無駄なメニューバー・ツールバーを非表示にし、「ユニバーサルデザ イン(※)」を意識した画面構成にこだわってみた。 また、メニュー画面の動作設定については、今後の改良を見据えマクロではなくイベントプロ シージャを記述し同系列の友人が作成したアプリケーションをリンクさせ動作確認を行ってみ た。 ※ ユニバーサルデザイン・・・老若男女問わず認識・利用できるデザインのこと。 3、 今後の課題 画面全体のレイアウト及び配色、VBA で記述したコードのエラー処理がやや不十分であるな どの課題が残っている。 4、 開発環境 データベースアプリケーション:Microsoft-Access システム言語:VBA(Visual Basic For Application) 5、 感想とまとめ タッチパネルの課題研究が初めてであることもあり少し戸惑ったが、実際に設定・操作するう ちに不安は解消され、その気持ちは興味へと変わっていった。また、VBA も初めての経験であ り、どんなコードでどのような動作をするのか知識不足であったが、なんとか自分でテキストや サイトで調べて完成させることでき満足している。 6、 参考文献・URL VBA で活用する Access データベース(著 吉田佳子 発行/セレンディップ・発売/小学館) Access 2002 活用ハンドブック(著 酒井雄二郎・阿部友計 ナツメ社) - 15 - 課題研究テーマ 『shade 7 basic による 3D グラフィックスの制作』 1、 目的 近年、パソコンの高性能化、CADソフトの低価格化に伴い、様々な場面で3DCGを使っ たプレゼンテーションが一般化しつつある。家庭用ゲーム機、パソコンゲームソフト、映画や テレビコマーシャルを始め多くの分野で需要が広がっている。そこで、高機能 3D ソフトウェ ア「Shade 7 basic」の習得をねらいに、木造高校創立80周年記念の校章入りんごの3Dグ ラフィックスを制作してみることにした。 2、 概要 shade 7 basic とは、3次元コンピュータグラフ モデリング ィックス(3DCG)を制作できる代表的なツールで ↓ ある。縦、横、高さの3方向への広がりで表される立 マッピングの設定 体的なものや、空間を表現するときに使われる。私は、 Shade 7 basic 教則DVDにならい、りんごをイメー ↓ ジした3Dグラフィックスをデザインしてみた。ここ カメラアングルの設定 で、3DCG制作の流れを図1にまとめてみた。 ↓ 3DCGは、2DCGとは違い、いきなり「ブラシ、 ライティングの設定 ペン、筆」というツールで絵を書くわけではない。ま ず初めに、3次元空間における立体図形の位置や形状 ↓ を記述するモデリングを行う。次に、作成した物体の レンダリング 質感や模様などを設定するために、マッピングと呼ば れる材質設定を指示する。物体が完成すると、最終的 図1.3DCG制作のながれ な構図となる方向をカメラアングルにより決め、無限 遠光源や点光源、スポットライト等の光源をライティ ングにより設定する。最後に、背景画像の選択や3D として書き出すための計算処理となるレンダリング を行い、作品となる。 今回制作した作品では、りんごの形状以外にもりん ご表面にある校章についても実際に一からモデリン グしてみた。作品からも分かるように、りんご本来の 持つ光沢や凹凸が多少なりとも実物に近い形で表現 できたように思う。 3、 今後の課題 初めに作ったりんごの3Dグラフィックスの表面 にうまく校章を描くことができなかったため、それら 図2.完成した作品 を別々にデザインし合成する方法で1つの作品に仕 上げた。よって、合成を用いずにモデリングすることが、今後の課題となる。 4、 開発環境 Shade 7 basic 5、 感想とまとめ 最初は、ソフトの使い方も3Dの意味もよく解らず、何もわからないところからのスタート であった。教則本や教則DVDを調べながら、試行錯誤しソフトの基本操作を覚え、りんごの 3Dグラフィックスを作るところまでたどり着いた。二ヶ月間という短い期間ではあったが、 有意義な時間であったと満足している。 6、 参考文献 Shade 7 basic 教則DVD - 16 - 課題研究テーマ 『Illustrator を利用したペーパークラフトの制作』 1、 目的 インターネットや雑誌の付録でペーパークラフトをよく目にする。私は地域や卒業生だけでな く、沢山の人に木造高校を知ってもらうことを目的に、本校の校舎のペーパークラフトを実際に 見て作成することにした。また Illustrator の操作技術を向上させることもねらいの一つとする。 2、 概要 今回、私が作品制作に使用したソフトウェアは、 Illustrator である。Illustrator はポスターやチ ラシといったDTP制作を目的としたドロー系の ソフトウェアであり、直線を引いたり色を塗った りといった操作を得意としている。 また、ペーパークラフトとは、紙を素材として つくる模型でカードモデルとも呼ばれる。ただし、 折り紙と区別するために、一枚の紙からさまざま な大きさ、色、形の部品を切り出して組み立てる ものと定義することもある。平面の紙に印刷されているも 画面1 一棟設計図 のを加工し、作り上げるのが一般的である。パソコンが普及する前は書籍等で流通していたが、 現在ではデータでの販売も進んでいる。 アマチュアが作成したものや会社のプロモーションと して制作されたものがインターネット上で無料で配布されることも多くなっている。 子供用と して配布されている簡単なものから制作に数日を要する複雑なものまでいろいろな素材が公開 されている。木造高校のペーパークラフトを作成するにあたり、校舎等の写真を撮影することか ら作業を始めた。図面は記録した写真をもとに出来るだけ忠実に再現するため、壁の色や窓枠の レイアウトを工夫した。実際にダウンロードし作成することを考え、のりしろや山折り谷折りと いった折り方を分かりやすくデザインしてみた。 3、 今後の課題 ペーパークラフトのデザインに時間がとられ、利用者の作成マニュアルを用意出来なかったこと から、制作には多少の時間とスキルが求められるものと思う。これらの問題を解決するために、説 明用のドキュメントの作成が課題となる。 4、 開発環境 使用ソフト:Adobe Illusrator CS 5、 感想とまとめ 作成にあたり、デジタルカメラで写真を撮影し、写しきれない校舎の細部は授業間の移動の時な どに観察するように心掛けた。また試作を繰り返したことで、より本物そっくりの校舎が出来上が ったと思う。皆さんも是非ダウンロードし私の作品を作成してもらいたい。 6、 参考文献・URL - 17 - 課題研究テーマ 『Flash を活用した幼児教育教材の試作』 1、 目的 私は将来保育士になりたいと考えている。そのため、幼児がパソコンを使い簡単に文字や音声 と触れ合う機会が増やせないかと考えた。そこで私は、保育士のサポートで子どもがひらがなの 書き方を学べる教材制作に取り組むことにした。テーマは Flash を使った「おしゃべり黒板」の 制作である。 2、 概要 本作品は、 「Flash」のボタンアニメーションとひらが なの書き順が再生されるパラパラアニメーションの融 合作品である。 「Flash」とは、Macromedia 社から発売 されているアニメーションや Web ページのナビゲー シ ョン、音楽や動画の再生など、Web ブラウザ上で動作 する様々なコンテンツを制作するためのオーサリング 図1 おしゃべり黒板画面 ツールである。この作品では、子どもにひらがなの読み 方、書き方を楽しみながら覚えてもらうために、ボタンアニメーションを使用している。ボタン をクリックすることで、読みの音声ガイドとともに書き順が表示される仕組みになっている。 ここで言うボタンとは「ボタンシンボル」のことである。 「ボタンシンボル」とは、 「マウスを 重ねる」・「ボタンをクリックする」・「ボタンからマウスを離す」といった、「アップ」・「オーバ ー」 ・ 「ダウン」のイベントに合わせてアニメーションが展開されていくものである。この仕組み は、インターネット上にある「Flash ゲーム」にもよく利用されており、子どもから大人まで誰 もが操作しやすいものとなっている。試作した幼児教育教材ではこの技術が多用されている。 3、 今後の課題 今回制作した作品は、あいうえお順にボタンを押さなければうまく再生されないという最大の 問題が解決されなかった。今後は、Action Script の文法をしっかりと覚え、この教材をさらに 実用的な教材にできるよう改良していきたい。 4、 開発環境 ・基本ソフト:Macromedia Flash MX 2004 5、 感想とまとめ 「Flash」については、授業で触れていたこともあって、初めのうちは簡単に制作できると考 えていた。しかし、いざ制作してみると分からないことだらけで本や先生に頼ってばかりであっ た気がする。結果的になんとか完成させることができたのでそれに関しては満足している。この 研究を卒業後の大学での学習に活かしていきたいと思う。 6、参考文献・URL ・http://kanza.qee.jp/ - 18 - 課題研究テーマ 『ソフトボール部卒業記念 DVD の制作』 1、 目的 テレビなど私たちが身近な映像として目にするものの殆どは、コンピュータで映像処理され 配信されていると聞く。そこで、デジタル動画の仕組みとビデオ編集技術の習得をねらいに、 ソフトボール部卒業記念 DVD の制作に取り組むことにした。 2、 概要 作品の制作にはビデオ編集ソフトとして定 評の高い「Adobe Premiere Pro」を利用した。 このソフトは、ストーリーボードに、作品と して流したい素材(動画・静止画・音声)を 配置するだけで、編集ができる画期的なツー ルである。特にこの機能は、エフェクトコン トロールと呼ばれる。また、タイトルの挿入 や映像間の切り替え効果、各種特殊効果も 豊富であるため、思いどおりのイメージで作 図1.ビデオ編集画面 品を表現することが可能である。 今回の作品では、三年間の対外試合の記録映像、写真をもとに効果音や BGM 等を随所に利 用した心に残る映像に仕上げてみた。完成した作品を見て頂くとわかるとおり、六分弱という 短い映像の中に、私たち高校三年間のソフトボールの思い出が凝縮された作品となっている。 3、 今後の課題 初めての経験でもありソフトの操作についてはほぼ手探り状態であった。また、編集作業と 同時に難しかったのがキャプチャーした映像のシーンの選別とそれを引き出すための効果音 の使い方である。よって、シナリオのテーマに即したビデオ編集スキルの向上が、今後の課題 になると思う。 4、 開発環境 ビデオ編集ソフト: Adobe Premiere Pro 静止画編集ソフト: Adobe Photoshop 5、 感想とまとめ Adobe Premiere Pro は機能性に優れ、とても使いやすく、写真・動画・効果音などの素材 があれば、自分の思いどおりに編集できることがわかった。また機会があれば、より高度な技 術を使った作品に挑戦してみたいと思う。 6、 参考文献 メディアデザイン(出版社) - 19 -
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