Vol.91 東葛川柳会後援野田川柳会会報 平成29年4月5日 発行 野田川柳会 野田句会月例会(2017.3.1) 出席者:20名 欠席投句:1名 会場:欅のホール4F「研修室」 司会:成島 静枝 記名:長島 康、松本八重子 宿題「相槌」大塚すきま風 選 相槌が嬉しい人と散歩する 富田 相槌が上手な人は好まれる 首上下ニワトリになる部長室 相槌が草臥れてくる愚痴話 老いの道相槌うって妻をたて 相槌を打っては妻の召使 適当に打った相槌恋に落ち 高崎 憲一 河井 和寿 長島 康 松本八重子 松本八重子 成島 静枝 うっかりと相槌打ってしらんぷり 相槌を打たせて騙す詐欺手口 気が置けない人と相槌リフレッシュ 相槌は二人の会話句読点 相槌をヨイショしてると見透かされ 夫婦でも相槌次第で嵐呼ぶ 山田 節子 河井 和寿 富田 明美 大石なづな 松本 康男 黒木 英子 相槌を打って最後は従わず アイヅチをくれる人だけ見て喋る めんどうな話に相槌打っておく 相槌を理解したかと勘違い 相槌を打つすきもなくまくしたて 相槌を打ったそばから切り返す 遊 人 上原土志夫 大石なづな 松本 康男 平井 花 松田 絹子 相槌を打たぬと聞けぬ長話 特選 志田 1 明美 則保 「んだ、んだ」と分かってくれるおらが里 頷けば出るわ出るわの嫁の愚痴 相槌をうつもうたぬも袖の下 軸 長島 大塚 黒木 婚活で相槌を打つムコ候補 宿題「椅子」 康 来夢 英子 大塚すきま風 黒木 英子 選 和服着て席ゆずられて御満悦 この椅子は昔無理して買った椅子 窓際の椅子空きました天下り 椅子席か聞いて二次会参加する 割烹も座布団外し椅子席に 空かないと上に行けない後継者 休日出勤部長の椅子に鋲を置く 大塚 来夢 大石なづな 成島 静枝 成島 静枝 松田 絹子 金子 四郎 遊 人 なんとなく座る所が決まってる 教室の椅子にきざんだあの名前 S席で悠々舟漕ぐジェントルマン また失敗課長の椅子が遠くなる 腰かけの仕事いつしか40年 鏡台の椅子と語って50年 金子 四郎 平井 花 長島 康 遊 人 河井 和寿 大塚 来夢 腰かがめ症状を聞く丸い椅子 腰掛けに凭れ只今爆睡中 人生色々見守って来たベンチ 黄昏にベンチでゴロ寝ああ無情 真ん中はいつも見渡す母の椅子 バス停に欲しい私のすわる椅子 松田 絹子 石井 忠行 長島 康 梶山美枝子 松本八重子 大石なづな 長歩きベンチ見つけてへたり込む 椅子つかみ片足立ちのリハビリ中 特選 車椅子慣れた頃にはギブス取れ ひとときを椅子に寄り添い何思う ジャズにワイン安楽椅子のユートピア 軸 松本 富田 康男 明美 松本 山田 志田 康男 節子 則保 窓際の椅子でも椅子と達観し 黒木 英子 2 席題「康」 遊 人 選 AKB育てて康大稼ぎ 家康から経営学を学び取り 太ったね小康の姉気遣って 山口千ひろ 志田 則保 大塚 来夢 健康を父母に感謝し墓参り ロンとヤス呼び合うトップいた昔 努力せず健康寿命延ばしたい わが取柄体が丈夫能天気 腰曲がりO脚歩きでも健康 医療費を減らせる身体つくりあげ 松本八重子 成島 静枝 松田 絹子 上原土志夫 富田 明美 高崎 憲一 愛人と康らかな日々悠悠と 犬の名に康子と付けた片思い 健康食ばかり食して早死す 康熙帝清の行く末基礎固め 特選 健康が取柄美人に遠くいる 康らかか惚けているのか能天気 梶山美枝子 志田 則保 平井 花 金子 四郎 成島 石井 静枝 忠行 健康を九割引きで買っている 軸 健康が一番だけど欲しい金 長島 康 遊 人 秀句賞を大塚すきま風様、黒木英子様より頂きました。 7点句(内特選4点) 5点句(内特選4点) 4点句(内特選1点) 3点句(内特選3点) 3点句(内特選2点) 合評句会 多機能な家電いちいち妻を呼び 春が来て春の真ん中別れあり 若いねって悪い気しない70代 医療費の控除膨らむ申告書 あらまあと一別以来顔のしわ 成島 静枝 上原土志夫 富田 明美 松田 絹子 黒木 英子 3点句(内特選1点) ほどほどのヨイショで殿と丸く住み 波風を立てれば気が済む春嵐 長島 志田 山本由宇呆講師評 〇 カルチャーの年寄りばかり朝のバス 〇 ほどほどのヨイショで殿と丸く住み 〇 ジム通い老学校と子は笑い 大石なづな 長島 康 大塚 来夢 △ あらまあと一別以来顔のしわ 黒木 3 英子 康 則保 △ 首縮め頭にショール足カイロ △ 若いねって悪い気しない70代 △ 多機能な家電いちいち妻を呼び 石井 富田 成島 忠行 明美 静枝 関宿勉強会(2017.3.9) (出席者7名、欠席者4名、会場:関宿中央公民館会議室① 13:00~16:00) 1.川マガ「新鋭柳壇」高瀬霜石選に学ぶ(資料) 山本由宇呆講師 2.川柳鑑賞(自由吟互選・合評) 3点(内特選2点)したたかに今日もあしたもいく老後 志田 則保 段飾り払い落として孫座る 関 水戸子 2点(内特選1点)暖かくなればなったで花粉症 松本八重子 甘やかした娘の子供よく育ち 石坂こう介 1点(内特選0点)ゴーギャンもゴッホも観たが記憶なし 古谷 則子 閉じこもるニートもロマン主義者かも 山本由宇呆 山本由宇呆講師選 〇 甘やかした娘の子供よく育ち 石坂こう介 △ 暖かくなればなったで花粉症 松本八重子 △ したたかに今日もあしたもいく老後 志田 則保 △ 段飾り払い落として孫座る 関 水戸子 △ 旅行から戻り我が家で大の字に すずらん 3.実践特化・入選にこだわる(川マガ 2017/2 月号)山本由宇呆講師 会員の活躍 とも(3月号) (川柳欄) 家族より廻りやかまし適齢期 AIに人間くささだけは勝つ のだジャーナル(3/4)(川柳欄)宛先の違い気付かぬ偽メール (3/11)(俳句欄)紅梅や思い届かぬ片便り (3/18)(川柳欄)我中古器官良好まだ生ける バス揺れて弾む会話と食べ放題 (3/25) (川柳欄)滑り抜け逃げる石鹸追いかける 松本八重子 松本 康男 松本 康男 梶山美枝子 石井 忠行 梶山美枝子 石井 忠行 雛祭り短歌大会 (天)変り雛トランプ氏まで顔揃え世の移ろいを知る雛祭り 鳴子 百合 (佳)八十路超え趣味の木目込み立ち雛は目もとやさしく孫の顔なり 松本八重子 4 会員の一言(◆は外野の一言) 先日は会報「ひばり」を郵送頂き有難うございました。4/5日の句会は欠席しま すが、宿題と自由吟同封します。4/13日の関宿勉強会は出席出来ると思います ので自由吟も同封しました。5/11日の吟行会は参加したいと思いますので後日 詳細お知らせください。 (航四朗)◆ご連絡有難うございます。連絡用にと切手シ ート頂きました。その所為でしょうか?吟行チラシ多方面に飛んでいきました。 冠省 難病に罹って4年になります。未だに正確な病名が明白になっておりま せん。担当医から「多系統萎縮症」とか「小脳萎縮症」とも言われ、難病のパー キンソン病の方向にあります。 (中略)川柳を学んでいて覚えたのは、この25年 間の趣味は「映像作り」でした。全国を旅しながらドキュメンタリーになる題材 を探して映像創作をしてきました。ところがこの体になり撮影に苦難を極めてい ます。その点川柳は体の具合に寄っては投句で済ます方法があります。後半生の 趣味に「身を使って汗をかく」と「大脳を使って学ぶ」二つの趣味を持ちましょ うと提唱しております(すきま風)◆難病に負けるな川柳ここにあり!!不屈の 精神で川柳に取り組む姿勢に会員一同エールをお送りします。 野田市の句碑めぐり 堤根 菅原神社 松澤 龍一 関東地方に春一番の吹いた日、平成二十九年二月十七日、堤根にある菅原神社 を野田俳句連盟の有志と訪れる。上花輪村、高梨順信が家族、村々、事業の繁栄 を祈願して、堤根新田に建立した菅原道真の廟である。飛梅伝説にちなむ「飛梅 天満宮」の額も残っていて、今も社殿に掲げられている。 ここには二つの句碑がある。一つは「芭蕉・素堂句碑」で、文化十四年(1817 年)に上花輪村、高梨孫七により建立された。 梅可香耳能っ登日濃出る山路か南 (梅が香にのっと日の出る山路かな) 日能廻累世界を梅の□本ひか奈 (日の廻る世界を梅のにおいかな) 芭蕉 素堂 素堂は江戸時代前期の俳人の山口素堂のこと。素堂には有名な〈目には青葉山 5 ほととぎす初鰹〉の句がある。甲斐国巨摩群上教来村(現在の山梨県北杜市)の 生れで、二十歳ごろ家業の酒造業を弟に譲り漢学を志し江戸に出て、芭蕉と俳諧 の一座をなしていた。門弟ではなく友人として親しく交流を続けていたようだ。 もう一つは「天離斉夷守の句碑」。文政十一年(1828 年)に天離斉夷守により 建立された。前文に「朝夕のいとまハ、菅神に詣て奉て子孫光栄を祈りてかつ御 庭に梅さくら樹木を年々植かへぬ。末の代迄もこころさしの朽ましき事を思い、 御祠前に聊の碑を建、是につたなき一筆を残しぬ、年六拾歳、天離斉夷守、文政 十一年のとし子七月立之」とある。 丹誠乃枝丹尊し梅の花(丹誠の枝に尊し梅の花) 天離斉夷守は前掲の「芭蕉・素堂の句碑」を建立した高梨孫七の雅号である。 「天離斉」の「天離」は「あまざかり」とも読める。 「夷守」は「ひなもり」と読 み、邪馬台国の辺境を警備する軍事長官のことで、 「あまざかる鄙」に掛けている のであろう。 春嵐句碑へ大樹のお出迎え 連理なる杉の大しき風二月 梅郷に梅のこころや素堂句碑 井上きよ美 金田めぐみ 椎名 鳳人 江戸の世に「世界」の用語春一番 堤根の社に東風の騒を聞く 松澤 髙橋 龍一 宗史 ☆ 編集後記☆ ●野田にはお寺や神社が多くある。お寺や神社には句碑が建てられていることが多 い。野田俳句連盟の有志と野田市内の句碑を訪ねている。句碑を訪ね、その由来を 知り、その前で一句と言う趣向である。堤根の菅原神社を訪ねた時の小文を載せて いる。 ●3月26日(日)は千葉で千葉市民川柳大会が開かれた。野田川柳会会長の成島 静枝さんが選者で招待された。ご本人は緊張していると言われていたが、何の何の 堂々たる選者ぶりであった。女は度胸の静枝さん、野田の誇りです。(遊人) 野田句会 次回予定 5/11 吟行句会 チラシ参照 次々回 6/7「欅のホール」研修室 宿題「暗い」2句と自由吟1句 投句締切 5/25 関宿勉強会 次回予定 5/11 野田句会合同吟行句会 チラシ参照 次々回 6 月 15 日(木)関宿中央公民館 会議室① 自由吟1句 投句締切 5/31 6
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