四日市市立保々小学校だより 6年生を送る会 2016.2.29.(月)№43 「5年生のみなさん、ありがとうね。」 6年生を送る会が、先週金曜日行われました。「5年生のみなさん、ありがとうね。」こ の言葉は、送る会が終わって、中校舎の3階で聞かれた言葉です。6年生の子どもたちが 廊下ですれ違う5年生の子どもたちにかけていた言葉です。そんな声をかけてもらった5 年生が「ああ、やってよかった。」という思いを持ったことは言うまでもありません。送る 会の終わりに教頭先生が言っていた「あたたかい気持ち」が、ここまで続いていたのです ね。6年生を送る会の様子をお伝えします。 【6年生入場:5年生のアナウンス 一人ひとりが紹介されます】 6年生を送る会は、6年生一人ひとりが紹介される中、6年生 入場から始まりました。6年生にとっては、どんな紹介がされる のか、ちょっとドキドキしながら、でもアピールも忘れずに、下 級生が囲む中を入場します。 「6Aの・・・、6Bの・・・、6C の・・・」今年の卒業生は個性派揃いです。 【4年生:6年生ありがとう】 全校のトップバッターは4年生でした。4年生の時 の思い出を思い出してもらおうと、工藤直子さんの 「のはらうた」の詩が紹介されます。そして今年度の 三泗音楽会で歌った「10才のありがとう」の詩を「6 年生ありがとう」にかえて、お世話になった6年生へ のお礼の言葉としました。6年生に送るエールは運動 会の応援団顔負けの力強さでした。来年度の運動会の 応援も安心してバトンタッチできました。 【3年生:とうふ作り・きなこ作りの思い出】 3年生と言えば「豆腐作り・黄粉作り」です。大豆 を挽いて黄粉作りをするところは、段ボールと新聞紙 で石臼を作りました。石臼の横から黄粉が出てくる様 子も、うまくできていました。また、豆腐作りはミキ サーを手作りして、豆絞りをしてにがりを入れて大き な豆腐の出来あがり。「あったかいんだから~」を文 字って「おいしいーんだから~」と照れながら表現し てくれたところも受けていました。 【2年生:音読げきスイミー】 国語の時間の思い出と言えば「スイミー」ですね。 何度も何度も音読したことを思い出し、台詞を覚え、 劇にしてくれました。小さな魚たち、大きなマグロ、 海の中の生き物たちを表現し、最後はみんなで大きな 魚になって海を泳ぎます。そこから生まれた言葉が 「仲間と一緒にがんばってください。」でした。その 2年生の思いは、6年生の心の中に届いたと思います。 【1年生:レッツゴーいいことあるさ】 「GO WEST」の編曲「レッツゴーいいことあ るさ」を元気いっぱいに歌った1年生。6年生はもち ろん、全校のみんながその元気さに手拍子を贈り、 「お 世話になった6年生の卒業だなあ。」という気持ちでつ ながり、会場が一つになりました。大きな声で「ご卒 業おめでとうございます。」 「お世話になりました。」の 言葉の後、6年生全員の名前をペアになっていた1年 生一人ひとりが「○○さん、△△さん、ありがとう」 と言ってくれたのには、胸が熱くなりました。 【5年生:5年生の声】 「安心してください」のパフォーマンスの後、1学 年違いの5年生だからこその思い出がスライドでも紹 介され、秋の運動会で踊ったダンスを5年生全員が再 現してくれました。お礼の気持ちは「海の声」の替え 歌でした。 「もうすぐ卒業、楽しかった小学校生活・・・ 保々の思い出、友のつぶやき・・・」と心に響きまし た。さすが次期最高学年の5年生でした。 【6年生:卒業ソング『友~旅立ちの時~』】 全校合唱「世界に一つだけの花」では、小さい花と 大きな花を下級生が作り、6年生一人ひとりの輝きを 表現しました。それを受けて、いよいよ6年生です。 お礼の言葉に続いて、卒業式で歌う「友・旅立ちの時」 が披露されました。卒業式に出られない4年生以下の 下級生にとっては、これが6年生の最後の歌声です。 そして、6年生の代表から、5年生へのお礼の言葉 と「学ぶことが楽しい学校」にしていって欲しいとエールが贈られ、卒業していく中で「仲 間」を大切にしていきたいという思いを全校のみんなに伝えてもらいました。 最後は紅白の花のアーチとペーパーシャワーを浴びる中を6年生が退場しました。在校 生の中を歩いていく6年生の顔が笑顔いっぱいになっていたことが、この「6年生を送る 会」の大成功を物語っていたのではないでしょうか。嬉しい光景でした。
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