親の離婚とこどもの気持ち ☑こどもの幸せを最優先して計画を立てましたか? ☑父母間でよく話し合って計画を立てましたか? 子どもには、親の離婚はかつてない一大事件といえます。 どうしていいのかよくわからない、こどもの状況がわから ないなどご質問があれば、いつでも明石市市民相談室にお 問い合わせください。法律相談、こども養育専門相談など 事情に応じた相談が可能です。 今は、ご自身の離婚のことで手いっぱいかもしれません が、子どもの気持ちも知っていただければと思い、この パンフレットを作りました。これをご参考に、子どもに生 じた不安が少しでも軽くなるよう、かかわってみてくださ い。 子育てによって、親も育てられます。親の配慮で子どもの 笑顔が生まれます。子どもの健やかな成長は、親の喜び、 明石市政策部 誇りとなります。社会はこれを支えます。 市民相談室 〒673-8686 明石市中崎1丁目5番1号 電 話 078-918-5002 FAX 078-918-5102 平成 26 年(2014 年)10 月 作成 明 石 市 アドバイス チェックしてみましょう! すぐにはできないかもしれませんが、子どもの不安を少しでも取り除く 子どもの不安を少しでも取り除くために、次のようなことが大切だ ために、いくつかのポイントをアドバイスします。 と言われています。あなたもできているかどうか、一度、チェック してみませんか。 1 夫婦の問題と子どもの養育の問題を、分けて考えてみませんか。 子どもの前ではけんかをしないでください。それは夫婦の問題で、子 □ 離婚については、子どもの年齢や気持ちに配慮して伝える。 どもにとっては、どちらも他には替えられない存在です。子どもの養育 □ 子どもに、 「離婚はあなたのせいではない」と伝える。 については、できれば「協力的な」離婚にしてみませんか。離婚後も、 □ 子どもの気持ちや言いたいことを、きちんと聞く。 親は子どものための大切な「養育パートナー」です。 □ 子どもの前で、相手のことを悪く言ったりしない。 □ 子どもと一緒に過ごす時間をもつ。 □ 子どもの成長に関心を向ける。 2 ご自分たちの現在の状況と離婚について、話をしてあげてくださ い。そして子どもの気持ちをよく聞いてあげてください。 □ 生活のうえでの小さくない変更は、あらかじめ子どもに伝える。 子どもにとっての離婚という視点から、話をしてください。離婚は子 どものせいではないことをしっかりと伝え、子どもの気持ちを聞き、子 あなたご自身が健康に生活されることが、子どもの安全・安心につ どもが自分の気持ちを表現できる場面を作ってください。離婚後の生活 ながります。 の変化や計画はもちろん、子どもからの質問があれば正面から受け止め て、子どもが安心できるよう、話してください。 ☆ DVなどの場合には、このパンフレット以外に特別な配慮も必要 です。配偶者暴力相談支援センター(℡918-5186)に 3 子どもへの愛情を、言葉やスキンシップで示してください。 お問い合わせください。 離婚をしても、お母さんとお父さんは、あなたが必要とするときは、 いつでもあなたのそばにいること、これからもあなたを大切に思い、育 てていくことを、その都度、くり返し言ってあげてください。 1 2 アドバイス アドバイス 4 子どもと一緒に暮らさないお父さん、お母さんへ。子どもの健 6 子どもと一緒に暮らすお父さん、お母さんへ。子どもが一 やかな成長は、父母共通の願いです。そのために養育費を定期的に 緒に暮らしていない親と気楽に会えるようにしてあげてくだ 支払ってください。 さい。 生活費の不足から、子どもが十分な食事をとれなかったり、一緒に 両親がお互いに協力的であると、子どもも安心して自由に行き 暮らす親が生活費を稼ぐために、仕事のかけもちや無理な残業をした 来することができます。子どもが親の顔色をうかがったり、うそ りしていることもあります。それによって、子どもが家でさびしい思 をついたりしなくてすむように、子どもが子どもらしくふるまう いをしたり、経済的な理由で仲間の輪に入りにくかったり、進学をあ ことができるように、配慮をしてください。 きらめたり、そういうことがないように配慮をしてください。 5 子どもと一緒に暮らさないお父さん、お母さんへ。一緒に住め 7 わが子は大丈夫という考え方を変えましょう。 なくても、子どもと会って、たくさん話を聞いてあげて、そして たくさん話をしてください。 子どもがおとなしくて模範的な生活を送っているように見え ても、表面に出さないだけで、離婚は子どもにとってもつらい 子どもには、父母が両方とも必要です。一緒に暮らしていなくても、 養育費をきちんと支払ってくれて、定期的に会ってたくさん話を聞い ことです。子どもとたくさん話をし、愛情をそそいであげてく ださい。 て、話をしてくれると、子どもは自分が愛されていることを実感でき ます。 3 4 年代別のこどもの気持ちと対応の仕方 ★乳幼児期(0 歳~3 歳前後) 言葉で表現できなくても、 敏感に感じている 子どもは幼いほど、まわりの緊張したふんいきに敏感です。お母さんと 年代別のこどもの気持ちと対応の仕方 ★小学生の時期 お母さん、お父さんは、また戻って くるの? お父さんが子どもの前でけんかしたり、急に一方がいなくなったりすると、 子どもはこわくなったり、不安になったりします。 子どもは、親の離婚のことを理解しているものの、もう一度一緒に お父さん、お母さんは、ご自身のストレスや怒り、気持ちの落ち込みが 暮らせないかという強い期待を持つことがあります。父母がもう一度 あれば、 それによって子どもの方に気持ちが回らなくなることのないよう、 やり直すことについての子どもの期待に対しては、現実的な可能性を ご自身の情緒の安定をはかる手だてを取ってください。 わかりやすく伝えてください。 また、子どもに対しては、スキンシップをたくさんすることで、十分な 関心と愛情を示してあげましょう。 子どもと一緒に暮らしている親が、もう一方の親を非難したり、否 定的な言葉を口にしたりすると、子どもは一緒に暮らしていない親へ の気持ちを封じ、言わなくなります。 ★就学前の時期(3 歳~6 歳前後) 私のせい?……私はこれ からどうなるの? また、子どもが一緒に暮らしている親をなぐさめたり、守ろうとす るなど、まるで保護者のようにふるまうこともあります。 幼児は、親の離婚に対して、自分のせいでお母さんとお父さんが離婚す 子どもが安心して「こども」でいられるように、離婚後も、両親は ると考え、罪悪感を持つことがあります。また親の一方がいなくなったか 子どもに関心を注ぎ、そして子どもが怒りや不安など感じていること ら、いま一緒にいる親もいつか自分から離れていくかもしれない、という を言葉にすることができるように、手伝ってあげましょう。 不安にかられることもあります。 親の一方が突然いなくなるのは、子どもにとって、とてもショックなこ とです。 離婚を決めたときには、 子どもの視点に立って話をしてください。 たとえば、 お母さんとお父さんは一緒に暮らさないけれど、 あなたのせいではないよ お母さんもお父さんも、あなたのことが大好きで、大切だよ 子どもがよく理解できるよう、くり返し話をしましょう。また、子ど もが感じている怒りや恐れなど、子どもの感情、気持ちを聞いてあげま しょう。 5 6 こども養育プランを作成しましょう 年代別のこどもの気持ちと対応の仕方 ★中高生の時期 自分も好き勝手にするよ それでは、パンフレット「お子さんの健やかな成長のために~養育費 思春期には、情緒が不安定になることが多くみられます。父母 の離婚に対して、反抗したり、ゆううつになったり、孤独を感じ と面会交流~」を見ながら、「こども養育プラン」を立て、可能であれば、 「こどもの養育に関する合意書」を作成してみましょう。 たり、時には成績が下がったり、時には登校拒否や家出などをす ることもあります。逆に親の代わりをしようとしたり、優等生に 合意書は、子どもを幸せにするための、子どもへの最高の贈り物です。 お互いに心の底から納得した結論にしましょう。 なったり、家事にも責任を持つなど「背伸び」をする子どももい 無理のない内容にしましょう。自然な気持ちで、誠実に実行しましょう。 ます。いろいろな子どもの変化をしっかりと受け止めましょう。 子どもが親の離婚を経験する中で、自らの複雑な感情に向き合 1 い、親子の間の信頼関係が維持できるように、離婚の事情や離婚 親権者および養育者 お母さんとお父さんのうち、どちらが主に子どもを育てるのがよい 後の生活について、子どもが受け止められる範囲で、ていねいに でしょうか? 話をしてあげてください。子どもが離婚を非難したり、親を攻撃 親の気持ちや便宜よりも、子どもの幸せと安定的な生活を優先しま することがあっても、すぐに反論するのではなく、まず子どもの しょう。 話を聞いてください。子どもには子どもなりの言い分や考えがあ ります。それをよい機会ととらえ、事情に応じて、子どもに謝る ことも必要かもしれません。 2 養育費 子どもと一緒に暮らさない親は、養育費をどれくらい、どのような 離婚後の生活設計を決めるときには、子どもも参加して一緒に 考え、子どもの意見を取り入れるなど、子どもが自分 方法で支払えばよいのでしょうか? ①養育費は親のためではなく、子どものためのものです。 を「離婚の被害者」であると感じてしまわ 養育費は、子どもの生活を支え、心を育てます。養育費を受け取る ないような配慮もしてあげてください。 親に、支払う親の優しさが伝わります。 ②養育費の金額および支払方法について、両親が具体的に合意してく ださい。 7 8 こども養育プランを作成しましょう 母子・父子家庭支援 ③子どもと一緒に暮らさない親は、合意した養育費を定期的な 方法によりきちんと支払うよう努力してください。思うよう に子どもと会えないからといって、養育費の支払いをやめて しまわないでください。 ④子どもと一緒に暮らしている親は、他方が養育費を支払わな いからといって、子どもとの面会交流を打ち切らないでくだ 母子家庭・父子家庭のみなさんを、社会的に支えるしくみが さい。 あります。 ここでは、関連する福祉制度など、主な支援策のあらましに 額や支払方法を変更することもできます。お互いに事情を説 ついてご紹介します。詳細については、それぞれの関連部署 明し、子どもの幸せを優先した話し合いをしてください。 にお問い合わせください。 3 ⑤経済的な事情が変化した場合、両親の合意によって養育費の 面会交流 子どもと一緒に暮らさない親は、子どもといつ、どこで、ど ういう形で会えばよいのでしょうか? ①定期的かつ気楽に会える時間、場所、方法などについて、両 親が具体的に合意してください。可能であれば、子どもの意 見も聞いてください。市が公共施設を提供することもできま す。 ②誕生日、祝日、夏休み、冬休み、お正月やクリスマスなど、 どのように過ごすのか、参観日や運動会に参加できるのかな ど、子どもと一緒に、こどもが楽しくなるような計画を具体 的に立ててみてください。 9 医療費の助成 ◆就学援助 ◆母子家庭等医療費の助成 経済的な理由によって就学させることが困難な保護者に、学 母子家庭の母とその児童、父子家庭の父とその児童、および両親のいない 用品費や給食費などの経費の一部を援助する制度です。 児童などを対象に、保険診療に係る医療費の自己負担金の一部を助成する 【問い合わせ】教育委員会事務局 学事給食課 制度です。 (所得制限があります。 ) 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) ◆こども医療費の助成 (電話/078-918-5056) し ご と ◆高等職業訓練促進給付金事業 中学 3 年生まで(15 歳に達する日以降の最初の 3 月 31 日まで)の子ど 母子家庭のお母さん等の自立に向けた、就業に有利な資格取 もを対象に、保険診療に係る医療費の一部負担金を助成する制度です。 得の促進を目的としています。資格を取得するために専門学 所得制限はありません。 校などで修業する場合について、生活費の負担の軽減を図る 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) ため、給付金を支給する制度です。 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) 手 ◆母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業 当 母子家庭のお母さん等の就業を支援するため、主体的な能力 ◆児童扶養手当 開発の取り組みを支援する事業です。指定している講座を受 父母の離婚などで、父又は母と生計を同じくしていない子どもが育成され 講した場合、受講料の一部を助成します。 る家庭(ひとり親家庭)の生活の安定と自立の促進に寄与し、子どもの福 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) 祉の増進を図ることを目的として、支給される手当です。支給期間は、対 象児童が 18 歳になった後の最初の 3 月(中度以上の障害がある場合は ◆就労相談 20 歳到達)までです。 (所得制限があります。) 母子家庭のお母さん等の就職や自立に向けた支援を行うため 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) に、就労支援員を配置し、就労の相談に応じています。就労 を希望する母子家庭のお母さん、父子家庭のお父さんと面談 ◆児童手当 を行い、その方の状況やニーズに応じてハローワークなどの 中学 3 年生まで(15 歳到達後の最初の 3 月 31 日まで)の子どもを養育 関係機関と連絡調整を取りながら、自立に向けた就労支援計 している方に支給されます。 画の策定や情報提供などを行います。 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078-918-5027) 11 12 相 談 ◆法律相談(弁護士) ◆母子相談 ・相談内容/法律問題全般 母子家庭に関する生活相談 ・相談日時/毎週火曜日・金曜日午後 1 時~4 時 ・相談日時/月~金曜日 午前 9 時~午後 5 時 (年末年始、祝日を除く) ・相談場所/児童福祉課 電話/078‐918‐5182 【問い合わせ】児童福祉課(電話/078‐918‐5182) (年末年始、祝日を除く) ・相談時間/1人(組)20 分 ・対 象/市内在住・在勤の人 ・申し込み/当日の午前 8 時 55 分から市民相談室で電話予約 受付 ◆家庭児童相談 【問い合わせ】市民相談室(電話/078‐918‐5002) 家庭における児童の問題 ・相談日時/月~金曜日 午前 9 時~午後 5 時 ※火・木・金曜日には、臨床心理士による相談も 実施しています。 ・相談場所/子育て支援課 ◆出張法律相談(弁護士) ・相談内容/法律問題全般 ・相談日時/大久保市民センター(毎月第 2 月曜日)、 電話/078‐918‐5097 魚住市民センター(毎月第 3 月曜日)、 【問い合わせ】子育て支援課(電話/078‐918‐5097) 二見市民センター(毎月第 4 月曜日) (年末年始、祝日を除く) ◆こども養育専門相談(FPIC 職員) ・相談内容/離婚や別居に伴う子どもをめぐる相談(養育費や 面会交流) ・相談時間/1人(組)30分 ・対 象/市内在住・在勤の人 ・申し込み/事前予約が必要。毎月1日(閉庁日の場合は ・相談日時/毎月第4木曜日午後1時~4時 (年末年始、祝日を除く) ・相談時間/1人(組)60分 翌開庁日)午前8時55分からその月の相談 について市民相談室で電話受付 【問い合わせ】市民相談室(電話/078‐918‐5002) ・申し込み/事前予約が必要(先着順) 毎月1日(閉庁日の場合は翌開庁日)午前8時55分 から、その月の相談について市民相談室で電話予約 受付 ※そのほか市では、幅広い分野で相談窓口を設けて相談に応じて います。気軽にご相談ください。 【問い合わせ】市民相談室 【問い合わせ】市民相談室(電話/078‐918‐5002) 13 (電話/078‐918‐5002) 14
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